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1. 続・激突!/カージャック
ストーリー的・時代的にアメリカン・ニューシネマ系統の作品にも見受けられますが、映画としてはニューシネマよりも現代の作品にずっと近い雰囲気を持っており、スティーブン・スピルバーグの非凡でモダンな才能を十二分に発揮したデヴュー作だと思います。スケールの大きな演出とヴィルモス・ジグモンドの美しい映像で、地味な話をきちんとエンターテインメントに仕上げてある。多くの「ニューシネマ」と違って、たぶん現在観ても古臭い印象は受けない筈。これが凄い。惜しむらくはこの邦題。こんなタイトルの所為で、今一つ正当な評価を受けてない様に感じます、7点献上。[映画館(字幕)] 7点(2006-02-11 00:01:27)
2. 続・猿の惑星
フジテレビったら、なんてタイムリーなんでしょ。確かにティム・バートン版は1作目よりも続編群に近いということが良く解る。類似点は2点、①猿の擬人化が激しい、②故にテーマが希薄になる(=駄作化する。バートンはこのことに気がつかなかったのかなぁ?)。この「続」の脚本はチャールトン・ヘストンが3作目以降の出演を拒否した為に、ああいうラストになったようです。それと、バートン版も含めた全「惑星」での猿のベスト・アクターは決してティム・ロスなどではなく、ジーラ役のキム・ハンターだと思います。んで、「続」の評価はバートン版に同じく3点献上。3点(2001-12-16 00:21:09)
3. ソイレント・グリーン
映画のストーリーもそうですけど、街に溢れる群衆をブルドーザーで「撤去」していく映像は衝撃的。人口爆発による食糧不足で、生鮮食料品が一部の特権階級しか口に出来ない未来の映画です。SFミステリーとしても秀逸に作られていると思います。このころは全米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンのファンでした、と言いつつ7点献上。7点(2001-08-06 11:33:10)
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