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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 蝶の舌 《ネタバレ》 小さい頃、誰かを傷付ける意図を持って投げた言葉、傷付ける意図もなく結果として誰かを傷付けた言葉、誰かを傷付け同時に言葉を投げ放った自分自身も傷付けた言葉、そんな言葉の数々を思い出した。ラスト直前まで続く牧歌的な雰囲気はそれとは知らないモラトリアムであり、ラストの衝撃を効果的に浮き上がらせる。グレゴリオ先生を演じた俳優はスペインでは誰もが知る名優だそうで、ラストのあの表情はもう、ただただ素晴らしいと言うしかない。「痛切」という言葉がこれ程似合うラストシーンはない。きっと観る者によって考え方は違う。私も色々考えるけれど、あまり多くを語るのはよそうと思う。9点(2004-02-19 17:24:20)(良:1票) 2. チューブ・テイルズ 才能ある監督たちがちょこちょこと作品を持ち寄った、小粋なプロモ映画という感じ。悪くないです。作り手がテーマを押し付けず、まあこれは深い人間描写を狙う作品ではないからね、それぞれに勝手に楽しんでね、という姿勢も良い。気負いのないライトなオムニバス。自分が街を歩いていて一瞬すれ違っただけの他人の人生をいちいち深く考えないのと一緒。刹那的な、人生スクランブル模様。オムニバスの軸として地下鉄に着眼するというのは今まで有りそうで無かったですね。私はあの話が好き、私はあっちかな、とそれぞれに自分の好きな話を探す楽しみもあるでしょうね。7点(2003-12-16 20:09:59) 3. チャーリー(1992) チャップリンのロリコンっぷりには、正直ドン引きです。確かにこの作品、チャップリンという人物の背景をある程度知ることが出来たという点では参考になったけれど、彼が世に生み出したメガトン級の傑作の数々を念頭に置くと、あんな巨匠の生涯をこの程度の作品で済ましていいのだろうか、なんて疑問が湧いて来る。確かにキャストは豪華だけれど、チャップリンを描くには覚悟が足りなかったような気がする。6点(2004-07-03 11:06:12) 4. チャイルド・プレイ3 《ネタバレ》 このシリーズ、ホラーというよりむしろ「アンディ少年の受難物語」。ああ、もう16歳だってさ…。このシリーズの何が良いって、シリーズ全作、ものの見事に90分以内に収めているってことですよ。だから観易いです。このシリーズはそこんとこ上出来だと思います。3は2よりもラストの20分の展開が唐突ですね。軍学校からいきなり遊園地に飛んじゃいますから。ご都合主義が素敵ですから。点を考えるのが面倒。このシリーズ、もう一律6点。6点(2004-01-01 14:01:59) 5. チャイルド・プレイ2 《ネタバレ》 ラストの20分が好き。「夢のチョコレート工場」などなど、おいらは工場ものには弱いんです。おもちゃの遊園地みたいな感じで何だかわくわくする。でももうほんと、チャッキーについてはげんなりです。あんな粘着質野郎、普通に嫌です。でもアンディ少年を病人扱いする大人たちを殺ってくれるのは何気にスカッとします。アンディ少年がそんな目に合うのはそもそもチャッキーのせいではありますが。6点(2004-01-01 13:55:43) 6. 沈黙の戦艦 沈黙シリーズ(本当は別にシリーズではない)を全部観てやろうと思っていた頃、まずこれに手を出した。アクション映画としては普通に観れるのではないでしょうか。つまんねーよーとぶーぶー文句をたれることもなく普通に観れました。いや、ほんと普通です。普通だなー。そして「沈黙の戦艦」というタイトルですが、戦艦はそもそもしゃべりません。私は饒舌な戦艦になんてお目にかかったことはありません。5点(2004-01-20 13:37:11) 7. 沈黙の要塞 沈黙シリーズ(本当は別にシリーズではない)は出来る限り観てやろうと思っていたけれど、これ以降は何も観ていない。スティーブン・セガールは場所を変え品を変え設定を変え名前を変えるだけで、毎回やってること一緒なんだもん。何が沈黙だよ。騒々しいじゃないか。4点(2004-01-20 13:43:19)(笑:2票)
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