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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. ダウン・バイ・ロー
《ネタバレ》 ジム・ジャームッシュによる愉快な刑務所&ロードムービー。
ジャームッシュの最高傑作はコレだろうねえ。
歌を歌うように淀みのない会話で人と人とが繋がっていく楽しさ。
デコボコだった3人の男たちが、会話や音楽によって「親しい兄弟のような間柄」になっていく映画だ。
こういうセリフが多い映画は、速さが足りない字幕なんぞで愉しみきれない。
戸田奈津子のカスみたいな字幕で楽しめるワケねえだろうがあっ!!
原語だけで愉しむのが一番だ。
まあ、そんな事はどうだっていいんだ。
この映画は、軽快な音楽と共に郊外の自然や市街地を移動撮影で映していく場面から始まる。
男と女が熱く愛を語っていた筈のベッドは冷たくなり、女に愛想を尽かされた男達は家を出て行く。
「あんたの音は聞き飽きたの」とばかりに散乱するレコードの破片、破片、破片。
外の町だってゴミだらけ。
銃を背中に向け「撃つわよ」と弾を込める音をわざわざ聞かせる女、それを「君になら撃たれても良い」とばかりに黙って立ち尽くす男。
男は背中で語る。こういうシーンが大好きです。
白いベッドに横たわる黒い女の裸体がエロい。布団を優しくかける紳士すら捨てられていく。
ジャックとザックは女に捨てられるわ罠に嵌められるわ仕舞いにゃブタ箱。
独房の壁のザラザラした音が耳障り。あの感触を想像するだけで胸が痛くなる。
だが、そのブタ箱で思わぬ出会いをする3人目の男ロベルト。
この男が衝突する2人の間を取り持ち、潤滑油のように友情を深めてしまう。
喧嘩するほど仲が良い。
ジャックとザックの殴り合うような掛け合いだけでも面白いが、そこにロベルトが加わる事でアンサンブルはより楽しくなる。
3人の合唱は独房全体に響き渡り、警官の警棒がフィナーレを締めくくる。最高に楽しい場面だった。
独房の中心でアイ(スクリーム)を叫ぶ(スクリーム)。
ロベルトは壁に“窓”を書いて「ここから出ちまおうぜ」と言ってのける。
本当に出ちまうんだから面白い。
逃亡という名の森林散策。
船で沼地を進む3人ををロングショットで捉えたシーンの幻想的なこと。
ウサギの丸焼きは美味そうだ。
飯喰って仲直り。
道の一軒屋で3人を持て成してくれた奥さんがキレイな人でねえ。
ロベルトもまた恋に出会う。
やがて別れていく3人だが、分かれ道でのやり取りの何と粋な事。
「おまえが左なら俺は右よお」[DVD(字幕)] 9点(2015-01-08 05:35:02)(良:1票) 《改行有》
2. ターミネーター
《ネタバレ》 キャメロンのB級魂が炸裂した“魂”の結晶。
「2」も最高だが、初代もやっぱ素晴らしい。
フィルム・ノワール、B級映画、アクション、SF、それにタイムトラベルの要素・・・突然現れる謎の殺し屋、それを阻む謎の男。
ヒロインのサラは「未来」を賭けた戦いに巻き込まれてしまう。それはけして逃れられない運命を変えるために。
女は未来のため、カイルと名乗る男は「過去」を守るため命を賭して。
カイルの説明を受けても、サラはいきなりそんな事を言われてすんなり納得できるワケがない。それに、カイルの説明を受け入れる余裕も無く「ターミネーター」という恐怖は絶えずやって来る。
かつてスティーヴン・スピルバーグが描いた「激突!」や「ジョーズ」に通じる恐怖との戦いがこの作品にはある。
もうね、アレですよ。
殺し屋が標的に引き金を引こうとする瞬間、謎の男がいきなりジャケットからショットガンを抜き放ちブッ放す!
右腕の風穴から聞こえる何かが軋む音・・・それだけで超ワクワクするじゃないか?
CG未発達の時代に「え?コレ本物?造り物に見えねえ」と今でも凄いと真っ先に思う男がキャメロンだ。
子供の頃はひたすら怖かった殺戮兵器、今見るとキャメロンの血と汗の結晶。
そもそも「追い詰められた人類」って設定がキャメロン自身の境遇だぜ。
懇親の作品「殺人魚フライングキラー」の興行が振るわず絶体絶命(俺は色んな意味でキャメロンの最高傑作だと信じて疑わないが)、そんな中で製作が始まる「ターミネーター」。
「金も無い、時間も無い、どうしようどうすんだよ」ってキャメロンの追い詰められた鬼気迫る感情、
「もう後に引けねえ、どうせダメでもやるだけやってやらあ」というキャメロンの職人魂を激しく感じた。
サラとカイルの絡みは「タイタニック」何かよりもずっとずっと胸に迫る。
「絶対命を繋がなきゃならない、 死んでも私が(俺が)守ってみせる」・・・・そんな魂にガンガン響くものがあるんだよなあ、この映画には。[DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 21:53:41)《改行有》
3. ダイ・ハード
《ネタバレ》 「真昼の決闘」×「リオ・ブラボー」×「要塞警察」の超絶進化版と言うべきか。
たった一人でテロリスト集団相手に孤軍奮闘で戦い抜くこれぞアクション映画。ビルという閉鎖空間の息苦しさ、緊迫感、一瞬で決まるアクションの緊張感!
ヤン・デ・ポンのキャメラもフルスロットルだぜ。
ロイ・ロジャースいいよね。
ランドルフ・スコットでもジョエル・マクリーでもないってところが面白い。
テロリストの敗因?ゲイリー・クーパーファンを怒らせてしまった事だろう。
「今度のジョン・ウェインはグレース・ケリーをかかえて帰れないぞ!」
ショットガン持って暴れまくるウェインを想像してしまったのは俺だけでいい。ちなみにウェインがお姫様抱っこをやるのは「捜索者」です。
そしてよりによってロイ・ロジャースファンをだ。
テロリストは皆殺しにされてしまう。
ジョン・ウェインは「死ぬのは俺たちだけで沢山だ!」とダイナマイトで投降者は殺さず、ゲイリー・クーパーは住民が助けてくれなかった奴辺当たりも含めてに敵を全滅させる。
ブルース・ウィリスは知り合いを殺しやがった&クリスマスを邪魔したので皆殺し&もて遊び確定。殺ろうと思えばいつでも殺れたんだぜ?野郎何て奴だ・・・楽しんでやがる(褒めてる)。
クリスマスプレゼントはテロリストの遺体かプラスチック爆弾で。[DVD(字幕)] 9点(2014-12-14 21:25:38)《改行有》
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