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1. 罪と罰(1970)
イヤミなことを書きますが、文学好き少女でありましたので、中学時代から何度も繰り返し原作を読んでいました。但し意味がわかって読んでいたかどうかとなると、話は別ですが。この映画はさすがにソ連で作られただけあって、ほぼ原作のイメージに合ったキャスティング、演出だったように記憶しています。印象に残っているのはやはり犯行シーンと、ラスト近く、広い道かどこかで、ラスコーリニコフの犯行を知ったソーニャが大地に倒れ込むように嘆き、また諭すシーンですがあったように思うのですが、いかんせんいつ頃見たかも定かではないほど昔にTVでの放送で見たので、ボンヤリした記憶です。ごめんなさい。しかし「非凡な人間は凡人に禁じられている行為も許される」かのような発想は、今の時代にも陥りかねない問題の一つですから、原作ももっと読まれてほしいし、本作もこれからも見られる機会があるとよい映画の一つだと思います。
7点(2004-05-15 20:09:43)《改行有》
2. 追憶(1973)
映画ではおのずと限界があったのかもしれませんが、政治思想に関するエピソードの描き方が中途半端だったのではないでしょうか? かといって、彼女が彼に惹かれるリアリティーも、合わないのがわかっているのに結婚してしまう彼のリアリティーも、残念ながら私には感じられませんでした。すべては、切なく美しいテーマ曲にごまかされてしまった感じ。生きることの切なさという意味では、テーマ曲には共感しました。[映画館(字幕)] 5点(2004-04-11 21:42:04)
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