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プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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21.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 あの「ターミネーター」第1作以降、繰り返し製作され続けてきた本シリーズですが、 本作はT1、T2の正当な続編と銘打たれていただけに、冒頭のジョン・コナーの扱いには驚かされました。 その「続編」としての評価はさておき、本作単体としては十分に楽しめた作品です。 生身の人間が傷つき、愛する人の命が奪われながらも勇気を振り絞り 不死身のターミネーターと戦う、スピード感のある追いつ追われつの接近戦の連続は、 Jキャメロンが復帰し原点回帰するかのように「ターミネーター」本来の面白さも十分です。 リンダ・ハミルトンのサラ・コナーもまた復帰し、本作の新たなキャラであるダニーは 第2のサラ・コナーとでも言うような、サラと重なるキャラ設定となっていますが、 もう1つの新たなアイデアであるマッケンジー・デイヴィス演じる「強化人間」グレース。 本作における彼女の存在感はすごく大きなものがあったと思います。 時は流れカールおじさんとなってしまっていたT‐800ですが、 T2のラストのグーサインを思わせる、「ジョンのために」と自らの意思で運命を選ぶ最後の姿が印象的です。[DVD(字幕)] 7点(2020-04-16 16:07:10)《改行有》

22.  大列車強盗(1973) ジョン・ウェイン晩年の作品。ほのぼのとした味わいがあるコメディタッチの西部劇です。 西部劇としては無難にまとまっているというか、あまり特筆すべきものは無いのですが、 老境に入ったジョン・ウェインが実年齢という身の丈に合った西部の男を飄々と演じている。 ジョン・ウェインが見せる飄々としていつつも堂々とした貫禄。本作はもうそれだけでいいでしょう。 本作にはもう1人、僕が好きな人が出ている。ベン・ジョンソン。彼もまた飄々と楽しそうに演じている。 いい話じゃないか・・・。と思ったのも束の間のどんでん返しと、列車を追っかけて馬で駆け出していく西部の懲りない面々。 楽しくて実に気持ちのいいラストでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-01 21:11:56)《改行有》

23.  第3逃亡者 ヒッチお得意の、事件に何の関係も無いのに犯人に間違われた善人と美女の2人を中心に繰り広げられる、 テンポよく展開される真犯人捜しの逃避行、ユーモアの挿入、そしてロマンティックな恋。 ことの発端となる殺人の背景や、真犯人の企み、陰謀、そういった要素が無いのでハラハラドキドキは無いのですが、 それでも時間にすると短いですが廃坑におけるちょっとしたアクションに、ラストのダンスホールには参りました。 映画の登場人物は誰1人として真犯人が誰で、どこにいるか掴めていない。 まずはダンスホールで歌手が歌う、その歌詞の中にヒントを挿入し、ゆっくりとカメラは真犯人をクローズアップしていく。 その直前まで犯人がどこにいるのか分かりませんが、100%その男が犯人と分かる形でどこにいるか提示する。 真犯人の表情に焦りの色が。しかし誰も犯人がそこにいることに気付かない。見る者を徹底的に焦らす。 ヒッチの全盛期の作品のように美男美女にビッグネームが顔を揃えることもない80年前の映画。しかし面白かった。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-06 21:21:07)《改行有》

24.  誰よりも狙われた男 これまでに何本か見てきましたが、ル・カレ原作のスパイ映画にはいつも独特の空気があります。 アクションや銃撃戦やカーチェイスといった、映画的に見栄えがするシーンよりは、 国家や組織に翻弄される彼らの悲哀、その生きザマのドラマに重点が置かれる。 抑揚の少ない本作のル・カレの世界観に、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技が見事なまでにはまっています。 それだけに結末の衝撃と行き場の無い怒りを爆発させるラストまでのホフマンの演技もまた圧巻。 フィリップ・シーモア・ホフマンは好きな俳優だった。と過去形で語らなければならないのが残念でなりません。 40代後半、50代・・・と年齢を重ねると共に彼の俳優としての魅力にますます磨きがかかることは間違いなかっただけに。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-17 13:19:17)(良:1票) 《改行有》

25.  旅するジーンズと16歳の夏 産まれてからずっと何をするのも一緒だった4人の女の子が、初めて離れて過ごした16歳の夏休み。 冒頭のジーンズの試着がいい。身長も体型も違うはずなのにみんなサイズがぴったりの不思議なジーンズ。 これは一心同体の4人の象徴のよう。 この手の映画の定番、ひと夏の恋もあるけどそれだけじゃなく、 4人それぞれの出自や家庭の事情、それを乗り越え成長していく姿が良かった。 これから4人一緒じゃない時間も少しずつ増えていくんでしょうね。 本作のキーアイテムであるジーンズの活躍の場はそんなには無かったけど、 ジーンズが奇跡を起こしてみんなの夢が叶っちゃいました!よりは友情の証程度のこんな感じで良かったと思う。 最後はカーメンが笑顔になってくれてほっとしたな。爽やかな余韻を残す青春映画の佳作です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-10 16:57:23)《改行有》

26.  大頭脳 ベルモンド主演のフレンチ・ドタバタ・アクションバカコメディ。 やっぱりこういう映画のベルモンドはいいですね。 刑務所を脱獄したフランス人小悪党とその相棒、イギリスの怪盗紳士、イタリアンマフィアのボス。 演じるのはベルモンドとブールヴィル、デヴィッド・ニーヴン、イーライ・ウォラック。 全員が見事に持ち味を発揮しています。 同じブツを狙う3組の能天気な小競り合いが最後まで本当に面白い。 笑えるもの、今に見るとスベッているもの、様々ですがくだらないギャグをこれでもかと挿入してきます。 強奪計画を手下に説明する際に使われるアニメーションが面白い。 今後何が起こるのかを見る者にも実に分かりやすく提示してくれる。 3組の視点をテンポよく切り替えながら、最後に利するのは誰だ?という最終盤のドタバタまで な~んにも考えずに楽しめる作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-31 19:08:30)《改行有》

27.  TAXi 近年シリーズ化された作品では、「96時間」のようにシリアスになることなく、 あくまでもカーアクション・コメディに徹する。彼らしい勢いの良さもバッチリはまっている。 リュック・ベッソンはこういう感じが一番いいんじゃないでしょうか。 ただのタクシーかと思いきや、序盤の「急いで空港まで行ってくれ!」という客を乗せる、 そして明らかになる改造タクシーの全貌。この脳天気具合がたまらない。 街を爆走するフランスの老舗メーカー、プジョーのタクシーが最高にカッコいい。 そしてフランス語の響きも大きいとは思うのですが、 さりげない台詞の中にあるユーモアや、挿入されるギャグも冴えている。 ハリウッド製のこの手の映画とは一味違う空気もまた良し。 免許の再交付はダメ!でも、思いもよらないとっても素敵な転職先をご紹介。 ラストはユーモアたっぷりのオチもばっちり決まりました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-04 21:33:18)《改行有》

28.  旅人は夢を奏でる カウリスマキ監督作。弟アキの作品は何本も見ているけど、本作はあまり見る機会が無いミカの作品です。 妻子に出て行かれた孤独な音楽家の男。その前に突然、3歳の時に別れて以来35年も音信不通だった父が現れる。 寡黙な息子と、豪快な親父。爆笑することは無い。 でも見る者を微笑ませてくれるような、正反対の性格の2人のちょっと可笑しく、ちょっとホロ苦さがある珍道中がいい。 2人はクルマで北へ、北へと向かう。旅先で出会う、息子にとっては初めて会う家族。 ぎこちなくも程よいあたたかさがある。 1つ1つの出会い、エピソードを重ねていくうちに、 最初はぎこちなかった2人が少しずつ空白の時を埋めていき、 無表情だった息子は気が付けばとてもいい笑顔を見せるようになっていく。 いつしか息子にとっては、父に連れられるまま、 自分が全く知らなかった家族の姿と自分のルーツを探し求める旅になっていました。 ただ、2人の旅を見ながら、親父は旅の最後にこういうことになるんじゃないかな?という嫌な予感はあったのですが・・・。 この結末だけが少し残念ですが、僕が好きなロードムービーの良さが随所に感じられる作品でした。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-01 20:02:47)《改行有》

29.  抱きしめたい(1978) 《ネタバレ》 1964年、ビートルズ、アメリカ上陸。あっという間にアメリカを制覇し、世界制覇を果たしたビートルズ。 今なお語り継がれる彼らのアメリカ上陸と熱狂するファンの姿を描いたロバート・ゼメキスの監督デビュー作。 ホテル内でのビートルズを探せ!、そして警官との鬼ごっこも楽しく、映画のテイストとしては、典型的青春ドタバタコメディですが、 音楽は全て初期のビートルズナンバー。そして見えそうで見えない、すぐそばにいるビートルズ。 あそこまでホテルに潜入は出来ないにしても、何とかしてビートルズに近づこうとした女の子、当時は一杯いたんでしょうね。 当時のビートルマニアの熱狂ぶりをうまくコメディタッチで描いた作品です。 ビートルズが好きな方にはまず楽しんでいただける映画だと思います。 何でDVD、ブルーレイ化されないんだろう?という映画は結構沢山ありますが、僕にとっては本作もそんな1本です。[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-09 21:03:16)《改行有》

30.  ターミネーター3 ジョン・コナーを追って送り込まれる最新型ターミネーターと、更にジョンを守るべく旧型のシュワちゃんが少し遅れてやって来る。この序盤は前作と同じなだけに新鮮味は無い。 変わったところはT2から時が経過しジョンが大人になっていたことと、女ターミネーターの登場。この女ターミネーターのシュワと負けず劣らずの無表情ぶりはなかなか。 さて、このT3でよく問題になるのがジョン・コナーのキャスティング。僕は悪くないと思いますよ。自分の置かれた状況を考えるほどに頭がおかしくなってしまいそうだ。相談したくたって誰が信じてくれる?誰でも逃げ出したくなるんじゃないか?彼の風貌からはそんな苦悩ぶりがよく表れている。 しかし守るべき、いや共に戦うべきパートナーを得て忘れかけていた、T2でコナー少年の心の中に芽生えた近未来の人類のリーダーになるという使命感を取り戻していく物語も良かったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-30 22:47:18)《改行有》

31.  大逆転(1983) 《ネタバレ》 地上波ロードショーでもよくやっていた作品なので、何度か見ていますが、やっぱり面白い映画ですね。簡潔にして分かりやすい邦題もお見事、何とも鮮やかな大逆転です。 ジョン・ランディス監督に主演のダン・エイクロイドとエディ・マーフィーにジェイミー・リーカーティス、更には俳優でご出演のフランク・オズまでが顔を揃えた陽気なアメリカン・コメディ。この辺の顔ぶれが大好きな僕にとっては、ついでにスティーブ・マーティンも加えてくれよ!と思ったりもする作品です。 金持ちのデューク兄弟、ちょっと悪ふざけが過ぎましたかね。人の人生をおもちゃにしてはいけません。最後はこの兄弟にしっかり天罰が下ります。こういう映画はこの部分がすごく大事だと思います。その為には少々展開に無理があっても全然OKです。最後は2人を元の鞘に納めるどころか、それ以上の爽快な結末。この頃から勢いが出てきたエディ・マーフィーの良さがとてもよく出ているコメディです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-27 21:10:04)《改行有》

32.  ダーティ・ダンシング 作品からは60年代の空気はあまり感じなかったのですが、青春ダンスムービーの良作だと思います。また、80年代の青春映画の顔の一人だったパトリック・スウェイジの代表作はこれじゃないでしょうか。 ダンスに関してはかなりのこだわりを感じる作品。特にラストのダンスシーン。踊る2人の表情もダンスも、老若男女その場の全ての人が踊り出す全体像も素晴らしかった。 中盤に2人が湖でリフトの練習をするシーンがとても美しかったのですが、それがラストのダンスでビシッとリフトが決まるところにつながる。ここもとても美しかった。 やはり青春映画には夏が似合う。少年や少女を一回り成長させる季節。ヒロインのベイビーもまた、ひと夏の間にどんどん大人に、魅力的になっていった。演じるジェニファー・グレイもまたとても魅力的な作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-13 21:39:51)《改行有》

33.  ダーティハリー まずは冒頭の市長との面会とその後の銀行強盗でハリー・キャラハンとは何者なのか、そのヤバさ、タフさを実に簡潔に見せる。演じるイーストウッドの面構えも、台詞も、マグナムを構える姿も、ツィードのジャケットのスマートな着こなしも、全てがシブくカッコいい。 1970年代初頭。アメリカン・ニューシネマのムーヴメントの中に登場した、最高にヤバくてタフなダーティ・ヒーロー像は広く受け入れられ、長期にわたりシリーズ化されることとなります。 最近見た、本作のすぐ後に製作された「狼よさらば」の町を徘徊するワルを撃ち殺していく”アマチュア刑事”ことポール・カージーを思い出した。ダーティハリーの影響が感じられるこの作品もまた長期にわたりシリーズ化されています。凶悪化し増え続ける犯罪と警察や法律の限度。彼らもまたそんな現実が生み出した新たなヒーローのカタチだったのでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-11 18:12:16)《改行有》

34.  タイムトラベラー/きのうから来た恋人 《ネタバレ》 観る前はクリストファー・ウォーケンとシシー・スペイセクの2人が演じる夫婦の物語だと思っていた。勿論、この二人が組むのだから見応え十分の演技を見せてくれる事は分かりきっている。 こういう演技の2人はあまり見たことが無かったですが、2人の演技の守備範囲の広さを堪能させてもらいました。 息子アダムが地上に出て以降は「アダム35歳、初めてのおつかい」とでも言うべきカルチャーショックがもたらすコメディとなり、35年の事情や両親はほとんど登場しなくなる。 しかし、本当に何も知らないアダムと地上で出会う人々との交流がとても可笑しく、そんなアダムを魅力一杯に演じたブレンダン・フレーザーの演技も見事。 シェルターでの35年間はかなり足早に見せていくのですが、その中でアダムが両親から色々な事を学んでいる様子を見せる。それらが全て地上に出てから生きてくるストーリー展開も実によく練られています。 そしてイブを演じたアリシア。かなりクセが強くそれでいてベタな役どころではあるのですが、これを見事に可愛らしく演じていました。他にもゲイの親友や大司教様などの登場人物も魅力十分。魅力的な登場人物に演じるキャストの好演に、幸せそうな家族の姿のラストも良かったです。ムチャクチャな話なのかもしれないしツッコミ所もありますが、とても気分良く最後まで楽しめる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-21 22:23:02)(良:1票) 《改行有》

35.  タッチ・オブ・スパイス 《ネタバレ》 ギリシャとトルコ、隣接する2つの国。違う歴史を辿り宗教も言語も異なる人々が混在する事の難しさ。そして歴史の文献などでは「19××年に両国の関係が悪化した」などと数行でその事実が書かれるのみですが、その裏側では名も無き庶民の苦難や悲しみがあることを主人公の男が少年時代からを回想する形でノスタルジックに、時にはコミカルな人物描写を交えて描かれた作品です。 主人公一家がトルコから国外退去になる前の祖父が語る味わい深い人生の教訓と、初恋の女の子の存在が良かった。映画なんだから祖父とは生きて束の間でも再会を喜び合って欲しかったけど、作品のテーマ上仕方が無かったのかな・・・。 初恋の女の子とは祖父の死を機に再会しましたが、二人が英語で会話しているところに違和感を覚えると共に、現在の両国間の関係がどうなのかは僕には分かりませんが、今でも両国間に存在する大きな溝を感じさせられました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-11-26 21:46:35)《改行有》

36.  大統領の陰謀 個人的にはケネディからニクソン、この時代の事件の究明や人物にスポットを当てた映画は好きなのですが、特に本作はこの時代や事件の背景に関する余程の知識が無いと全てを理解する事は難しい映画だと思います。 しかしどんな些細な情報でも関係者の裏を取り、一つ一つの小さな点を突破口に線に結び付けていく地道な取材、妨害や圧力に屈しない姿勢などジャーナリストの現場の最前線を描いたとても熱い映画でした。 名前は出てくるものの、敢えて黒幕や妨害工作を行う者はほとんど登場させず、困難に立ち向かうジャーナリストの姿を伝える事に的を絞った映画でもあるので事件の背景など全て分からなくとも、身の危険を感じながらも重い口を開いていく証言者や事件の究明に挑むジャーナリスト達の熱き人間ドラマとして充分に見応えのある映画となっています。[DVD(字幕)] 7点(2010-07-09 10:20:55)《改行有》

37.  大災難P.T.A. コメディアンとして、俳優としてスティーブ・マーティンのいい味が出まくりの作品です。本作では特に中盤までは機嫌が悪く笑顔よりしかめっ面の方が多い。しかし彼の作り出す表情は笑顔もしかめっ面も、どんな表情でどんな役を演じていても嫌味にならずどこか品を感じさせる彼独特の味がある可笑しさと人間味があります。彼の出演作品一覧を見るとこれだけ多くの映画に出て多くの印象に残る演技を残しているのですがアカデミー賞には全く無縁なんですね。これも彼のその長いキャリアをコメディに捧げてきた現代のアメリカ最高のコメディアンの一人である彼の勲章なのかもしれません。[映画館(字幕)] 7点(2009-10-04 18:41:23)

38.  太陽の少年 《ネタバレ》 大人になった主人公の回想という形で描かれる思春期という人生における貴重な一時期の青春群像と、どこか懐かしさや温かみを感じさせる独特の奇麗な色調がとても良く合っていましたね。女の子を後ろに乗せて果てしなく続く長い一本道を自転車で走るシーンが印象に残りました。彼らにとって人生はまだまだ先が長く、これからどんな可能性だってあるという希望がとても美しく表現されているように感じられました。観ているうちに彼らと同じ年の頃の自分の楽しかった出来事や今振り返るとちょっと恥ずかしくなるような出来事なんかが思い出され、彼らの心のときめきや痛みがその奇麗な映像から生き生きと伝わってくる青春映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 21:11:27)

39.  断崖 《ネタバレ》 最初はほんの小さな疑念。確証は無い。けれどそんな思いがヒロインの心の中で次第に積み重なりその疑念が膨らんでいき、エスカレートしていく。そんな丁寧に積み重ねられた心理描写で見せるサスペンス。「レベッカ」「疑惑の影」でもお馴染み、ヒッチコック監督の十八番。本作でもやはり巧みな小道具の見せ方が光る。ジョーン・フォンティーンはこんなサスペンスのヒロインを演じると本当にハマリますね。ヒッチコック監督は自身の作品の女優さんの起用がどの作品でも(まだ観ていない作品も多いですが)いつも本当に的確だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2009-07-06 23:36:56)

40.  タロットカード殺人事件 《ネタバレ》 本作のスカーレット・ヨハンソンを見ていると過去にアレン映画でコンビを組んできたアレン・ガール達、ダイアン・キートンにミア・ファローを思い出しました。ウディ・アレンはやはりコメディの達人であるとともにコンビを組む女優さんを素晴らしいコメディエンヌに変身させる素晴らしい俳優であり、監督なんだなと感じました。マジシャンを演じたウディ・アレンがマジックショーの舞台で繰り広げるジョークをちりばめた軽妙な楽しいトークもさすがにお手のものですね。最近のアレン映画を観てなかったので、本作でアレンを見た第一印象は「やっぱ老けたなあ~」でも、昔からイケメン俳優ではなく、髪が薄く貧相で気が弱く、それを誤魔化すかのようにジョークや皮肉を交えて早口でしゃべりまくるユダヤ人を演じ続けてきた彼にとっては老けても何も変えることは無いし意識する事も無い。観ている側もそんな変わらないアレンさんぶりが嬉しい。死んだ後、ラストにあんな形で自分の出番を取っておいたアレンさんの巧みな話術にラストはニコニコでした。そして何歳になっても枯れることなく湧き出る“映画のアイデアの泉”ぶりに脱帽です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-10 20:44:37)

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