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プロフィール |
コメント数 |
565 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。 ※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。 ※管理人様、お世話になっております。 ※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。
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1. ドン・キホーテ(1933)
《ネタバレ》 ドン・キホーテの物語を読むと悲しくなる。誇大妄想にしても理想や夢の敗北に思えサンチョと共に涙してしまう。本作は短時間なので簡略化され構成も変えられているが、原作ではコミカルな焚書シーンをラストに持ってくることにより正気と死が表裏一体に描かれ極めて深刻な場面へと変容し、小説よりも脆弱なドン・キホーテの姿に一層悲しみが募る。当然、狂気の沙汰のドン・キホーテもしっかり描かれており、敵と見立てた袋を剣で突くシーンや羊を襲うシーンには恐怖感を覚える。有名な風車に突っ込むシーンも圧倒的なダイナミズムで描かれドン・キホーテの敗退を決定付け、真面目に信じきる彼の元気溢れる姿と最後の茫然自失の姿、さらには嘲笑する大衆との対比が騎士の世界が夢物語であることを明確にしている。どこまでも忠実なサンチョを演じる役者さんも優しさが伝わってきて素晴らしい。[DVD(字幕)] 8点(2007-01-19 17:44:53)
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