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1. 続・秘録おんな牢
「続」と付いてますけど、単に舞台が再び女牢になっただけで、一作目とストーリー的繋がりはありません。前回が女牢内部の人間関係(と牢内のしきたり)に重きを置いた展開だったのに対し、今回は奉行所の不正を巡るストーリーになっていて、物語的面白さで言えば圧倒的にこっちが上です(それでも陳腐な話に変わりありませんが…)。その代わりエロ度は更に低くなってます。また、安田道代演じる今回の主人公は姉御肌の女囚なので、虐められるばかりでなく、積極的に物語を引っ張っていきます。シリーズの基本コンセプトは「お嬢様がとんでもない所に囚われて、外界とは全く違う掟を強制されて虐められる」というものだと思いますけど、その意味で本作は、「秘録」シリーズでは異色作になるかもしれません、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-19 00:01:51)
2. その男ゾルバ
今現在、熱戦たけなわのアテネ・オリンピックで競技の合間、頻繁に奏でられているのが本作のテーマ。生命力を具現化した様なゾルバという豪胆なギリシャ人のテーマ曲はそのまま、闘志を燃やす競技者への賛歌、ギリシャ選手への応援歌として相応しい。で、本作は、普通に考えれば相当悲惨な物語(ギリシャ人が観て気持ちのいいものなんだろうか?)ながら、それを吹き飛ばすゾルバの個性、そして「その男」に問答無用の説得力を与えたアンソニー・クインの圧倒的な存在感が素晴らしい作品。「マレーナ」役(?)のイレーネ・パパスも、モニカ・ベルッチ以上の演技と美しさを披露。“Zorba the Greek”を「その男ゾルバ」とした邦題のセンスも凄い。彼と共にステップを踏めば、きっと生きる気力も湧いてくる筈です、7点献上。7点(2004-08-24 18:09:26)
3. 続・黄金の七人/レインボー作戦
日本には手塚治虫という唯一人の天才がいた為に、マンガやアニメが加速度的に発達しました。しかし諸外国に於いては、もちろん手塚治虫はいなかったので、同じ事が映画に於いて起きたのではないでしょうか(逆に、日本ではマンガやアニメが映画の発達を阻害したとも言えるでしょう)。この映画を観たら、そんなことが頭に浮かびました。この続編は泥棒映画ではなく、続編らしくスケール・アップしたスパイ映画になってます(ロッサナ・ポデスタ嬢の見せ場も3倍増量。ビジュアル的には、もろ「アベンジャーズ」)。展開からガジェットまでがチープで楽しいお約束。そしてオープニングとエンディングは、続編映画ならではのカタルシス。これを粋と言わずして何と言おうか、7点献上。7点(2002-10-06 18:36:40)(良:1票)
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