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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. TATTOO<刺青>あり この凄惨な事件は、映画を観るより前に、新聞社によるドキュメントを読んでいたのだが、映画もなかなか丁寧に事実に基づいて描かれている。 冒頭で荻島真一扮する検視医が「TATTOO」と、本人にとっては勲章であり、自己顕示の手段であり、強さの証明であったはずの刺青を、単なる身体的特徴として口述する。 この出だしから痺れてしまった。 日本の犯罪史上稀に見る凶悪で残忍なこの事件の犯人像に、適度に心情的な距離を保ちつつ肉薄していく、という作り手のスタンスが感じられた。 特に私が興味深かった読書家である一面、ストイックなまでに健康管理に取り組んでいた点なども、きちんと触れられており、何がこの男を凶行に走らせたのか、といった主題からいささかもぶれず、最後まできっちりまとめあげている。 さらに宇崎の演技がすばらしい。 虚栄と自己顕示欲に満ち、勤勉で努力家だが、情緒に欠如しており病質的という難解な役を完全に自分のものにしている。 相手役の関根恵子も、圧倒的な美しさと存在感で目を奪う。 ラストにかかる曲も、この犯人への鎮魂歌になっており、渡辺美佐子の好演とともに胸に深く残っている。私の大好きな作品だ。登録感謝いたします>木戸満さま9点(2004-05-06 17:30:43)《改行有》 2. ダイ・ハード グリーンベレーやターミネーターとかぢゃない血肉の通った「等身大の人間」が、地球を救ったり社会正義のためぢゃなく「妻を助ける」ために、嫌々ながら戦う。という斬新な設定と、限定されたフィールドからなる緊張感、よく練られた脚本。 文句なしに楽しめる快作。8点(2004-04-30 13:30:28)(良:2票) 《改行有》 3. タンポポ ラーメンウエスタンって一体??質としては悪くないんだけれど、どうしても好きになれない作品。伊丹監督の品のないインテリジェンスが前面に出ている気がして。ラーメンの話しなんだったら、もっと下世話に庶民的に作ってもらいたいんだ。6点(2003-05-31 18:28:59) 4. ターミネーター アメリカで観たため、字幕がなかったのですが、十二分に楽しめました。娯楽映画に国境はない、と感じさせてくれた作品。7点(2003-05-16 20:18:47)
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