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プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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21.  題名のない子守唄 《ネタバレ》 トルナトーレ監督、六年ぶりの新作なのですが今までの心温まる寓話的作風とは無縁のとにかく辛い辛い現実的な裏社会の映画。これまでの囚われが夢であるとしたら今回は悪夢。このブランクの間にトルナトーレは一体?と思うほど題材も異なれば撮り方も若干今風になっています。何と言いますか物語やメッセージを伝えようとするあまり繊細さの欠けたような作りになった印象です。記憶をたどるように回想シーンを挿入するフラッシュバックは少々乱暴で、どうしてわざわざサスペンスタッチにするのか疑問に思いますし、たびたび使われる覗きという行為や階段という装置は好ましいのですが、どちらも昇華し切れているとは思えません。さらに主人公イレーナ視点で進みますが、過不足無く等身大の女を描写しようとしたためか悪の部分も大きく、イレーナ目線では物語に付き合い難い作りになっています。 ・・・それでも心情のような冷めた画面や残酷な描写による暴力の普遍的支配力、過酷な状況下にある悲劇性、強烈過ぎる愛は徹底していますしモリコーネの音楽は言語並の力を有しているので、子どものいる女性の視点から観たらもっと違う印象になるのかもしれません。例えば、自由の喪失を意味するように縛り上げられた自身の体験をなぞらえテアを縛り何度も押し倒す場面など鬼気迫るもので、愛があるとはいえ男親は娘に対してこんなこと絶対出来ないと思います。 ・・・それからもう一つ、ラストになってロマンチスト・トルナトーレが顔を覗かせます。イレーナとテアの再会シーンは両者満足げな表情で幕を閉じます。しかし現実としては、いくら濃い時間を過ごしても幼い頃の短期間、まして刑務所の壁に隔たれればいつしか疎遠になるというのが世の常でしょう?私はてっきりあの後ベッドで夢見るイレーナの姿が映るのかと思いましたよ。彼女に救いを用意したあたりが夢追い人トルナトーレらしいですね。 ・・・で、結局のところトルナトーレならば〝もっともっと〟ということでちょっと辛目に6点で。 [映画館(字幕)] 6点(2007-09-28 18:27:47)《改行有》

22.  タイタニックの最期 《ネタバレ》 タイタニックというよりもあくまで一家族の人間ドラマが主体です。奥さんが旦那さんに愛想を尽かした離婚間際の夫婦なのですが、旦那さんが言うほど悪い人には見えないので奥さんの方が暴走気味に思えます。沈没によって和解してしまうのもお約束と言いますか単純です。でも実際に生命の危機に瀕した時はこんなものかもしれませんし、父と息子の話は良かったです。しかし、映像と言いますかタイタニック題材ものとしてはどうなんでしょう。現実に起きた悲劇的な出来事に対してこんな事言うのもどうかと思いますが、ちょっと人間がキレイ過ぎるのです。割りと誰もが落ち着き払っていますが実際はもっと動揺したと思うし、醜い部分も出たと思うし目も当てられないパニックになったと思うのです。遠目から凄い勢いで沈没して最期の様子は省略ですので〝死〟の描写もないです。ですから悲惨さのようなものは殆ど伝わってこないのです。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-08 18:40:10)(良:1票)

23.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 バベルの塔のごとく天にも届く高層ビルに起こった惨劇。二大スター共演ですが、愚痴一つこぼさず黙々と職務を果たし火と戦い続けるスティーブ・マックィーン演じる消防士がどこまでも格好良いです。さすがに今改めて観ると映像やテンポの遅さに違和感を覚えますし、クライマックスの水をぶちまける消化シーンはこんなもんだったかなという印象ですが、何の感慨にふける有余も与えず一瞬で命を奪ってしまう様は火事の恐ろしさを十分に物語っています。時代と豪華キャストを考慮しますと…う~ん、やっぱりスゴイッ。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-01 18:17:32)

24.  大学は出たけれど(1929) 《ネタバレ》 労働意欲の欠如というのは現代人特有の問題だと思っていましたが、昔からあったのですね。何の変哲も無い日常生活に幸せを見出し、それをモチベーションとして働き始める。当然と言えば当然の結末ですが日頃忘れがちな事です。しかし現代人にとってこの解決方法は難しいのかもしれませんね。満たされた生活、まして田舎に許婚がいる人はほとんどいないと思いますから、守りたい者もなく普通の暮らしと言われてもピンと来ないでしょう。まぁそんな時代だからこそ再確認として見直したい作品でもあるのかもしれませんがね。ところで、かなり短い作品ですので点数付けるのは難しいです。なんせサンデー毎日が一番印象深いシーンですし。ですから一応私の中の平均点の6点としますが大意は無いです。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-08-08 18:05:09)

25.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 まず近年のリメイク版よりは原作に忠実なのが嬉しいです。科学的脳で未来への介入を危惧したりせず人間的良心の信じるままに行動するジョージは冒険者として親しみ易いですし、同じ所に長々飾る訳ないなんていう野暮なツッコミはやめにしてマネキンの服装で時代確認なんてとっても洒落ていてセンスを感じます。それに友人との再会と思わせてその息子と会うシーンなどはけっこう胸に迫るものがあります。CG技術が進み本物と偽物の区別すらつけられなくなった現在からすれば、どう見ても完全にミニチュアな街並みの崩壊や着ぐるみ感満点のモーロックは愛(哀?)らしいですが、アカデミー賞特殊効果何ちゃらを受賞しているんですから当時としてはそれなりのものだったのではないでしょうか。この作り物っぽさ、私は好きですよ。それにやっぱりH・G・ウェルズの原作が素晴らしい。SFの原点はここにありき![DVD(字幕)] 7点(2006-07-17 15:55:35)(良:1票)

26.  第七天国(1927) 《ネタバレ》 おとぎ話やオー・ヘンリーの話のようなさわやかな物語なんですが、驚くほど美しい。サイレントの映画でまさかここまで感動するとは思ってもいませんでした。不器用だけど優しいシコと幸薄だけど純真なディアン。〝11時になったら会いに来る〟って、まさか本当に11時になったら二人とも会話をし始めるとは。なんて一途で純粋なんだ!もう二人を応援したくなって仕方ありません。古い映画なのでテンポの遅さは感じますが、BGMも心地良くて効果的。台詞も良いです。〝神に10フランの貸しがある〟なんて洒落てるじゃありませんか。私もけっこう貸しがありますよ~。そして字幕が凄い。何が凄いって最後の〝ディアン〟。文字がでかくなってる。無声映画なのにシコの叫び声がちゃんと聞こえた気がしました。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-30 18:27:56)(良:1票)

27.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 原作読後に鑑賞。原作が長編であったり複雑であるとよく起こり得る事ですが、本作も例に漏れず読んだ者には物足りなさを、読んでいない者には不明瞭さを感じさせるのではないでしょうか。本作の見所はラングドンとファーシュの追いかけっこでもなければ、導師の正体は誰だというネタバレでも何でもなく、ソニエールの残した天才的な暗号の解読にあります。ところが映画はフィボナッチ数列の説明をせず、クリプテックスを一つ省略しただけではなく言葉の壁にぶつかる度に難なくすいすいと進んでいくので、ソニエールの存在が非常に軽くなり、ラングドンやティービング、ソフィーの個人的必要性を感じられませんし、観客として謎解きを楽しむ暇もありません。そして原作と大きく筋を変えた結末は劇的な効果を狙ったのでしょうが映像としての印象は格別無く、私にはやはり原作の方が物語りの終りを感じました。 やはり〝言葉遊び〟に適した最たる媒体は活字であり映像とは思えませんので、ストーリーを追うだけになるのなら思い切った変更があっても良かったのではないでしょうか。という訳で、結局のところ新聞についているパズルを楽しむ類である私は楽しく読んで、楽しく観たのは確かですが、普通のエンターテインメントであり話題先行型であるのは否めないと思いました。・・・ところで、こういうのを見るとローマ字は良いなぁと思ってしまいます。漢字は一字だけで意味を成す素晴らしい文字だけれど、言葉遊びに関してはローマ字にはかないません。スペルの並び替えや短縮で幾通りも単語を作れるのですからね。[映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 18:04:29)

28.  宝島(1950) 《ネタバレ》 子供の頃、私が最も好きだった文学小説は『宝島』で、一番のヒーロは清濁併せ呑むジョン・シルヴァーでした。その流れからこの作品を鑑賞。『宝島』は父親のいないジム少年が海賊シルヴァーと擬似親子体験をする事によって成長する物語ですが、本作ではその様子が良く描かれていると思います。ラストで周囲の人々を考え、少し気まずそうにシルヴァーに手を振るジム少年のシーンなんてなかなかですよ。ロバート・ニュートンは目ん玉ギョロつかせ老獪なシルバーを怪演していますし。ただマニアックな話をすれば大男のアンダーソンがあまり登場しなかったのが残念です。  本作はディズニー作品ですから確かに残酷な部分は極力カットされ、適度な時間にまとまるように話も省かれ、戦闘シーンもちゃちです。でも近年のディズニー作品「パイレーツ・オブ・カリビアン」と比べれば、シルヴァーは実に狡猾ですし海賊たちも血気盛んな乱暴者ばかりでやわな部分はないんです。そして初めて観たのが子供の時で印象が良かった事と、やはり大好きな物語ですので高得点をつけさせて頂きます。  余談ですが、海ものは当たらないというジンクスを「パイレーツ~」で打破したのですから「宝島」も再び映画化してくれないですかね。希望を言わせてもらえればシルヴァーはアル・パチーノあたりが良いのですが…えっ、背が低いって?大丈夫、義足ですので何とかなりそうな気がします。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-22 18:14:46)(良:1票) 《改行有》

29.  ダウン・イン・ザ・バレー 《ネタバレ》 車が激しく行き交う交通量の現代と過去の遺物のようにテンガロンハットを被りカウボーイの出で立ちをするハーレンの対比は極めて明確ですが、物語自体は不明瞭な部分が多いです。憑かれてしまったようにウェイドを敵と確信し行動を抑制できないハーレンの姿に何かを感じるほど背景が描かれていないのですから。それでもトーブを撃ったもののロニーを救出しようとした行動にはハーレンの信念が窺えます。おそらく西部劇のヒーロー気取りで現代社会に巣くう病を敵視し、愛するトーブを守るという使命をえて実際に制裁を加えようとしている。その姿には恐怖を覚えます。我こそが正義と常軌を逸してしまったハーレン自身も現代社会の副産物であり病の一部としているのでしょうが、自称でも正義を異常に描くことにより逆に世の中の腐敗を表現しているとも考えられます。前半の甘いラブストーリーから一変する後半の狂気。鏡に銃を向けるシーンなどもあり「タクシードライバー」を彷彿させます。[映画館(字幕)] 6点(2006-01-18 00:55:25)

30.  ダーク・ウォーター 《ネタバレ》 久しぶりにティム・ロスがスクリーンで見られるという事で映画館まで足を運びました。もとネタの「仄暗い水の底から」は未見なので比較はできません。それでも同じジャパニーズホラーのリメイク作「ザ・リング」とはだいぶ趣向が違いますね。なにしろ全くと言って良いほど怖くないのです。なぜならこの作品はホラーがメインではなく、ある悲しい女性の物語が軸になっているからです。これも因果応報なのでしょうか、親のなした罪のために娘が贖罪をするのです。その悲劇的物語が実に丁寧に撮られています。登場場面は少ないながら脇役陣もいわゆる実力派で固めてます。いかにも商売人な不動産業者のジョン・C・ライリー、なおざりな管理人にピース・ポスルスウェイト、そして一癖ある弁護士にティム・ロス。こういうありがちな設定は作品をチープにしがちなのですが、そうはならないのはやはり監督と俳優が巧いからに他なりません。でもだからと言って演技を楽しむタイプの作品ではありません。彼らの技量によりスキの無くなったストーリーをじっくり観るという事です。  もしこれから観ようと思っている方がいらっしゃったら、ホラーとして観ない事をお勧めします。[映画館(字幕)] 7点(2005-11-17 12:52:00)《改行有》

31.  大統領の理髪師 《ネタバレ》 軍事独裁政権の圧制時代の韓国を一般庶民の目線から描き、しかも語り部が子供のなので柔らかくなっているところが良いです。何でも無いただの理髪師が権力世界へ巻き込まれるという喜劇的で悲劇的な面白さ。どんな場面もシリアスな雰囲気になり過ぎることなく終始コメディタッチで描き、親子の愛を軸にしているのも好感が持てます。ただ後半、近所の仲間が〝マルクス病〟の疑いで連行され死刑になってしまうなど、スカッと笑えず少々引っ掛かるところもありました。それでも淡々と進む物語は感動の無理強いがなく、それでいてとても力強く胸に伝わってきますし、最後に禿かかっている新大統領からも理髪師の依頼を受けたハンモが「御髪が伸びたらまた来ます」と権力に対して一市民のせめての反抗を見せるのは気分爽快です。ソン・ガンホは『殺人の追憶』で認識しましたが良い役者ですね。ハンモのような役もピッタリです。子どもの足が治った時の感極まった表情にラストの二人並んで自転車に漕ぐ時の笑顔。これらのシーンには台詞が無いんですよ。それなのにもう完璧に伝わってくるのですから素晴らしいの一言です。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 12:26:53)(良:1票)

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