|
プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
|
1. 戦争・はだかの兵隊
《ネタバレ》 まずは、記事の作成に御協力して下さった鱗歌さんに感謝、感謝ですっ!
マリオ・モニチェリによる傑作戦争コメディ。
ニーノ・ロータの穏やかで何処か哀しさもある音楽が印象的。
舞台は第一次大戦。徴兵検査から訓練、一時の平和から一気に戦争へと突っ込んでいく内容。
徴兵をちょろまかそうとするが騙されて結局軍人となってしまう前科者のジョバンニ、
ジョバンニを騙して金をくすねたが紆余曲折を経て相棒となる衛生兵のオレステのデコボココンビ。
物語はどんどんシリアスになっていくが、ところどころに転がるギャグでクスクス笑ってしまう。
くすねた煙草をくすねた相手に勧めたり、列車の上での追いかけっこ、手榴弾のインク、ドアでのやり取り、特にジョバンニとコンスタンチーナの“再会”シーンは爆笑。
そもそもイタリア人がノリノリでナンパしているだけでも笑ってしまう。ドサクサにまぎれて人妻の胸を揉むなよ・・・w
ニワトリの件も和んだ。
だが、戦争となるとシリアスだ。
爆弾に火を付ける作業は怖かったし、鉄条網を伏せて不意を付いたり、食事中の敵兵を撃たなきゃならない辛さ、ボロボロの兵士たちを見て歓迎パレードが葬式の通夜のように静まり返る場面、遠くで閃光が飛び交い味方が焼かれているというようなシーンは凄かった。D.W.グリフィスの「國民の創生」を思い出した。
戦いは冬から春へと移っていく。
街での“別れ”のシーンは切ない。
雨の中での砲撃は火薬が湿気らないだろうか?
ラストは哀しい結末だが、軍人として、そして仲間のために秘密を守って散っていく姿はカッコ良くて胸に迫った。[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2015-01-02 21:41:03)《改行有》
2. 戦場にかける橋
《ネタバレ》 「アラビアのロレンス」は退屈だったけど、この映画は退屈する事なく最後まで見させてもらった。
といっても、「逢引き」みたいな女性映画のリーンが好きな俺としては、どうしても野郎ばっかりの内容&ラストのオチに引っかかる。
捕虜収容所における日本軍とイギリス軍の心のぶつかり合いと交流、それを押し流すように戦争の現実が迫るスリルに満ちた作品。
軍の命令で軍人の誇りを命懸けで貫く斎藤大佐の意地、部下たちを守るために職務と誇りを貫こうとするニコルソン大佐の意地。
「クワイ河マーチ」を高らかに口ずさむ姿は、ニコルソン大佐たちの抵抗の証でもある。
戦場の縮図とも言える、極限状態の収容所における激しいぶつかり合い。
人間の尊厳、名誉、魂を巡って彼らは言葉を交わす!
銃を持たなくとも戦争は戦争なのだ。
様々な衝突を経て結ばれる「絆」。
「橋をかける」という共通の目的が、立場を超えた「道」を造っていく。
後半はその「道」の崩壊までをスリリングに描く。
収容所を脱走したシアーズ中佐の意地。
「偽物」から「本物」の戦士に成長していくシアーズたちの力強さ、崩壊の足音が迫るニコルソンと斎藤大佐。
3つの「サー」。
どちらも死んで欲しくない、どちらも無事にたどり着いて欲しい、どっちを応援すれば良いのか解らなくなってくる。
劇中におけるニコルソンと斎藤大佐の交流がさらに掘り下げられていたら・・・一層心苦しい気持ちになっただろう。
ラストシーンの皮肉、哀しさ、虚しさ・・・は解るけど、ちょっと腑に落ちない終わり方。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-09 23:23:39)《改行有》
3. 成功の甘き香り
ショービジネス界の内幕を暴く傑作フィルム・ノワール。
秘密を暴く事が生業のコラムニストも、裏では妹と肉体関係を匂わすような疑惑に満ちた存在というのが皮肉だ。
ニューヨークの夜間撮影の美しさは素晴らしい。[DVD(字幕)] 9点(2014-03-23 00:15:08)《改行有》
|