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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. セブン・シスターズ 《ネタバレ》 人口過多と食糧不足によって子供は一人しか認められず、二人目からは抹殺される未来世界。 そのために、7つ子が曜日ごとに一人の人間を演じて隠れて生きる。 7人のうちの1人が外で人差し指を切断する怪我をしたために、他の少女たちも父から指を切断されるシーンがとても印象的。 かなり無理のある設定だけれど、この辺りから次第に物語に引き込まれていく。 身内の裏切りというどんでん返しもあって、サスペンスとしては最後まで目が離せない。 1人7役でまったく違ったキャラを演じているのも見どころ。[DVD(吹替)] 7点(2019-07-06 21:07:55)《改行有》 2. セッション 《ネタバレ》 フレッチャーが『フルメタルジャケット』の鬼軍曹そっくり。汚い言葉で罵倒してニーマンをぎりぎりまで追い込んで鍛える。そんなやり方にろくに怒られたことのない現代っ子がついていくのは難しい。 ニーマンにもあまり好感は持てない。友達ができないのもわかる、嫌なヤツだ。フレッチャーに潰されたという気持ちは理解できるが、父親が出しゃばって密告したのはガッカリ。もう大学生なんだし、自分から情け無用の競争に挑んでしくじったのは自分の責任でもあるんだから。 ただ、密告の報復を謀るフレッチャーのワナにハマり、負け犬のように去るかと思えば、引き返してからのセッションは息を飲む。 まさに闘い。憎悪に狂ったフレッチャーを、音楽の力で目覚めさせる。「なかなかやるじゃねえか」フレッチャーの目がそう言っていた。 ラストで彼女とよりを戻すといったような、興ざめなラブストーリー色を入れなかったのも良かった。[DVD(吹替)] 7点(2017-03-12 08:31:50)《改行有》 3. 青天の霹靂 《ネタバレ》 劇団ひとりの思わぬ才能に驚き。ベタな話ではあるが、泣き所をしっかり押さえている。 母の無償の愛と父の不器用な愛。物語自体はよくあるタイムスリップものだし、都合の良すぎる箇所はいくつもあるのだけれど、役者の力もあって泣かされる。[DVD(邦画)] 8点(2016-10-05 23:05:19)《改行有》 4. セッションズ 《ネタバレ》 ポリオによる全身麻痺の障碍者とセックスセラピストの交流が生々しい。なるほどこんな感じになるのかと。でも、麻痺があっても感覚は生きているのだから、性欲だって健常者と同じはず。むしろ制約がある分、その欲求はより強くなるのかも。38歳の男の頭の中は童貞中学生と同じレベルで、微笑ましいような切ないような。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-28 22:22:43) 5. セルビアン・フィルム 《ネタバレ》 パゾリーニ監督が撮ったような、タブー満載のエログロ&残虐性の高い映画。でも、こちらのほうがもっと悪趣味で救いがない。元ポルノ男優が築いた家庭の幸せを、これでもかというくらい完膚なきまでにグチャグチャに壊す。 米サイトの「一度見たら二度と見る気になれない不穏なホラー映画」17作のうちの一つ。この手のセレクトでは、最高に面白い映画、感動的な映画も当然見たいが、最低の面白くない映画、吐き気がする映画のような類も、どんなものかと見たくなる。ゲテモノ見たさというやつか。見てどうなるわけでなく、こんなものかと気が済んで、それで終わりになるのだけれど。 快楽殺人だけでなく、幼児や子供のレイプまで入っているので、嫌悪感、不快感を催すのも無理はない。ただ、リアルにこんなことがあれば戦慄するが、制作者のあざとい意図を感じて所詮は作り物感が先行するので、作品世界には入りこまずに俯瞰で眺めている感覚。なので、超刺激的な内容なのにインパクトはなかった。つまらないので、二度見る気にはなれない。[インターネット(字幕)] 3点(2015-05-25 23:18:01)《改行有》 6. 戦争と一人の女 《ネタバレ》 主演女優の棒読み状態がすごく気になる。 坂口安吾原作で台詞が小説風なこともあるのだろうが、江口のりこは他の作品だとこんな風ではないので、感情のない女の演出だろうか。 それにしても違和感があり、狙いとしてもハズしている。 濡れ場はあっても少しもエロくなく、演技の下手なブサイクにしか見えず、江口の良さがまったく感じられない。 戦争で片腕となった帰還兵・大平が起こす強姦連続殺人。 その男に強姦され首を絞められて初めて感じる主人公。 そんなものに共感も何もできたもんじゃない。 死に瀕したときに生の本能に目覚めるということかもしれないが、見方によってはチンケなAVドラマ並の展開にシラけてしまう。 こんなのは原作にはないことだし、それどころか大平という強姦魔キャラさえいない。 映画化するにあたり付け加えたなりのメリットがあればいいのだが、狙いが奏功したとは思えなかった。 大平が日本軍や天皇のことを取り上げて釈明するのが、自分の異常性欲快楽殺人を正当化するように見えて反吐が出る。 よくあることだが、犯罪者が罪の意識もなく家庭環境や社会のせいに責任転嫁するのと同じような嫌悪感。 戦争を風刺しているようだが、反戦メッセージがその嫌悪感に邪魔されて響いてこない。 これが初長編監督作品だからなのか、演出、脚本、キャストなど、すべてしっくりこず迷走している印象。[DVD(邦画)] 2点(2014-10-10 00:24:17)《改行有》 7. ゼロ・グラビティ 映像は見事だがストーリーは凡庸。 映画館で観ないと意味がなさそう。[DVD(吹替)] 4点(2014-07-07 18:18:26)《改行有》
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