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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. デルス・ウザーラ
《ネタバレ》 黒澤のカラー映画と言えば俺は「赤富士(オムニバス「夢」に収録)」が一番好きなのだが、この「デルス・ウザーラ」も黒澤明によるロシア映画の傑作だし、黒澤明が苦手だという人にも「虎の尾を踏む男達」と共にオススメしたい逸品だ。
どうも「赤富士」以外の黒澤のカラー映画はダメなんじゃないかと思っていたのだが、この映画はかなり面白い。
ロシアの雄大な大地を突き進む探検家と猟師の友情の物語。
未開の地をひたすら突き進む冒険家たち。そこで巡り合った猟師のデルス。
野生の森の中で育ってきた者と、都会から野生に放り出された冒険家たちの意識の差、そして心の交流。
カラーで収められたロシアの雄大な自然。時に優しく、時に厳しく冒険者たちを迎え入れる。急流に飲み込まれ溺れそうになるスリル、吹雪が襲い掛かりそれと“格闘”するスリル、猟銃による腕比べの楽しさ。
物語は常に静かに流れていくが、時に激しく動きドラマに引き込んでくれる。デルスにとって、眼の怪我は完全な死にはならない。森から引き剥がされること自体が、デルスにとっての“死”なのである。そして大地と一つになっていく穏やかさがそこにある。[DVD(字幕)] 9点(2015-06-02 19:41:24)《改行有》
2. デリンジャー(1973)
《ネタバレ》 「地獄の黙示録」や「ダーティハリー」、「ロイ・ビーン」、「コナン・ザ・グレート」の脚本で知られるジョン・ミリアスが描くギャング映画。
世界恐慌が猛威を振るったアメリカで「ボニー&クライド」と双璧を成した「ジョン・デリンジャー」の生き様を描く。
「ベビーフェイス・ネルソン」や「マシンガン・ケリー」といった名だたるギャングも勢揃いだ。
警察官の死に物狂いの食らいつきに、犯罪者たちは「Gメン(政府の人間)」という呼称を付け警戒した。
物語は世界恐慌の起こったアメリカ。
前代未聞の恐慌がデリンジャーのような犯罪者を産む時代だった。
主人公は何処までも孤独な男だった。
民衆からは支持され、警察からは「社会の敵」として何処までも追いかけられる毎日。
どんなに派手なパフォーマンスをしようと、どんなに逃げようとも、彼の心は本当に満たされていたのだろうか・・・。
中盤の銃撃戦も中々楽しめる。
特に「ボニー&クライド」をガキ呼ばわりできるデリンジャーのキャラクターは良い。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-11 05:50:20)《改行有》
3. ディア・ハンター
《ネタバレ》 マイケル・チミノによる異色の戦争映画。
一応ベトナム戦争を軸に据えた映画なのだが、最初1時間は延々と主人公と友人たちとの他愛の無い日々を描く。
3人の男はベトナム戦争に徴兵される事となった。
送別会を兼ねた結婚式、乱痴気騒ぎ、最後の鹿狩り・・・戦争とはまったく無縁の彼らが、戦場に送られていく。
本当に他愛の無い1時間・・・それをいつまでも見ていたいくらいなんだ。
彼らの運命を考えると・・・。
1時間たち、舞台はベトナムの戦場に移る。
血まみれで横たわる男、捕虜にされ命懸けのロシアンルーレットと逆襲、脱出。
その後の戦いから解放された者たちの虚無感・・・家に帰った主人公をいつもの仲間たちが暖かく迎えてくれる。
ただそこに“彼”はいない・・・。
戦場から帰って2年、得意の鹿狩りも弾が当たらない。
戦場での恐怖がマイケルを縛り付ける。
共に戦場から戻った友も、代償を負って戻ってきた。
マイケルの友人たちは優しかった。ただ、世間そのものは帰還兵を快く思っていない。
打ちひしがれるマイケル、だが“彼”が生きているという。
マイケルは再び戦場へと戻っていく。国のためじゃない。
自分のため、そして友のために。
ラストはとても悲しいが、最後の最後で彼らの笑顔で締めくくるラストには救いを感じられる。
ロバート・デ・ニーロが完全に別人。
それくらい凄い演技。
病を押して最後まで自分と戦ったジョン・カザールに安らかな眠りを・・・。[DVD(字幕)] 9点(2014-11-16 18:15:23)(良:1票) 《改行有》
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