|
1. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 自分としては映画はこうあるべき、と言うのは持っていないのでこの評価です。映画は、それが美しかろうが、目を覆うものであろうが、幸福であろうが、悲劇であろうが、印象的だろうが、何も後に残るものがなかろうが、一瞬だけ光るものがあれば良いと思っています。そこで、この映画、確かに主人公に対する仕打ちは酷すぎて、まさにある意味ではご都合主義的ではありますが、それとミュージカルシーンのコントラストが素晴らしい。ビョークの歌が良い、と言うのももちろんですが、それを更に輝かせているのは紛れもなくこの映画全体の救いようのない悲壮感だと思います。理解できるかできないかはもちろん人次第なんですが、自分的にはただそれを感じるだけでも鳥肌ものかとも。[ビデオ(字幕)] 10点(2007-07-24 23:14:23)
2. 題名のない子守唄
《ネタバレ》 まずトルナトーレ監督の変わりようにびっくり。
何が彼をこんな映画を撮る人間に変えたのか。
映画自体のできはかなりのもの。
難しすぎず、しかし考えることをやめさせない適度な伏線づかいは、
やはり上手いな、と思わざるを得ない。
しかしながら途中で主人公がしでかしてしまう行為は、
いくらわが子を思う気持ちからでも酷すぎる。
あそこで、主人公への感情移入ができなくなった観客もいるのではないだろうか。
それすらも伏線に使っていることに恐ろしさも感じる。
とにもかくにも、これは子供がいる親が見るべき映画だと思う。
個人的には最後に残る謎は映画ではっきりと明かされてたのかが非常に気になります。
[映画館(字幕)] 7点(2007-11-02 01:34:33)《改行有》
3. タイムマシン(2002)
《ネタバレ》 タイムマシンを作った頃の情熱はどうしたんだ。と言うか、いつの間に映画を猿の惑星に変えたんだ。そして、なんで猿の親玉、白塗りの超能力者なんだ。しかも、親玉倒すのに何億年使ってるんだ。あと、タイムマシン壊したときに出た衝撃波はなんなんだ。と、いろいろ疑問とツッコミが絶えませんが一番の疑問は、なんであんなに最初の30分ワクワクさせる作りだったんだと言うことです。支離滅裂過ぎて映画とは認めませんが、大好きです。0点![DVD(字幕)] 0点(2007-07-25 02:57:46)(良:1票)
|