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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
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変更日付順12

1.  運命じゃない人 《ネタバレ》 皆さんがお書きの通り、日本風の地味なクエンティン・タランティーノかガイ・リッチーって感じ。「運命じゃない人」というタイトルの上、卑屈な女(NOVAのCMの人?)の視点で始まるオープニングに「これは失敗かも…」と一瞬不安になりましたが、探偵の視点へ移行してからは、新鮮味は無いものの俄然面白くなります。主人公の朴訥青年への探偵の献身的な友情に、何か捻りを加えた「原因」を設定したいのと、甘めのラストが少し不満。出来れば、この卑屈な女もニセ金を掴まされたまま、風俗に身を落とす位のブラックな味付けが欲しかった所です、6点献上。[地上波(邦画)] 6点(2007-04-01 00:02:53)

2.  ウィスキー 出勤し、シャッターを開け、電気を点け、機械のスイッチを入れ、運ばれてきたお茶を飲む。そして代わり映えのしない靴下を作り続ける。たぶん何十年ものあいだ繰り返されてきた、儀式にも似た日常。この無間地獄の様な日々に埋没して暮らす兄の元に、そこから飛び出した弟が、ほんの少しの「変化」を連れて戻ってくる。不変を愛する兄、変わり続ける弟、そして変わらぬ毎日を生きながら、実はずっと変化を待ち望んでいた女が、互いに微妙に作用し合い、新たな関係を構築していく。例え僅かな変化でも、一度変わってしまったものはもう元へは戻らず、やがてそれは大きな変化をもたらすことになる。弟が去った後、以前の日常を取り戻したつもりの兄も、既に昨日とは違う明日へと足を踏み入れていたのです、7点献上。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-22 00:06:22)

3.  運転手の恋 あるタクシー運転手の一人称視点で語られる、台湾製の思い込み型ラヴ・コメディ。我らが宮澤里惠はヒロインの婦警さん役ですけど、扱いはかなり小さく、ストーリーは主人公とその家族(タクシー会社社長の父、司法解剖医の母、実験マニアの妹)を語るのに費やされます。シュールな両親の馴れ初めや会社の前の魔の交差点、タクシーの様々な客、そして一目惚れした婦警さんに会う為に、ひたすら交通違反を繰り返す主人公と、コメディらしいエピソードは並んでましたが、全体的にカラッとしてない為か、そんなには笑えませんでした。淡々としつつ、やけに重苦しい、コメディらしからぬ演出に問題があると思います(雰囲気や映画の作り等からは、香港よりも韓国映画の影響を強く感じます)。そういったことで、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-01 00:03:23)

4.  UDON かなり遅れてやってきた讃岐うどん映画。「参考文献」としてクレジットされてる「恐るべきさぬきうどん」が出版されたのは10年以上前(ほぼ「原作」と言って良い)。私が文庫版を、腹を抱えながら読んだのは5年以上前。讃岐うどんチェーンの出店攻勢も既に昔話(大して成功した様には見えません)。そして今更登場した本作は、うどんブームを盛り上げるどころか、ブームの息の根を止める徒花みたいな仕上がり。とにかく、こんな映画に2時間14分もかける神経が解らない(30分は刈り込める)。おふざけばかりに時間を費やし、「一般店」「セルフ」「製麺所」の違いやバラエティに富んだ食べ方といった、「本場の讃岐うどん」の探求もされてないし、オチの意味も不明。取って付けた様な父と息子の確執や、夢を語る小西真奈美のナレーションも白けるだけ。これを観る金と暇があるんなら、「原作」を読まれることをお薦めします(マジで「ダ・ヴィンチ・コード」より面白い)、3点献上。[試写会(邦画)] 3点(2006-08-21 00:04:48)

5.  歌追い人 時代設定や「失われた民謡を探求する」というプロットから考えれば、純粋に「夢を追う」という話で良かったと思う。しかし現在の時代性を加味してしまい、「女性の自立」的なストーリーに変換してしまってるのが残念。また、「妹がゲイである」というのも直接作品のテーマには関係なく、単に火事を起こす為だけに使われてしまってる。全体としてはそんなに悪くは無いんですけど、それぞれの設定やテーマを深く描かないので、結構中途半端に感じました。本作の魅力は物語よりも、劇中で歌われる素朴なフォーク・ソングの数々。特に、当時14歳(!)のエミー・ロッサムの歌は「オペラ座の怪人」の時よりも凄いと思う。今やパニック映画女優になりつつありますけど、是非歌唱力を活かした方向に進んで欲しいと思います、5点献上。[地上波(字幕)] 5点(2006-08-12 00:03:29)

6.  ULTRAMAN リアル・ウルトラマンということで少し期待しましたけど、出来は今までのと大差ないんじゃないですかね(最近の「ウルトラマン」は良く知りませんが…)。どうせならもっと金を使って、ディティールに凝って作って欲しい。タイトルを英字にして科学特捜隊を出さなければ、それだけでリアルになるってもんでもないでしょう(本作の自衛隊よりウルトラ警備隊の方がリアルなんじゃないか?)。空中戦のCGはまるで「ハニメーション」だし、息子の病気もほとんど物語に関係ないまま進行する。「ウルトラQ」の設定を借りて親の世代に媚を売る前に、もっとやるべきことがあった筈です、3点献上。[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-07-22 00:04:26)(良:2票)

7.  ウルトラヴァイオレット(2006) (ちょっと長めで失礼します) 「訳の判らない世界観の中で暗躍する、超絶身体能力を持った女暗殺者」というオープニングは、嫌でも「イーオン・フラックス」の苦い記憶を呼び覚ます。また、かなり見飽きた感のある「人間vsミュータント」という図式が、不吉な予感を抱かせる。実際、ほとんど「イーオン~」や「リベリオン」と変わらない雰囲気だし、物語に新味は無いし、全体的な映像は「CASSHERN」を髣髴とさせるレベル(何と全編デジタル撮影とか…)。それに、見せ場が前半に集中してて非常にバランスの悪い構成です。しかし本作には、観る者を説き伏せるだけの(同時にツッコミ所でもある…)ヴィジョンとアクションがある(これがインディ上がりの女流監督とオタク系監督との違いか。かなり北村龍平にも影響されてそう)。そしてミラ・ジョヴォヴィッチ嬢は、こういう役をやらせればシャーリーズ・セロンが霞むほど輝く逸材なので、とにかくカッコ良い。様々なアーティストが描いた(風の)、各国版の架空コミックの表紙をコラージュしたタイトル・バックもカッコ良かった。たぶん酷評が並ぶとは思いますけど、そんな訳で私的には全然OKでした、6点献上。[試写会(字幕)] 6点(2006-06-23 00:04:17)

8.  渦(2000) 本国では非常に高く評価されてるらしい、運命の糸に操られた男女を描くサスペンスフルな心理ドラマ。しかし、私には今一でした。まず、このギスギスした主人公がどうにも好きになれない。轢き逃げしておいて何のお咎めも無いし…。基本的にこの女(たぶん何不自由なく生きてきた上、根拠の無い自信家)の心の変遷を追ってる筈なんですけど、彼女がどーゆー風に自分の心と折り合いをつけたのかも最後まで判りません。更に、ホラー風に演出された深海魚(?)のナレーションの意味も不明。そしてもう一つ気に食わないのが、ドグマ風カメラワーク。映像はブルーを基調とした美しいものですが、例によってクローズ・アップを意味無く多用するブレまくりカメラ。私には「観辛い」以外の効果があるとは思えません、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-13 00:01:50)

9.  ヴィタール これまで塚本晋也が一貫して描いてきたテーマは「何かに取り憑かれることによって外部へと開放される魂」だったと思いますが、今回はそのテーマが非常に判り辛い。記憶を無くした男が取り憑かれたのは自身の過去なのか、恋人との思い出なのか、恋人の死体なのか、解剖という行為なのか、それとも死そのものなのかが不鮮明。また物語自体も、外ではなく、内へ内へと向かっていく。基本的な物語構造は塚本映画らしくても、元々テンションの低い浅野忠信を主人公に据えてることで、テーマや作劇の方向転換を試みたのは明白。しかし結局、主人公(の心)の変化が最後まで伝わってこない。二人の女のキャラの立ち方も少し控え目。塚本監督にとって本作は、新たな段階への「助走」なのかもしれません、5点献上。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:05:58)

10.  Vフォー・ヴェンデッタ 原作の背景はサッチャー時代のイギリスをモデルにしてるらしいんですけど、映画は明らかに現在のアメリカをモデルにしてる。議長の演説や弾圧の指針はジョージ・W・ブッシュその人のもの。となると、差し詰め「V」はマイケル・ムーアかウサマ・ビン・ラーディンって所か。「人民が政府を恐れるのではない、政府が人民を恐れるのだ」というスローガンももっともですが、民主国家で有権者を恐れてない政治家も余り見当たらないと思うので(少なくとも選挙前は)、これも北朝鮮の頭が爆発した眼鏡デブ位にしか通用しない。そしてヴィジュアル・イメージはお定まりのナチス(&「1984」)。要するに、物語やイメージに新味が無い上、私にはしっくりこないのです。「問題作」としても底が浅い。もっと「V」の個人的な復讐寄りで物語が組み立ててあれば、もう少し楽しめたかもしれません。あと、脚本構成がまんま「マトリックス・リローデッド」と同じだったことも気になりました、6点献上。[試写会(字幕)] 6点(2006-04-22 00:05:21)

11.  ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 教科書通りの伝記映画。つーか、幼少時に兄弟を亡くしたトラウマを抱え、麻薬中毒を克服したミュージシャンって、ほとんど「Ray」と代わり映えしない題材。これは別にジョニー・キャッシュが悪い訳ではもちろんなく、こうも続けざまに同じ様な脚本に仕上げたハリウッドが悪い。邦題に付けられた副題が、本作のあるべきテーマを示してます。これは絶対にジョニーとジューン・カーターを同等に描くべきでした。「君につづく道」の「君」は、ジューンであると同時にジョニーでもあるのです。二人の長い長いラヴ・ストーリーとして構成すれば、ラストはずっと感動的になったでしょう。ところで、二人揃ってアカデミー賞にノミネートされましたけど、本作のリース・ウィザースプーンの演技と歌は圧倒的。この点は彼女に捧げます、6点献上。[映画館(字幕)] 6点(2006-03-03 00:03:59)

12.  美しい夜、残酷な朝 デヴィッド・フィンチャーのパクリ(リスペクト?)っぽいものの、自分の世界を明確に映像化してあるパク・チャヌク作品や、クリストファー・ドイルと組んで持ち味のインディ臭さを廃した陳果作品はそれなりに見応えがあった。面白さで言えば、私もやっぱり「餃子」。現にプラセンタをガブ飲みしてる女性が多いのも事実だし(今はBSE関係で手に入らないのかな?)、人間の女は鬼子母神より恐ろしいということでしょうか。それにしても、こういう風に並べられると三池崇史作品(と言うより「邦画」特有)の貧乏臭さが際立って、辛いものがあった。こんな企画なら、もう少し他国に負けない「品質」で勝負して欲しい。また、私は長谷川京子も初見でしたけど、何で売れてるのか良く解りませんでした。という訳で、全体をひっくるめて5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-25 00:13:10)

13.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 ニューヨーク近辺(?)からボストンにいる別れた妻の元に、預かっていた子供を送り届ける父親を描いたロード・ムービー…なのか? ヴィジュアル・イメージはどこかオリジナルの雰囲気を漂わせつつも、流石に恐怖感と迫力は満点(攻撃開始時の「ブォーン!」という警笛が良く解りませんが…)。ティム・ロビンス宅でのサスペンスも一級品。ダコタ・ファニングちゃんも面目躍如の絶叫クィーン振り。また、序盤の車中の会話の長回しなんか、どうやって撮ったんだか判らない凄いカメラ・ワーク。でも全体を通すと、何か「エネミー・ライン」と「サイン」を合わせた様な感じだし、古典に敬意を表したにしても、このラストはどうしても陳腐に見えてしまう(兄の生存が陳腐さに拍車をかける)。そういった訳で、惜しくも5点献上。[映画館(字幕)] 5点(2005-07-08 00:13:25)

14.  海を飛ぶ夢 (長々と失礼します) 愛と生と死を描いた、言わば禅問答の様な作品。私はこれまで、深く考えずに「尊厳死」なるものを支持してたと思う。しかし驚いたことに、本作を観てその考えが変わりました。これは明らかに単なる自殺です。借金を苦にしてビルから飛び降りるのと何ら変わりません。本作の主人公が他の人と違うのは、その自殺に人の手を借りなければならないということ。ここが最大のポイントです。「愛する人に殺させるか?」、若しくは「愛する人を殺せるか?」と問われれば、私にはとても無理です。愛とはエゴイスティックな感情。例え相手が植物状態で回復の見込みが無くても、ただ生きていて欲しいと願うのが人情ってもんです。植物状態の人間にとって命に意味は無いかもしれませんが、周りの人達にとっては、その人が「生きていること」こそ重要。他人の為に命を投げ打つのが崇高な行為なら、他人の為に生き続けることもまた崇高な行為の筈。そこに命の意味が生まれるのです。恐らくフリアはそのことに気づいたのでしょう。中身のスッカラカンなロサは気づかない。最も複雑な感情を体現していたのはマヌエラ。主人公の意思を尊重したい気持ちもあるし、愛する家族を失いたくないとも思っている。介護を負担にも感じているし、世話することに喜びを見出してもいる。ここに答はありません、たぶん何処にも無いでしょう…。それにしてもアレハンドロ・アメナーバルという人は、ホントに映画作りが巧いですね。特に序盤の、主人公の過去の見せ方には惚れ惚れしました。それでも私的に特別な感動はありませんでしたが(隣に座った女性は号泣してますた)、色々と考えるきっかけを与えて貰ったので、7点献上。[映画館(字幕)] 7点(2005-05-13 00:11:44)

15.  ウェルカム!ヘヴン オフ・ブロードウェイ辺りにありそうな凄く安い設定を、豪華キャストで映画化したスペイン製ファンタジック・コメディ(?)。見る影も無くなった嘗ての文化の中心地・パリと、犯罪大国・アメリカの刑務所をそれぞれ天国・地獄に見立ててますけど、そこに新鮮味は無いし、何より本作に一番欠けてるのは地上への風刺だと思う。つまり「お前はどうなんだ、スペイン?」ってこと。これでは安い設定が、そのまま安っぽい映画にしかなってません。豪華キャストだったのが唯一の救いです。本作と比べれば「ハリウッド大作」の「コンスタンティン」の方が、まだ皮肉が利いてましたヨ、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-19 00:07:28)

16.  ヴァン・ヘルシング 「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」「アンダーワールド」から遅れること1年、真打でありながら既に三番煎じとなってしまった古典モンスター大集合映画。確かに10点、9点つける様な傑作ではないですけど、観客を退屈させずに入場料分楽しませるアトラクション・ムービーとしては、前記の二作品なんかよりも遥かにその役目を果たせたんじゃないでしょうか。大体スティーブン・ソマーズに、それ以上のことは映画会社も観客も望んでいないでしょうしね。それにしても「アンダー~」から引き続いての、ケイト・ベッキンセールの腰の細さにはメロメロ。ケイト、もう貴女はこの路線で突っ走りなさい。「セレンディピティ」はまだ良かったですけど、間違っても大作メロドラマなんかに出てはいけませんよ。そういう訳で、6点献上。6点(2005-01-05 13:36:35)

17.  ヴィレッジ(2004) 私は結構「サイン」が好きなんですよ。それは「ストーリー自体」にサスペンスとパラダイム・シフトがあったからです。しかし本作のストーリーはほとんど一本調子で、最後のアレはどんでん返しでも何でも無い(てか、盗作騒ぎがあった様に、すっかり使い古されたネタ)。だから私にとっては最初から最後まで全く予想通りの展開。大体、シャマラン映画に宣伝通りの内容を期待する人も既にいないでしょう。中盤は「アンブレイカブル」並に眠くなるし、【ちょび】さんの仰る様に「オチの為に映画を作った」感は否めません。オチがどうこう言う以前に、本作は単純につまらないです、4点献上。4点(2004-10-05 00:19:04)

18.  裏切り者(2000) うわっ、評価低っ! 私の感想って比較的多数派に属すると思うんですけど、それでも極たま~に皆さんと全然違う感想を持つことがあります。これもそう。本作には地味だからこその面白さがありました。確かに指名手配中なのに何度も家に帰ってくるとか、人物描写があやふやな点もありましたけど、決してマフィアやヤクザが暗躍するのではない「真っ当な」ビジネスの闇の部分は、それはそれでリアルでした(営業の現場は綺麗事じゃ終わりませんからね)。主人公も自分の身を守る為にはあれしかなかったんです(きっと司法取引してる筈)。という訳で、多少おまけして7点献上。7点(2004-09-03 00:04:20)

19.  うつつ UTUTU 題材的にもストーリー的にも、ある意味面白いとは思う。しかし見せ方がなってない。心理劇として描くのか、サスペンス・ミステリーとして描くのかがはっきりしてない。それに、ストーリー上カラクリが明かされるのではなく、終盤にいきなり(観客だけに)カラクリを見せられても唐突に感じるだけ。その上、そのカラクリを宮沢りえに「わざわざ」語らせ、しかもその後に待ってるのが掟破りの夢落ち。更には、ここまで観てきた人なら誰もが想像してるラスト・シーン。この終盤の畳み掛ける様な陳腐さは凄い。これは製作者がそれに全く気づいていない証拠。そして一番のミス・キャストが、専業主婦でありながら全く生活感を醸し出さない大塚寧々。ベッド・シーンも、小島聖だけ胸揉みOKみたいな陳腐な演出。何じゃこりゃ、3点献上。3点(2004-06-11 16:05:53)

20.  海猿 ウミザル マンガの映画化らしく余りにも解り易いキャラ配置で、これまで無数に繰り返されてきた何の捻りも無い青春エピソードを展開する、「愛と青春の旅だち」と「ザ・ダイバー」を合わせた様な映画。伊藤英明君主演ということもあって緩々な映画を想像してましたが、手堅くまとめられた脚本と海上保安庁の全面協力、「踊る大捜査線 THE MOVIE」のスタッフによる娯楽映画作りの巧さで、どなたでも安心して楽しめる仕上がりになっていたと思います。しかし、本作のハイライト・シーンは映画本編の中ではなく、エンド・ロールが終わってからやって来ます。その時の観客のどよめきは流石の私も経験したことがありません。謹告、エンド・ロールが始まって、例えトイレを我慢していたとしても、絶対に席を立ってはいけませんよ、6点献上。6点(2004-05-25 23:14:07)

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