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プロフィール |
コメント数 |
604 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/ |
自己紹介 |
2004年から映画専門サイトをたちあげました。 ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。 リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ ザフューチャーなどのアンブリンもの。 十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・ 自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ 思いも変わると思います。その中で、共感できる人が 多ければ売れるのでしょうね。 たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・> と、マニアックな映画にも手をつけますが、 できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、 子供時代に帰ってるみたいです・・ それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・
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1. 鳥(1963)
《ネタバレ》
恋愛モノとしてみればちょっと理解できないその時代背景があります。
いわゆる上流社会の女性なのですが・・この設定は苦手だなぁ。
でもつがいの鳥を籠に入れて男性(弁護士)に届けに行かなければ話しははじまらない。
陸の孤島のような男性の家の家族には父はいません。
気難しい母と男性と都市の離れた妹、そして近所に昔の彼女・・
人物は限られており母親役のジェシカおばさんが怖くもいい味です。
私は最初この母が息子を溺愛するあまりに鳥を差し向けているんだと思いましたから。
かなり人間ドラマは優秀でして、特に女性が母親は離別で環境がどことなく似ている。
今ではよくあるパニックものには離婚(離別)がつきものというお手本で、
エンディングあたりにはちょっと感情移入してしまいました。
さてこの古き良き作品に目新しいところを探すのはあら探しになってしまいます。
爆発炎上シーンなどは違和感さえ感じるくらいこの時代にしては今風です。
私がこれは・・と思ったシーンは静と動のシーンです。
ほとんどの方が感心すると思われる(ジャングルジム)のシーンは静です。
そしてエンディングは地雷を踏むような静の恐怖。
動とは、電話ボックス襲撃と屋根裏の襲撃シーン。
でもやはり静の描写のほうがなぜか動かないのに動くであろう恐怖感があります。
「裏窓」でうまいなぁと思いましたが、この作品も予測させるシーンがたくさんあり、
落ち着いて観られる作品を作るんだなぁと感心しました。
さて・・気になるのは「ゾンビ」のエンディングのようなあやふやなオチですが・・
あそこでちょん切られると後のことまで考えて後味が悪い。
これを狙ったんでしょうねたぶん。考えながら納得。
あとカメラワークですがまだあまりたくさん観ていないのですが、
天井を抜いて上から撮る今では当たり前な手法、
同時代の他の映画と比べるとそれがいかにこの監督のものかがわかる。
それと地平線や水平線などとにかく線を真ん中に持ってくる。
どういう効果があるのかまだ疑問ですが面白い構図ではあります。
最後に気になって仕方がないのは登場人物よりも、
あのつがいの鳥ですね。
あれはいったいなんだったのでしょうか??
暴れもせずかわいいだけなのですが不幸を呼ぶ鳥にしか見えなかった。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:25:54)(良:1票) 《改行有》
2. 飛べ!フェニックス
《ネタバレ》 う~ん、よかったのはリチャード・アッテンボローが見えたくらい・・
お話が閉鎖的なのでこれは逆に面白いかなぁと思って観てたのですが・・
限られた空間で限定された登場人物がどう演技するかという、
まあ場所は不時着した砂漠ですが舞台劇のような役者の演技が中心。
く・・暗いです。真剣に観てると実に真面目で暗いです(爆)
まあこの設定では仕方ないでしょうけれど、
砂漠が無人島に思えました。
ジェームズ・スチュワートをカラー映画で観たかったので借りたのですが、
もうこの時代になると白黒のときのイメージ(いや、若いから)はないです。
「スミス都へ行く」のときの無垢な疑いのない目はなかった(当たり前だ)
そして借りた作品も生死をかける男たちの人間ドラマなのでシリアス。
命がけの脱出劇といえば冒険ジャンルなのですが、
砂漠から出てゆけることこそ冒険なのでほとんどが砂漠の上。
壊れた航空機をどうやって飛ばせるのか?
それとも航空機をあきらめて砂漠をあてもなく歩くのか?
非常に簡単なストーリーなのですが脚本はよくできていますよ。
さてしかし、映画で見せられるとどうか・・
世にも不思議なアメージングストーリー的な感じもするので(ヒントはエポックさ)
ファンタジーなところも入れてほしかったと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2005-10-09 15:17:08)《改行有》
3. ドクトル・ジバゴ(1965)
《ネタバレ》 そう私、こういう映画は好きじゃあありません。
アカデミー作品だから期待したのですが・・
不倫ドラマの背景に戦争ともりあがる内容なのですが、
全然もりあがらない・・イングリッシュペイシェントのほうが華がある。
ロシアが舞台でセリフは全部英語というのは覚悟してたのでまあいいとして、
主役ふたりが勝手で自分たちのことしか考えていない。
で、そこまで愛しあっているふうにも見えない。
ジバゴもふらふらしてるし共感はできない。
これはその時々の都合よく進んではまた引き裂かれるという、
メロドラマを見ているようで、もう勝手にすれば?と思いました。
ラーラの美しさだけが理由ならばもうちょっと主人公の描き方に情熱がほしい。
調べて見たら賞も助演が夫役、
主演ふたりはノミネートすらされていない・・
イングリッシュペイシェントも不倫&戦争ですが、賞は交わることのない看護婦役。
たしかに音楽はよかったし、映像も風景画のようでよかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2005-05-20 04:34:24)(良:1票) 《改行有》
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