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プロフィール |
コメント数 |
811 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
今年は映画見れてないです。 |
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1. デモンズ
《ネタバレ》 良き時代を感じるB級スプラッター映画の傑作。
最初の地下鉄の荒廃した雰囲気がスーパーファミコンのファイナルファイトみたいで良い。
B級なのでショボイところもある。
しかしつくりに気合を感じる。スプラッター映画ファンに高い人気を得ていることは見て分かる内容だ。
劇場にいる人間のキャラクターがアホらしくて素敵だ。
とくに最高なのは盲目のオッサン。某名作映画みたいだけど、こっちは何のドラマもないのでなんでいるのか分からないところが面白い。
女主人公はなかなかの美女だった。
モンスターにやたら迫力がある。デスボイスが最高。
エクソシストみたいな緑色の液体を吐きだして汚いグチャドロスプラッタ満開。
レトロなメタルの音楽がカッコいい!
思い出すのはメタルのライブ。劇場で跳ねたり舞ったりするゾンビどもとメタルのサウンドの融合は
メタルのライブを体感しているようでモッシュを思い出す。
メタル好きは見るべし!
なにより劇場が悪魔に取りつかれているようなところが気に入った。
最初に見たときこそショボイと思ったが幾度か見るたびに魅力が増す。
入口が塗り固められていたり、マスクの男の存在など妙に謎なところが癖になる。
劇場の雰囲気も変な像とかがあって奇妙だ。
噛めば噛むほど味がでるスルメ映画だ。[DVD(字幕)] 7点(2008-08-26 00:58:59)《改行有》
2. 天空の城ラピュタ
《ネタバレ》 子供のころに観た時の「面白すぎる」っていう印象があるために、
今観ると、あの感動が消えてしまうのが怖くて、この作品を遠ざけていた。
今回は「面白いアニメだ」って意識しないで、力を抜いて観れた。
意識しすぎて力が入りすぎると、感動できなくなるからだ。
普通に意識しなくても、何か神秘的な美しさを感じた。石に宿る精霊(青白い光)とか、水に沈んだ町とか。
昔ほど神秘性を感じなくなってきているものの(大人になって感性がつまらなくなったんだなあ)、やはり美しいところはある。それがとても深くて、懐かしく、て悲しいところにあるような気がした。この監督の作品の「少女」は、やはり神秘的なパワーを放っている。
ロボットのデザインには哀愁が漂っているし、ラピュタのユートピア的な雰囲気も神がかりだ。(昔はよく、自分がこのラピュタにいるところを想像して楽しんだ)
洞窟で石が光を放っているところなんて、「銀河鉄道の夜」に出てきそうな場面ではないだろうか?
否定されるかもしれないけど、個人的に、初期の宮崎アニメには、宮沢賢治を連想させる雰囲気があったようにおもう。
表面的にやっただけではここまで深さは出ない。
昨今のアニメは、技術的な面は進歩しているものの、内面的な部分はそぎ落とされているように思えてしまう。
もうこのアニメを超える作品は出てこないのではないだろうか。
[DVD(邦画)] 9点(2007-09-17 22:28:45)(良:3票) 《改行有》
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