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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 曽根崎心中(1978) 宇崎竜童といえばダウン・タウン・ブギウギ・バンド、髪は突っ張りリーゼントにサングラス、正直好きでなかった人物なのだが、この人を映画に起用した増村保造監督はすごい人だと思う。映画も最初はド素人の主役と音楽が気になるなあと思って見ていたのだが、どっこい映画にはまってしまった。それほどすごい映画だ。梶芽衣子さんが多くの賞をとったのはわかるし、脇役陣もうまい。近松門左衛門の心中ものなのだが、愛の深さに感動せざるをえない。[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-04-03 17:46:00) 2. 卒業生 超ミニのスカートにノーパン、全裸で泳ぐローラとすごく刺激的なシーンの連続だが、どうもストーリーが退屈。一応、マーラ族の新年を体験することが目的の旅のようだけど・・・。[映画館(字幕)] 3点(2012-07-23 03:16:36) 3. 続・エマニエル夫人 性をタブー視する傾向は今でもあるが昔はことさらひどかった。下品なもの、猥褻なものと考えられ、3本立て成人映画と同レベルに扱われたこともあった。この「エマニエル夫人」のシリーズはまさにそういう意識の変革と性の解放(特に女性向けの)だったと思う。 この続編は、前作のあの有名なポスター写真を撮ったフランシス・ジャコベッティによるもので、エマニエルは磨きがかかっていっそう美しくなっている。場面の変わりが早くうっかりすると筋を見失ってしまいそうになるが、センセーショナルだった前作に比べ落ち着いて見ることができる。 [映画館(字幕)] 5点(2011-07-26 10:07:01)《改行有》 4. 続・猿の惑星 《ネタバレ》 今でこそ、この映画の評判の悪さにも納得がいくが、当時の私にはまったく思っても見なかった。前作のすばらしいできばえとあの衝撃的なラストシーンであれば、続編を見たいと思ったのは当然のことである。そして、人類の生き残りで口のきけないノヴァの魅力に、もう一度見てみたかった。 映画は廃墟の街ニューヨークから、さらに発展していく。禁断の地区とは何なのか、どうして人間を猿が支配する世界になったのかと。とにかく前半は前作のすばらしさをそのまま引き継いでいた。 ところが謎の地底人が出現し、テレパシーは使う、肝心の主人公テイラーはいなくなる。このあたりから、とたん様相が変わってきた。そしてあのコバルト爆弾を神に祀る信仰心、これはどうなることだろうと猿の軍団と地底人の対決を見守っていたら、最終的にあんなことに・・・。 そういえば、あの頃は米国ではベトナム反戦運動、日本では安保反対闘争、平和への思いが特に強かった時代でもある。また米ソ冷戦の時代であり、核実験や核開発が盛んだった時代でもある。互いに相手国を壊滅させるだけの核兵器を持ち、均等を図ることによって平和を保つ、いわゆる核抑止力が公然と大手を振っていた時代である。 映画はこの抑止力が全くの無意味、世界全滅へと向かう何者でもないことを証明するかのごとく終わる。 これで、この映画も完結した、悲惨な結末だとその時はそう思った。[映画館(字幕)] 6点(2011-06-10 00:29:31)《改行有》
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