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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ディパーテッド 《ネタバレ》 どいつもこいつも下品で暴力的な下等野郎ばかりだが,不思議なことに,唯一暴力的ではないマット・デイモンの印象が最悪というのが面白い。やはりスコセッシは,いわゆる「破滅型」の人生にシンパシーを感じる人なのだなあと改めて思った。また,レオもスコセッシも,「オスカーなんて関係ねえぜ!」的な,なかばヤケクソなふっきれ感みたいなものが感じられ,これはこれでよかったのではないか(特にレオ)。[映画館(字幕)] 6点(2007-02-07 00:45:10) 2. デイ・アフター・トゥモロー これ,オモシロイですねエ。なんというか,微妙に(だがしっかりと)香るエメリッヒ節が好ましいです。「SF」とか「パニックもの」というジャンルを超えて,もはや「エメリッヒもの」としかいいようのないこの感じは,ポール・バーホーベン先生のソレに通ずるものがありますね。バカなんだけど,クールというか,とても冷たい虚無を感じさせるっていう,この感じ。 両先生はたぶん心の底から人が嫌いなんでしょうね...。この手の映画を見ると「バカにしてんのか!」と叫ぶひとが多いですけど,こういうキリスト教二元論の恐ろしいほどの暗さというのは邦画にはありませんからね。そういう意味で,なかなか興味深い映画なんじゃないかと私は思います。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-30 18:47:59)(良:1票) 《改行有》 3. 天使のくれた時間 《ネタバレ》 ティア・レオーニが可愛いし,ニコラス・ケイジも良かった。成功に向かって大股で走るということは,飛び越えてしまうものもまた多いってことなんだろうな...でもフェラーリ欲しい....。ベタな設定ではあるけれど,私はそもそもこういう話が好きだし,客観的に見ても2人の魅力と脚本とでうまく持っていけてると思う。余談だが,もし皆さんがこの映画を気に入ったのなら,「素晴らしき哉,人生!」という映画も観てください。絶対感動しますぜ。8点(2004-01-17 17:00:02) 4. デッドコースター 「最終目的地」という意味のタイトルは前作にはピッタリだったけれど、2の原題がそのままなのは何故?などと余計なことを考えてしまった。そういう意味では邦題は頑張ったんではないか?。2は前作を観た人にとっては設定がやはり新鮮味に欠けるのと、ちょっとカラっとしてるんで恐怖感が薄れたように見えるので私は前作のほうが好き。でもこの2も十分面白く、思わず笑ってしまうほどのありえない死に方は前作どおりのパワー。6点(2004-01-13 13:33:42)
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