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1. ソラリス
レムの原作やタル版を知っている人から見れば、見れなくもない映画では?ただ、基の深遠なストーリーを「一般的なアメリカ人に理解できる夫婦愛モノ」に仕立て、基の哲学的な空気感を「メリハリのないテンポとぶつ切りなカット割り」で再現しようとするやり方は「頭悪そう」という印象だけを残してしまった感もありますね。「2010年」を見る前の期待と不安、見た後の「最悪ではないけど・・・」という溜息感覚を思い出しました。どうせなら、クルーニーをもっと無名な俳優にして、完全なカルト映画にした方がよかったかも。(でもそうしたら、日本で公開はしてないだろうけど・・・)4点(2005-03-22 19:06:00)
2. ソウ
《ネタバレ》 若手映画クリエイターの「才気煥発で猪突猛進型の勢い任せムービー」という感じ。ジグソウとアダムの関係(おそらくは、間接的な共犯者関係にあったのでしょう)など、実は、よく練られているシナリオ(ただし、深読みしないと、その良さは納得できない)と、多少の中だるみはあっても、テンションをキープして突っ走る演出があいまって、「低予算映画かくあるべし」という、次の作品に期待を抱かせる出来に仕上がってます。こういう作品を見るたびに、「邦画のエンタメ路線モノは、サンダンス系を手本にすればいいのに・・・(大作エンタメは、どうせ、予算と反りが悪いんだから・・・)」と思ったりします。8点(2005-03-22 18:57:00)
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