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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 運命の饗宴 《ネタバレ》 シャルル・ボワイエの野太い声がとにかく印象に残った。 なんたる迫力のある低音ボイス! 怖いくらいに迫力を感じた。 話の内容について言えば、六話もあるので全部終わった頃には内容を忘れちまった。 夜会服は役目を終えたかのように、最後はかかしになってしまうのが味わい深い。[インターネット(字幕)] 5点(2024-04-02 22:14:37)《改行有》 2. 浦島太郎の後裔 《ネタバレ》 オヤジ臭漂う、満員のフィルムセンターで鑑賞。 これまた大変貴重な成瀬巳喜男作品。 主人公は、「ハー!ア~~オ~~!」と叫んでばかりいる変人。 いや、元浮浪者。 とにかく、「ハー!ア~~オ~~!」の連発。 自由民主主義の理想を説いた、社会風刺作品でもあるが、とにかく「ハー!ア~~オ~~!」の連発で、コメディ色が強い。 で、笑えるかと言えば、ちと厳しい。 戦後間もなくで、自由民主主義を広めていく上での、プロパガンダ的な映画としてみれば、別の意味でおもしろい。[映画館(邦画)] 5点(2013-11-12 21:26:30)《改行有》 3. 馬 《ネタバレ》 馬を可愛がる気持ち、それはよく分かる。 私も犬が好きなので、何よりさて置いて動物を大事にする。 それも良く分かる。 まして、その馬から小馬が生まれた日にゃあ可愛さもなお更だろう。 だけどだけど、それをただ平たく冗長に描いただけでは、映画として良いということにはならない。 動物を愛護する気持ちは理解できるのに、本作から感じたこの退屈さたるは、何が原因だろうか。 演出面の問題か、それとも題材そのものに無理があるのか、それとも暗すぎる映像面か、聞き取りづらい音声のせいか。 理由は定かでないが、本作を観た後、感動よりも「退屈だった」という感想の方が先にきてしまった。[ビデオ(邦画)] 3点(2009-02-08 01:54:41)《改行有》 4. 歌行燈(1943) 《ネタバレ》 神保町シアター、山田五十鈴特集にて鑑賞。 念願かなって、やっと観ることができた作品。 しかし退屈だった。 上映中、天井を見上げてしまうくらい退屈だった。 芸道モノ、山田五十鈴のねぇちゃん、下膨れ章太郎、、と個人的に苦手な要素がてんこ盛り! 都合よすぎる展開と、お約束のようなハッピーエンド。 成瀬作品の中では、最もつまらなかった作品となってしまった。[映画館(邦画)] 3点(2008-12-06 22:24:20)《改行有》 5. 海の沈黙 《ネタバレ》 東京は有楽町(銀座)、「有楽町朝日ホール」にて鑑賞。 これって、一見すると分かりにくい作品のように思えて、実は主張がハッキリしていて、いたってシンプル。 それでいて、観る者の心を鷲づかみにする魅力を持った作品である。 ジャン=ピエール・メルヴィルといえば、フィルム・ノワールを撮る監督の代名詞的な存在であるが、本作はフィルム・ノワールではない。 ナチス・ドイツを題材にした、戦争心理劇である。 前半から中盤にかけて、主人公のいかにもドイツ人といった感じの不気味な将校がとにかくしゃべりまくる。 これが凄い。 室内でずっと一人でしゃべっている。 でも独り言ではない。 ちゃんと相手がいるのだ。 しかも二人も。 その二人はフランス人の父娘なのだが、ナチス将校の話を全て無視する。 フランス人からすれば、ナチスは敵なわけで、とにかく無視を続けるのだ。 そのナチス将校は、フランス人父娘が住む家に寝泊りを続けるのだが、とにかく精神的な孤独を強いられる。 しかし、ナチス将校はじっと我慢し、暴れたりもしない。 ひたすら一人で話しまくり、フランス人父娘の心に訴えかけるのだ。 そして最後には、敵であるはずの冷たい二人の父娘の心を開いてしまう。 これに至るまでの経過が面白く、無言の中にも、父娘の微妙な心理変化が読んでとれる。 最初は頑なに心を閉ざす相手がいたとしても、長期間かけて真心を伝えていけば、いつか相手は心を開いてくれる。 そんなメッセージが伝わってきた。 メルヴィル作品らしい地味な作品だが、ラストに娘が口をきいた時の衝撃度はかなり高く、心を打たれる素晴らしいラストであった。[映画館(字幕)] 7点(2008-09-07 00:03:08)《改行有》 6. 歌麿をめぐる五人の女(1946) まあ、溝口作品の中では間違いなくレベルの低い作品ですね。 登場人物が誰が誰だか分からない。 田中絹代しか分からない。 そういった演出的部分も、物語に入っていく観客を阻害している要因の一つだと思われます。[DVD(邦画)] 4点(2008-03-15 23:38:17)《改行有》
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