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1. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 相米や村川透の長回しですら大好物であった私なので、この映画に悪い点数が付けられるわけがない。デート時の男女の微妙な距離感をあらわすのに、そのシーンはとりあえず成功している。その他にもマツケン臨終やらトラックから飛びかう野菜やら、いまだ瞼に浮かぶ映像がいくつもあった。
願わくば、麻生久美子が絡み出した後も、すべて津軽弁で押し通してほしかった。どちらかといえば感化されるのは彼女の方であろうから。
どうせたいしたこと考えていないだろうから筋を云々するのはやめておく。ただし、私の減点は後半の筋とラストが対象であることははっきり書いておく。まあとりあえず、次回作は必ず見させていただきます。
[映画館(邦画)] 7点(2009-06-22 22:49:23)《改行有》
2. ウォッチメン
ぐだぐだでメタメタのストーリーにグロとポルノを3時間近くにわたって散りばめた最低最悪の映画。結末がまた我が眼我が耳を疑ったほどのルール違反。貴重な時間と入場料返せ。[映画館(字幕)] 0点(2009-03-30 01:38:32)
3. ウォーリー
《ネタバレ》 これはいい! アニメということで敬遠している映画ファンの方々、この映画は見にいかなきゃ損ですぞ。ことに今年は他の正月映画がどうも低調のようで、ひょっとしてこの冬いちばんのおすすめということになるのではないか。
序盤、もはや昔ながらの「アニメ」という言葉が合わないのではと思えるほど緻密な映像(CG)や、登場ロボたちのリアルな動作にまず引き込まれる。イブが目標物を見つけたらすぐシャットダウンしたあたり、いかにもありそう。中盤の宇宙船に潜入するあたりからはさすがに「それはないだろう」というシーンが続き、破綻ぎりぎりだなあとは思うがまあ子供らが見れば夢中になるだろう。腑抜けと化しどちらが飼われているのかわからくなってしまったような人間たち、700年前の命令に忠実に従おうとするオート、オートの言うとおりにしていればそのまま平和に暮らせるにもかかわらず、地球に戻ろうとする船長と、言外に突きつけられるテーマの数々は案外深い。クサイ表現だが、いちばん大切なものって何だったっけ、という気にさせられる。そして、いいおっさんが思わず涙したラストシーン。疵があるとすればなぜ主人公のロボットだけが生き残っており、かつなぜああも人間的な感情を持っているのかという説明がいっさいないという点だろうが、そんなことはどうでもよい、負けたよ。[映画館(吹替)] 8点(2008-12-31 22:43:01)《改行有》
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