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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 007/黄金銃を持つ男 空撮やカーチェイスが非常によく撮れている。その点において、アクション映画として(私の中で)長く記憶に残る一作である。中盤「燃えよドラゴン」っぽくなるがご愛嬌だ。あんな鈍重な殺陣をカットを割らずに見せるのはむしろ狙ってやっているとしか思えない。つまり萌えである。ここに最も萌えるボンド=ロジャー・ムーアという公式が(私の中で)誕生した瞬間であった。そういう意味において、本作もまた(私の中で)変な映画という位置づけが揺るがない一作であるわけだ[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-27 19:10:11) 2. 007/死ぬのは奴らだ 007シリーズは、虚構を前提にしたアクション映画である。虚構である以上は、曖昧で捉えどころのない「現実」というものからの注釈の一切を拒否した完全に荒唐無稽な「現実」と別個の理想的で都合の良い世界を構築する事も許される。曖昧で捉えどころのない「現実」に身をおく観客にとっても虚構性が確証されるほどその作品世界に身を委ねて楽しむことができるのではないだろうか?そういう意味において本作も非常に王道的な007であった。はてさて、本作から三代目ボンドのロジャー・ムーアが演じている。オリジナルのボンドはショーン・コネリーで揺るがないが、彼のボンドもさして悪くないという薄ぼんやりした印象を抱いたのが本作時点での彼に対する感想。そしておぼこでもかまわず食ってしまうなかなかくえない奴、見た目に反して冷徹な奴というのが彼演じるボンドに対する私の感想である。また本作では、黒人が敵役を独占している。これはこれまでの007とは大きく異なる点であったし、主流のアクション映画においても非常に稀なるケースではないだろうか?そういう点において本作は、肯定的な意味で、変な映画と言えるだろう[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-27 18:57:23) 3. 007/ムーンレイカー シリーズにおいてもっとも荒唐無稽な映画という評判だが、なんてことはない、前作の海底を宇宙に置き換えただけである。前作に対応する様なシーンや演出もかなり多かった。そういう意味において、割とどうでもいい映画であるが、その中ではシリーズ初挑戦のスカイダイビングが圧倒的によいシーンであった[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-04 11:36:48) 4. 007/私を愛したスパイ 過去作の寄せ集めだが、ユニオンジャックのパラシュートなどの笑いどころが明快に演出されおり、これぞロジャー=ムーアといった感じ。ただ、やはり、007である。現実に存在する核ミサイルが発射、爆発した映像を見せられると映画の魔法が途端に醒めてしまうのである[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-04 10:22:30) 5. 007/ダイヤモンドは永遠に 通常の007として見ればそこまで悪かったと思わないが、前作と関連性を持たせた結果とんでもない駄作になってしまったという印象を抱いた作品。ヒッチコックの至言「ウラニウムがいやなら、ダイヤモンドにしましょう」を逆手に取ったであろう設定にはクスリと来た[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-07-27 10:29:25)
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