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プロフィール |
コメント数 |
1252 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。 【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。 【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。 5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。 また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。 |
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21. 宇宙ショーへようこそ
《ネタバレ》 宇宙旅行の目的地だったイヌの惑星は、りょうけん座(猟犬座)のM51銀河にあったらしい。けっこう遠いので驚いてしまうが、複数の銀河を含む広大な文明世界の中で、地球が辺境の惑星として知られているというのはかなりの知名度である。
内容的には、宇宙生物や小物の設定などに力が入っているのはわかるが、全体的にはどこかで見たような要素の組み合わせという印象で、大作の割にはセンス・オブ・ワンダー不足という気がした。また宇宙人側の背景事情が細切れでほとんどわけがわからず、力みすぎて破綻したようにも見えていたが、それでもまあ普通に面白い冒険ファンタジーだと思う。
銀河系外に出るような大冒険でも、子どもらにとっては夏の体験の一部に過ぎず(合宿の枠内にちゃんと収まっていた)、その後も普通に夏休みが続いていたらしいのが変というか微笑ましいのだが、5人それぞれに何か心境の変化はあったものと思う。特に最年長の少年は、大人の期待に応えようとするあまり狭い責任論ばかり語って情けなかったのだが、今回はみんなの力を借りて、あえて困難に立ち向かう体験をしたのはよかった。
また映像面では、朝陽の射すわさび田の風景と、彩度を抑えたイヌの都市の景観が印象的だった。
なお後半で敵役の登場人物が、拉致した人々を強制労働させて「弱い者を救うことこそ、宇宙の未来だ」と言ったのに対し、味方の登場人物が「自分の力で生きることが真の未来だ」と反論していたのは、“国民に雇用をあてがう大きな政府など不要”と言っているように聞こえて、これが新自由主義とグローバル化の時代の教育的観点なのかと苦笑してしまった。個人的には政府部門の役割はなお重要だと思うが。[DVD(邦画)] 6点(2012-05-09 23:18:44)(良:1票) 《改行有》
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