みんなのシネマレビュー |
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21. 読書する女 可愛く吐露されていくエロティックな独白にポーっとしてしまった。うーん。フランスっぽくエロ可愛い(失笑)作品でした。主演・ミュウ・ミュウの勝利ですか、ね。妄想癖のある読書家の頭の中は、面白いモンです。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-15 04:41:20) 22. ドッグヴィル 《ネタバレ》 「超」がつくほどの問題作ではあるが、完璧といっていい位の「人間ドラマ」。死刑反対論者の私にとっては傲慢で、残酷で、認めるわけにはいかないラストシーンではあるが、他に良いラストがあったのか?と考えると、陳腐でヌルい「if」しか思いつかない。あの残酷なラストでしか、この作品は完成しないのだ、と、思い知らされた。そして犬だけが唯一生き残るというピリオドも、神憑り的だ。ラース・フォン・トリアー、恐るべし。(何故か)悔しいが、満点評価。[DVD(字幕)] 10点(2008-02-15 04:30:10) 23. 突入せよ! あさま山荘事件 ヌルく牧歌的なシーンと緊迫感を持たせるシーンのバランスが絶妙で、中途半端な感情移入やお涙頂戴にならない所が好感。ドロドロしたどうでもいい派閥抗争やダンドリの悪いグダグダな突入シーンも、面白く観させる手管は見事。 当時は、母が胎教代わりにこの報道を観ていたらしい。そうか。私が中途半端に社会派好きな理由は、この胎教が原因なのかも?[DVD(邦画)] 7点(2008-02-13 22:55:29)《改行有》 24. ドラゴンヘッド 安易なスーパーマン思想的なお話や登場人物がニガテな私ではあるが、ムカつくだけの平凡さだけが目立つ卑小な主人公たちにもホトホト困った。いつの間にホレたのか分からない男女二人をはじめとする白昼夢のような物語の唐突さはズルさだけが目立ち、惨状なる世界の説明シーンも過多だったり野暮だったり雑だったりムラがあったり、で、末期的な消化不足。CGの高い完成度とは裏腹に、作品の完成度の低さが目立った。んで、消防法がヌルいウズベキスタンで撮るのなら、もっと無茶苦茶に出来るはず。西部警察(TV版)の燃える!爆破する!の心意気以下じゃぁ話にならない。妻夫木が嫌いじゃないだけに、残念でならない。[DVD(邦画)] 3点(2007-09-05 00:06:20) 25. 東京原発 恐らく低予算だったんだろうと予想できる作品なんですが、いやぁ、まいった。稚拙と感じる点も多々あったが、データや発想の面白さに誤魔化されたカンジでした。低予算な社会派エンタテイメントとしては、すっごい頑張ってる。エンドクレジットの「協力」に電力会社の名前が見当たらないのも、笑える所ではないでしょうか。「役所」広司が都知事なのも、加えて笑えた。[DVD(邦画)] 8点(2007-08-08 00:44:42) 26. 虎の尾を踏む男達 大河内傳次郎の格好良さとエノケンの滑稽さは、双方ともに流石時代のカリスマ!と驚いたが、イマイチ融和してないというか。しかし、ドラマティックなツボはキッチリ押さえられていたので、ナカナカに楽しめた。白紙の勧進帳を読み上げるネタは大岡越前が元ネタだと勘違いしていたのは、私だけかの?[DVD(邦画)] 6点(2007-06-09 16:55:51) 27. トンマッコルへようこそ 《ネタバレ》 空腹を満たし、緊張をほぐし、語り合い、価値観を共有していく六者三様と村人達のやり取りが素朴でありながら素晴らしく、説教臭さも卑屈さも感じさせない展開が秀逸でした。難点と呼ぶべきか悩み所の空爆シーンでは、完全なる無血主義を貫けない理想論の限界を感じさせもした、が。ラストは何とも優しいピリオド。恐れ入った。この作品を支持することを、非現実で身勝手なユートピア思想だと笑われるかもしれないが、私は一向に構わない。秀作。[DVD(字幕)] 9点(2007-05-19 23:02:12) 28. 時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 堂々のラブコメで、SFで、青春で、アニメーション。野暮で、スキだらけで、手垢の付ききったジャンルであるにもかかわらず、ケチのつけようがない。センスもよく、「ケッ」と感じる隙もない。「青臭い」などとヒネクレた事を言う気にすらさせない。素敵というか凄いというか、素晴らしい。蛇足ながら、 主人公の痩せてるワリに食い意地に汚い所が、可笑しかった。冶部煮も美味しいのに。笑。[DVD(邦画)] 9点(2007-04-27 02:07:11) 29. TRICK トリック 劇場版2 可もなく不可もない「トリック」っぽさ。細かい笑いとしては赤星昇一郎・大仁田・ゆーとぴあ・7がない・悪魔の実…と、細かい笑いが多い!笑。ま、どれだけこの「細かい笑い」を拾えたかがこの作品の評価のポイントなんじゃないかな…と。観る人を選ぶ作品である、といういやらしい敷居の高さと、矢部刑事の活躍の少なさが引っかかりはするものの、まぁまぁ自宅鑑賞レベルで楽しんでしまった私なのですが。テレビの2時間スペシャル的なレベルの作品。[DVD(邦画)] 5点(2007-03-08 20:42:30) 30. ときめきに死す この作品、丸山健二原作と森田芳光監督というミスマッチにかなり興味を持った。言わば「原作江国香織・漫画どおくまん」みたいな、もしくは「本宮ひろ志の漫画が宝塚歌劇で登場!」みたいな(こちらは実際に舞台化しましたけど。)違和感というか、怖い物観たさというか。いやぁ、実際「怖い物観たさ」って、期待を裏切らないですね。怖いものついでで丸山健二氏にこの作品の感想を聞いてみたい…滅茶苦茶怖いけどね。[DVD(邦画)] 2点(2007-03-01 00:02:33) 31. 2LDK 《ネタバレ》 俗物で「セクシー芸能人ビッチ代表」野波真帆VS潔癖症コンプレックス持ちの「アイドル凡百代表」小池栄子。(←否、実際は違うんだろうけど。)女という悲しい性が交錯!プライドという刃で鎬の火花。醜くも、まばゆい。そして、ありえなくもない女二人の展開・結末が、非常に怖い。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 02:57:08) 32. ドッジボール 話のスジはグダグダで、消化されてないキャラ群、肝心の試合のシーンもイマイチ凡庸なんですけど、何でかな?面白かった。音楽の演出がなんとも秀逸。弁護士の女の子がピカイチにカワイイんですが、他の女性キャラの全員がカワイイんですよ。え?俺だけ?特に紫コブラのマッチョなコ、可愛くなかったですか?[DVD(字幕)] 7点(2005-11-06 10:51:13) 33. ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ そこそこ絵は綺麗で良かったが、雑な作りだな東映アニメは。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-08 08:25:00) 34. ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空 《ネタバレ》 極々当たり前の、どこにでもあるよ~なキッズ・ナップ・ムービー。子供にゃ動画の良し悪しなんざわかんないも~ん。大スクリーンで、子供興奮!ナメック星人口笛に弱し!「ボクやったら、ぜったいナメック星人には、勝てんねん。くちぶえで、たおすねん」とか言ってる子供に「ハイハイ。すごいね~帰りは百貨店の屋上で美味しいモン食べよぉな~?」とか言いつつ帰宅する親子の祝日的風景が、目に浮かぶ。私、大人げ、無いですか?(大人げ無いよ!)[ビデオ(字幕)] 3点(2005-09-24 15:39:55) 35. となりのトトロ キチンと子供のために丁寧に作られたジブリの真骨頂(と言えば語弊もあるが)作品。大人が子供のためにレンタルビデオ店でアニメ探すときに、この作品が指針となる。そういうアニメ。大人にはチョイと退屈するかもしれないが、退屈だとムゲに言わずに楽しむのがいい大人ってもんです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-13 14:01:30) 36. 東京ゴッドファーザーズ 「オタクに頼らない・萌えに依存しない・固定層を狙わない」で、面白いアニメが出来たので、他のアニメ製作関係者は辛いだろう。アニメはガキだけのモノでもないし、オタクの手慰みになっちゃうのも勿体無い。アニメは、もっともっとエンターテイメントであってほしいと、この作品を見て感じました。ま、ちょっとくらいの奇跡の特盛りは、ご愛嬌じゃない?[DVD(字幕)] 9点(2005-06-02 11:11:46) 37. ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 恋人が乗っているカローラを追いかけ、裸足で駆けてく本能全開ゾンビに爆笑。有名人そっくりゾンビ狙い撃ちショーにも爆笑。お気軽!簡単!送迎バスを装甲車に改造講座にも爆笑。不穏分子には鉄格子越しにゲイの告白タイムでお説教。しかも効果は絶大!には抱腹絶倒。笑いあり!愛する者達との別離の涙あり!ホノルルマラソンのスタート展示並みのゾンビ人数に恐怖あり!様々なエッセンス(個人的には笑いに偏り勝ちだが)の上にある「サバイバル活劇」である。前作「ゾンビ」には、無かったサービスで、結構満足。前作原理のひとには、抵抗あるかも、だが。で、子供だろうが妊婦だろうが感染しちゃうって言うシビアさは、抵抗感じる人も多いだろう、ね。しかしこれって、欠点所でもある気がするし、評価所だったりも、したりで、複雑やね。8点(2005-02-13 00:05:43) 38. Tommy/トミー ハッピー・ミュージック・ムービー!弾かれる鉄球!有り得ないスピードで駆け上がるベラボーなスコア、ロックンロールミュージック!70代ロック(変化球気味)が好きなら、一寸イケるクチな御味かも。昔大槻ケンヂが「すかんち好きな女の子には、是非見てほしい」とか、言ってたが、偶には大槻ケンヂも良い事を言うんだなぁ、と、思った。8点(2004-11-20 18:11:25) 39. 鳥(1963) 子供の頃に「沢山のモノに人間が襲われる映画」といえば、コレ。な~んとヒッチコック。その名も「鳥」だ。まんまだ。でも、こええ。一寸生活のタガが外れれば、パニックは簡単に起きやがるんだぜ!といったニュアンスの何かを、当時のマイ子供心は認識した。都会のカラスの群れを見るたびに思い出させるんだもんなぁ。軽いトラウマっていや、言い過ぎじゃないかもね。7点(2004-10-01 17:56:10) 40. ドラキュラ(1992) モンスターの稚拙さも気にならない訳でもないが、何とも奇妙で切ない物語だったと。自らの血を与えようとし、そして葛藤する伯爵のシーンは、ゾクゾクした。8点(2004-04-21 01:08:05)
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