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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ゾンビ2001 ザ・バトルロワイヤル 《ネタバレ》 まず90年が製作年なのにゾンビ2001っていうタイトルにするあたり勝負を諦めてる感じです。 と言うのはこの作品に限ったことではないのですが、みんな大好き(?)ドイツの3大鬼畜監督の1人、アンドレアス・シュナースの初期ゾンビ映画。 もうストーリーや設定なんてヘロヘロで、演出とかカメラワークなんてどんなに控えめに言ってもそこらへんの学生さんの方がよっぽど良いもの撮るよな、と言う出来です。 ではこの作品の見どころは?と聞かれればそのゴア描写。 クオリティはまあ置いておくとしてとにかく全編にわたって吹き飛ぶ首と手と血飛沫と内臓のオンパレード。ストーリーや演出などを犠牲にしてゴア描写にステータス全振りしたようなこの潔さは好感が持てます。 アナログのビデオ撮り作品のため、チープさは目立ってしまいますが、個人的にホラー映画はこうしたチープな方が雰囲気でるし特殊効果の拙さもカバーできると思うので良いと思います。 まともに観るととても観られた代物ではないのですが、そもそもこの監督の作品をストーリーだ演出だなんて視点で観る人は皆無だと思うので、諸々込めて5点くらいが妥当かと思います。 もちろんゴア描写の量と情熱に関して言えばは10点満点です。[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2021-07-20 02:46:01)《改行有》 2. ソナチネ(1993) 黒澤氏亡き後、いまや日本が誇れる監督ってのはもう武しか残ってないように思える。沖縄の自然、生と死、日常と非日常、正常と狂気が見事なコントラストを織り成している。台詞が少なめながら、それ以上に演技が語っている。血生臭い表現がそれほどないにも拘らず、狂気が画面からひしひしと伝わってくる。それらが示しているテーマは「生」そして「死」。そして、我々は、村川という男の「人生」というソナチネ(小ソナタ)を聴くのである…。[ビデオ(邦画)] 7点(2004-08-24 14:33:59) 3. ソルジャー(1998) 《ネタバレ》 カート・ラッセルとジェイソン・スコット・リーの無口マッチョメンはかなり良いのですが、冒頭で優れているところを見せ付けてた新ソルジャーが、後半まるで嘘のように次々と死んでいくのが「…」でした。もう少し粘ってくれよって。それに、最終的に残った二人の戦いもなんかあっけない。もう少し長回しに撮るか、文字通り、血で血を洗う戦いにして欲しかった。ストーリーもいたって普通だし、まさに可もなく不可もなくな作品って感じです。5点(2004-05-24 00:06:49) 4. 続・死霊のはらわた 前作同様、死霊のはらわたとは全然関係がない“似非続編第2弾”しかも前作以上に破局しまくっているという困った作品。刑務所を脱獄した凶悪犯グループが山間の宿に立てこもるが、実はそこはゾンビパウダーを研究するじいさんが住んでいて、1人また1人と餌食になっていく、というのが大まかなストーリー。1度でもこのビデオパッケージを見た人なら“ついにゾンビ・キングが目を覚ます”というフレーズが気になるところだと思うが、1時間たってもそんなモンは出てこない。約1体、それらしきものは出てくるが、すぐにどっか行っちまうし、わけ判らんシーンが大量に出てくる、展開がわけわからん等々非常に困った、且つ「またやっちまったぁ!つかまされたぁ~~!」と実感する映画である。 2点(2003-11-01 02:07:40) 5. ゾンビドローム(1994) “ホラーの帝王、ゾンビ復活!!”この宣伝文句を読んで、作品を見る前の意見…「おぉ、久しぶりの正統派かぁ!」、見た後「ど、どこが復活だぁぁぁぁ!!!」つまり、見事につかまされた1本。ゾンビといっても“オゾン”という麻薬がもたらす禁断症状がなぜか死人をよみがえらせるというトンデモナイZ級の設定。“全編に渡り繰り返される頭部破裂シーン”というのも、最初に超絶にショボイ1発があるだけ…したがって、この映画に関する全ての宣伝は“ウソ”です!そして、コイツを作り上げたのは【新・死霊のはらわた】の監督を務めたJ・Rブックウォルターなる人物です。 1点(2003-10-31 18:59:26)
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