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プロフィール |
コメント数 |
118 |
性別 |
女性 |
年齢 |
41歳 |
自己紹介 |
前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。 なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議… 簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)
<採点基準> 10 :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる
9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!
7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!
5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない
3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔
1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら
これからもよろしくお願いします!
令和2年10月10日 |
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1. ウォーターボーイズ
《ネタバレ》 観賞当時はまだ高校を卒業して1年が経つか経たないかくらいの時期だったので、中学・高校と部活に明け暮れていた自分にとって、本作は胸が熱くなりました。個人的な思い入れが加味されて、点数は8点です。映画自体を単純に評価するならば、6~7点かと思います。
本作は「若者らしい真っ直ぐさ」に溢れてキラキラしています。舞台が夏ですし、海やプールの水しぶきの眩しさも手伝って、甘酸っぱい恋模様がよりキラキラして見えます。けど、何よりも「一つのことに一生懸命になる若者たちの真剣さ」は、純粋に見る者の心を打つのだと思います。
人が何かを始める切っ掛けや動機は、後々考えてみると極めて単純・凡庸だったりするものです。大切なのは続けていくこと。継続することで初めて見えるもの、分かることがたくさんあるからです。傍目から見た彼ら(初期からのシンクロ部員)は、一風変わった個性的な人たち。簡単に根を上げそうにも見えます。しかし彼らは、周囲から馬鹿にされても粘ります。始めたからには上を目指して努力し続けます。団体競技であれば、特に協調性を持って仲間との信頼関係を築きながら進んでいかなければなりません。その様子を変にクソ真面目に描かず、コミカルに仕上げている辺りに、本作の良い姿勢を感じました。
しかし、少々粗さも目立ちます。コメディ演出が意図して過剰にされていることは理解できるのですが、少々鼻につきます。竹中直人さんはおふざけの天才でもあるでしょうが、何をやっても竹中直人でしかないんですよね。。良くも悪くも目立ち過ぎて浮いているのが、本当に残念です。
終盤の彼らには心を奪われます。物珍しさから来る愉快と、純粋な笑いの融合が見事です。地道に努力し、仲間と助け合い、慰め合って前に進んでいく様は、次第に周囲の人間を惹きつけ、自然と応援してくれる人が増えて行くのですね。「努力は報われる」「お天道様は見ている」という言葉、此処に有りにけり。[DVD(字幕)] 8点(2018-12-02 13:53:55)《改行有》
2. ヴァイブレータ
《ネタバレ》 「人に触れたい」という欲求は「自分も触れられたい」という欲求の裏返しだと思う。
人の温もりはなぜ心を落ち着かせ安らかな眠りを誘うのだろうか。
彼女は、自らにつき纏う孤独や虚無感を払拭したかった。
まるでこの世のすべてが自分を拒絶しているように感じた時の恐怖と絶望は底知れない。
己の命など無価値で生きていることすら罪深く感じ、
死神が耳打ちをするかの如く、死の世界への誘いが聞こえてしまうのだろう。
しかし、そんな時ほど人間は弱く浅ましくなる。
死への恐怖が拭えず生への執着ばかりが生まれ、生きている事の実感を欲する。
それが「自傷行為」に帰結するのだろう。
リストカットだけではなく、本作のように過食嘔吐、飲酒、不眠などがそれに含まれ、セックスもまた然りだと思う。
人間の五感に様々な角度から影響を与えることが、すでに自傷行為なのだ。
たとえそれが快感であろうと無かろうと。
彼女は現状を打破し、自分を変えたかった。
しかし、それが自分独りの手では不可能であると彼女は悟っていた。
だから見ず知らずの男の手を借りた。 過去を何一つ知らない、今の自分だけしか知らない男を。
そして彼女は彼の手によって小さな変化を遂げる。
情緒不安定になった彼女が嘔吐し、その後男と入浴をするシーンがあるが、
その一連の流れは、まるで赤ん坊が母胎から出て口の汚物を取り、
産湯につかり、母親の腕に抱かれるまでを描いているようだと思った。
彼女が彼によって生まれ変わった瞬間、つまり「生まれ変わり」の象徴なのだろう。
胎内とも言える男のトラックの中で彼女は彼の優しさと温かさに触れ、
彼から聞く話が自分の知らない世界であることに興味を持ち始め、
最終的には苦しみながらも、自分の手で殻を破って外界へ飛び出す。
産まれたての臆病な彼女を、男は自らの手で浄化し、愛でる。
無条件に近い愛。 見返りが無いのに、惜しみなく注がれる愛。
彼女が欲していたものが手に入った瞬間だったのだろう。
しかし、彼女はだからこそ気がついたのかもしれない。
最終的に必要なのは自身の強さや自立であることを。
彼と一緒でもそれは可能かもしれない。
しかし、彼女は親離れを選択し、自立の道を独りで歩もうと決心したのだ。
最後コンビニで見せる寺島しのぶの表情が素晴らしい。
徐々に物悲しく不安げになっていくのが、なんとも美しかった。[DVD(字幕)] 7点(2008-11-18 16:54:28)(良:1票) 《改行有》
3. 海猿 ウミザル
《ネタバレ》 予想よりも良かったが、少し中だるみ感があり上映時間よりも長く感じられた。
日常ではお目にかかれない海保という世界にスポットを当てたのは良いと思うが、
内容は続編を意識しているのが見え隠れしているため『海保入門講座』という感じ。
良い意味で分かりやすいけど、悪い意味で在り来たり感は否めない。
光っていたのは、ちびノリダーこと伊藤淳史と藤竜也。
彼らの存在が映画にメリハリを与え、良い緊張感が生まれていたように思う。
そして、特に味を出してたのはやっぱり藤竜也。
彼の存在は別格で、厳しくも情に厚い上官を見事に体現していた。
改めて驚いたのは、加藤あいの美しさ。
一時期の鶏ガラのような痩せ方は影を見せず(それでも細すぎだが)、
女性らしさとあどけなさが混同していてとても魅力的だった。
バスのキスシーンは、見ているこちらもドキドキする甘酸っぱさがあって良かった。
この映画のイチバンの見どころ、それは海保訓練生たちの身体です。
筋肉フェチ(特に割れた腹筋・引き締まったおケツ)の私にとって、
鍛えられた男たちの肉体美は最高に目の保養になりました。
本当にご馳走様です、ありがとうございました。[DVD(字幕)] 6点(2008-11-17 17:03:42)《改行有》
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