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プロフィール |
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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. 追憶(2017)
《ネタバレ》 子供の頃、殺人に関わったという大きな秘密を共有する三人の男たち。
久々の再会なので、今どんな人間になっているのかがお互いによくわからない。
そんな状況なので、疑心暗鬼の中、犯人は誰なのか、事件の真相は何なのか、サスペンスとして引きこまれる。
悟が昔の秘密をネタに啓太から金をゆすっているようにミスリードして、実は意外な真相が――ということだけれど、唐突すぎてすんなり飲み込めない。
サスペンスに重点が置かれたのではなかったのか、ともかく急仕上げのような印象だったので、もっとじっくりいろいろ描いてほしかった気はする。[DVD(邦画)] 4点(2019-07-02 23:36:38)《改行有》
2. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 村田夫妻のイカれたサイコキラーぶりがすごい。
でんでんと黒沢あすかが好演。
愛犬家連続殺人事件をモチーフにしているが、人の心の隙間を見抜いてつけこむのが天才的な悪党ぶりは、尼崎事件も彷彿させる。
最終的には透明にすればいいんだからというイカれた論理を振り回す。
風呂場で言葉遊びをしながら笑って死体を肉片に処理していくのが異様。
夫婦のあっけらかんとした明るさが、猟奇事件のどろどろした陰湿さを感じさせない。
巻き込まれて共犯者になった男に、サイコにターゲットにされた恐怖と無力感が漂う。
殺すしかないところまで追い詰められたギリギリの心境が伝わってくる。
ラストまで不快感がまとわりつくが、有無を言わせないテンポで異常な世界に巻き込まれていく。
社本が渾身の力を振り絞って自分の力でスッキリさせた姿は、血まみれでも尊くさえ見えてくる。
星を眺めることが好きなロマンチストで自己主張もできない男が、仮面を捨てて自分の足で初めて立ち、カタをつけた。
それなのに、命をかけて娘に伝えた言葉が娘には通じず足蹴にされてしまう。
それが簡単には取り戻せない現実の悲哀を感じさせて切ない。
娘が父の思いを素直に泣いて受け止めるラストであれば、一気に凡庸な作品になっただろうが、そうしなかったのがよかった。
嫌悪感を催すけれど、妙に心に残ってしまう毒のある映画だ。[DVD(邦画)] 7点(2013-01-08 23:58:59)《改行有》
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