みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 妻として女として 《ネタバレ》 夫が十数年間も浮気をしていて、しかもそれを奥さんが承知しているという状況が凄い。一見幸せそうに見える夫婦関係も裏では不信と疑惑が渦巻いている。この前観た『妻(53)』もそうだったけど、成瀬巳喜男監督の映画には夫婦間の問題をテーマにした作品が多いのかな?後半の子供を巡る展開、子を産んだ女と子を育ててきた母の対決、こうなると夫の立場はかなり情けないものになってくる。淡島千景の「いかれてるわねぇ」連発発言には失笑。最終的に家庭崩壊で終わるというラストが何とも無情のようにも感じるけど、有耶無耶で終わるよりかはスッキリしたこっちの方がかえって良かったのだろうと思う。というかそう信じたい。8点(2004-05-29 11:35:12)(良:2票)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS