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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ドライビング Miss デイジー 出だしから中盤にかけての展開は、「ベタ」であるけれど、中ごろから最後にかけての展開はうまい。痴呆、人種差別といったテーマを題材にすると、とかくありがちな「行き過ぎた演出」をしがちだが、本作は必要以上に多くを見せず、淡々と描いたのが良かった。淡白すぎるくらいだが、であるからこそ、むしろ胸に来るものがある。あとは何といってもキャストの演技力の素晴らしさだろう。M・フリーマンは朴訥としながら芯の強さを表現し、カクシャクとしたオールド・レディを演じたJ・タンディの気品溢れる雰囲気は「英国淑女」の面目躍如だと思わせた。2人の演技が本作の魅力を大半を担ったと言っても過言ではない。7点(2003-05-15 23:55:58)
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