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1. チャーリー(1992)
《ネタバレ》 チャップリンの自伝を読んだ上で観ました、まずチャップリン自身があまり似ていないような。いくら時間内に収めなくてはならないとは言え、幼少期の頃のエピソードは端折りすぎでしょう。辛く悲しくも家族三人一緒で幸せだった子供時代だったからこそ、後の成功が生きてくるのに…。また人間関係についてもダグラス・フェアバンクスならともかく、メアリー・ピックフォードに至ってはあの程度の扱い、グリフィスについては触れてもいないとは。と、散々貶しておきながらもやはりチャーリーの放浪紳士のイメージが完成するシーンでは感動してしまったし、コソコソした「キッド」の編集シーン等はコミカルで面白かったです。どちらかと言うとこれはチャップリンを知らない人の為に作られた映画なのでしょうか?ラストのスマイルには号泣。仕事の方面では成功してもプライベート、特に女性関係では散々苦しめられたチャップリン。彼の偉大な功績はいつまでも民衆の心の中に残り続けることでしょう。[DVD(字幕)] 7点(2005-07-15 15:40:32)
2. 注文の多い料理店
《ネタバレ》 当初監督を予定していた岡本忠成氏が急死してしまったため、良きライバルでもあった盟友の川本喜八郎監督が後を引き継いだ完成させた作品とのことですが、何とも不思議な質感のあるアニメーションに仕上がっています。前半の木々のざわめき、深遠なる紅葉の森の絵には思わず引き込まれます。全体的に何だか訳の分からないお化け屋敷みたいな話になっていますが、これはこれでなかなか面白かったです。肝心の山猫の登場シーンがホラーチックなのも個人的には割と好み。8点(2004-10-31 19:38:01)
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