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1. 卵の番人
《ネタバレ》 これだから卵と関わるとロクなことがないんだよ…、「ファニーゲーム」然り「ハリー、見知らぬ友人」然り。まず冒頭の五分間がデジャブの連続、ここで一回も欠伸をしなかったら勲章を差し上げます(笑)。この監督の作品は先に「キッチン・ストーリー」を観ていたのですが、全くこれっぽっちも作風が変わっていないことに驚きました。これがノルウェー流のジョークなのでしょうか。特にしつこいぐらいのトイレのシーンは笑いました。月面着陸の実況と画面の映像がシンクロするところは、確かジャック・タチの映画でもやっていたような。相変わらずこの人の作品は自分一人で部屋に閉じこもって、ゆったりとコーヒーでも飲みながら観たいです。そんな味わいのある映画です。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-19 18:16:57)
2. 太陽は、ぼくの瞳
《ネタバレ》 素晴らしい、ここまで素朴で美しい感性を持った監督がいるなんて。日本人も見習うべし!問題はお金じゃないでしょうに。手で物を見て、音で世界を感じる。「雛か」と気付いた時にはもう既に上手いなぁと思わされている。「世の中は不公平だ」なんて言っている場合じゃありません、この映画を観て久しぶりに神様を信じたくなりました(先生良いこと言うなぁ)。それにしてもこの監督って前作『運動靴と赤い金魚』と言い、クライマックスにハリウッド映画顔負けの一大スペクタクルを持ってくるのが好きみたいですね。スローモーションの多用により緊張感が引き立ちます。内容的には同国の監督マフマルバフの『サイレンス』と被りますが、個人的には断然こちらの方が好みです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-06 19:35:35)
3. ダンス・ウィズ・ウルブズ
ケビン・コスナーが余りにもおめでた過ぎて最後まで馴染めなかった。お人好し過ぎるインディアンたちもどうかと思うが…。ただダイナミックな映像には圧倒された、これは是が非でも劇場のスクリーンで観たかったですねぇ。ちなみに今回観たのは4時間のバージョンの方ですが、個人的に全く長いとは思いませんでした。6点(2005-01-29 22:37:13)
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