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プロフィール |
コメント数 |
496 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。
2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。
私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp |
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1. 終の信託
さすがの完成度で、長さを感じさせないが、少し真面目すぎるか。[映画館(邦画)] 7点(2012-11-28 22:05:46)
2. ツリー・オブ・ライフ
僕はどちらかというと映画に明確な「ストーリー」とその中で繰り広げられる「人間ドラマ」を求めるタイプで、「映像美」とか「精神性」とかに日ごろ興味は薄いのですが、この映画に限ってはどちらかというと擁護派です。監督の生まれや育ち方については、何も分からないので、主人公≒監督なのかどうかは分かりませんが、主人公ジャック・オブライエン(ショーン・ペン)の心の旅をただそのまま映像化するというこの映画作りへの取り組み方には清新な驚きを感じました。はっきり言って彼の半生は特にドラマチックでもないし取り立てて面白いエピソードがあるわけでもないんですが、そのひたすらパーソナルな思い出の羅列と無駄に壮大な自然風景とを単純にミックスすることで、映画の中に名状しがたい独特の融合感が生まれていることは否定できません。
ありふれた思い出は人間みんなが持っているもので、何も特別なものではありません。でも、その一つ一つの思い出は一人ひとりにとってかけがえのないものであり、それを作り出してくれたのは、太古から続く連綿とした生き物の連なりです。そして、木が枝分かれして多くの葉をつけるようなその「連なり」の背後には「神」がいます。僕は残念ながら、この一神教における「神の存在」という感覚が自分にはどうしても理解できない(世界を考える上で重要とは思えない)のですが、この映画が言いたいことは何となく理解できました。この映画は、かなり汎神論に近い考え方に基づいて作られている気がしますし、自然と神の融和ならば、神を信じていない僕の心にも比較的すっと入ってくるのです。
この映画の中には、確かに色々と訳の分からない箇所もあります。そもそも次男が死ぬという設定も必要ないと思いますし、恐竜を使って安直に生命の歴史を概観するに至っては失笑も禁じえませんでした。なぜカンブリア爆発を映さなかったのかは理解に苦しみます。それでも、この映画は今までに観たことがない優れて映画的な映画だったと思うのです。こんな作品は映画以外の媒体では生み出されえないと思いますし、今までに観たどの映画とも似ていない映画で、それはそれで凄いことだと思います。この映画のことをきちんと理解できていないとお叱りを受けるかもしれませんが、「自分史を地球誕生から書き始めるというあまりにも壮大かつ稚気溢れる試み」には少なくとも拍手をもって報いるべきではないでしょうか。[映画館(字幕)] 7点(2011-08-19 00:02:38)(良:2票) 《改行有》
3. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 今年度の「理想の上司」は「冷たい熱帯魚」で村田幸雄を演じたでんでんさんに決定!個人的に。村田のバイタリティ、話術、そしてメリハリの利いた指導。何たって営業力が凄いもの。吉田が超だまされてるのがうける。いや、マジで怪物ですよこのおじさんは。でんでんさんはハリウッドデビューもある演技だったんじゃなかろうか。彼が大活躍する前半の時点でこれを映画館で観て良かったとうっとりすること暫し。
それに比べて社本は何だ!いつもめそめそうじうじしてプラネタリウムに逃避しやがって!そんなんでよく妙子を落せたものだな!まるで「ドラえもん」ののび太のような野郎だ。村田さんはお前のためを思ってだなあ、お前に胸を貸してやってんのに!ちゃんと自分の足で立てよ!このクソヤローが!演じた吹越満氏には全く恨みはないですが、最もイライラするキャラでした。
さて、ストーリーの前半では、村田が全く使えない社本を卓越した指導力で指導し、どうにかこうにか使いこなしながら、次々に欲張りな奴らから金を奪い、抹殺していきます。証拠も残らず消すべく、殺した奴はみんな「透明なボデー」にしちゃいます。ちゃっかり、社本の嫁である妙子もいただいちゃう村田。骨までしゃぶりつくせ!
一方、終盤はこののび太野郎がメガネを奪われたことによって急にトランスして、見境無く人をぶっ殺しまくるんですが、そうなってからはもう全っ然面白くない。まず、村田さんがいなくなった時点で画面に締りが無い。社本一人じゃ全然彼の魅力に太刀打ちできない。娘の美津子をぶん殴るところはスカッとしたが、愛子とのぐちゃぐちゃ格闘シーンで一気に冷めた。日本の映画って本当に泥とか血の中でぐちゃぐちゃやるの好きだなあ。ガタリンピックでは盛り上がれない。あれしか壮絶感とかリアル感を出す方法は無いのかと言いたい。そしてまた例によってニヒルが嵩じて逆に説教臭いラストになだれ込む。「愛のむき出し」から少しは良くなったかと思ったが、大して変わっていなかった。
でんでんさんだけに5点上げたい。次は優しいお父さん役とか観たい。すこし愛し始めてるかもしれない。[映画館(邦画)] 5点(2011-05-07 17:07:36)(良:1票) 《改行有》
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