|
21. デンジャラス・ビューティー
ミスコンに潜入捜査って、バイオニック・ジェミーの「女王はワシの背にのって」以来?(サンドラもバイオニック・ガール経験者でしたね☆)彼女はこういう気取らないタフな役がよく似合い、華奢ではない持ち味も生かされて誰もが親しみやすいのでは。ブタ笑いがサマになる主演級女優なんてそういない。美女変身!は思ったほどではないけど、それも意図的なのかも。彼女はスクリーンより実物の方が綺麗なんじゃないかな。「あなたが寝てる間に…」と並んで好きなサンドラ作品。何処にでも、何にでも出てくるサー・マイケル、ゲイ役も初めてじゃないよね?[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-09 13:15:59)
22. デューン/砂の惑星(1984)
見やすく分かりやすいTV版は悪くはない。でもあれを見ると逆にグロテスクで悪趣味なリンチ版が愛しくなる。陰謀渦巻く銀河中世世界での希少なスパイスとアクアに操られるかのような人々の弱さ、そして強さ。恐ろしげなナビゲーター、異形の宇宙船、腐臭漂わせるバロン・ハルコネンとは対照的に白い薔薇の固い蕾のようなアトレイデスの王子ポウル=カイル。温室育ちのプリンスは砂漠の風に吹かれ変貌を遂げていく。オレンジに染めた髪のフェイド=スティングも「クァドロフェニア」と同じく存在感だけを叩きつける。重苦しく鈍重な印象さえする作品だけれどもリンチ作品では一番好きかもしれない。ポウルをめぐるチャニやイルーラン皇女ら女性陣はS・ヤング、V・マドセンという美女を揃えているのに印象薄く、ここに関しては彼女らが生気を見せるTV版が優るように思えるが、公平を規すならば特別篇(未見)と比較すべきなのかも知れない。この版でのリンチの女性への視線はポウルの血族である母ジェシカや妹アリアにより強く注がれているように見えるのだ。F・ハーバートが生んだ数々の造語も異世界に引き込む力となって砂塵のなかに響く。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-29 17:19:50)(良:1票)
23. 天国の日々
穏やかな暮らしを夢見てうたれた芝居が三つの心を落日のように染め分けてゆく。ふたりを愛した娘の心は誰のものであったのか。彼女らのために命を落とした男たちの眠る大地の上を女たちは駆けてゆく。[映画館(字幕)] 8点(2006-03-29 20:15:48)(良:1票)
24. 天使とデート
アナログでは史上最高の翼を得たアンジェ、エマニュエル・ベアール。これに比肩するのは「未来世紀ブラジル」くらいしかなく、すごくよくできてる。フランス女優なことも鳩のような声も「天上より来たりし美女」のムード漂わすにプラス。フォギーフィルターでさらに美しいフォーリン・エンジェルはいつまでも見ていたい。ショートカットのフィービー・ケイツはかわいそうな役ですが、役をえらべない時期だったのかも。主役兼監督のジムが水浴びするエンジェルをついつい覗き見してしまうのも、人間になるまでは保護者で手をださないのもいい。映画としては「スプラッシュ」よりギクシャクしてますが、好きな作品。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-08 20:01:28)(良:2票) 《改行有》
25. 天国に行けないパパ
「トッツィー」「9時から5時まで」等の名脇役が印象深いダブニー・コールマンの唯一のタイトルロール?彼の年令にしては孫みたいな一人息子に注ぐ愛情が微笑ましく、病気で余命なしと思い込み「これで大学に行ってくれ!」と保険金を捻出すべく危険な場に突撃していく姿はおかしくも感動的で、あまり知られてはいないが愛すべき佳作。テリー・ガーの共演もトッツィーファンには嬉しい。(イニシャルK様の「ポセイドン・アドベンチャー」レビューを拝見して☆彼も「タワーリング・インフェルノ」ではマジメな端役でした。年を重ねられてから真価を発揮される方々も素敵です)[地上波(吹替)] 7点(2006-02-03 19:44:17)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 17 | 1.92% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 81 | 9.15% |
|
6 | 233 | 26.33% |
|
7 | 333 | 37.63% |
|
8 | 189 | 21.36% |
|
9 | 27 | 3.05% |
|
10 | 5 | 0.56% |
|
|
|