|
プロフィール |
コメント数 |
565 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。 ※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。 ※管理人様、お世話になっております。 ※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。
-------------------------
|
|
1. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 本編の謎解きサスペンスは面白くなりそうで突き抜けてはいきません。それなりの要素をちりばめながらも、例えば、一癖も二癖もありそうな一族たちの人物描写が乏しいですし、ミスリードするようなトラップも無く、あるいは橋だけで繋がれた島というシチュエーションも携帯が圏外という精神的孤独感を示すだけで機能し切れているとは言い難いです。
・・・しかし、リスベットの魅力が集約されているエピローグには参ってしまいました。リスベットがダニエル・クレイグの敵を葬るため(方法論が分からないがそんなことはどうでもいい)、上品なブロンド美女へと変身し、かと思えばカツラをパッと脱ぎ捨てドラゴン・タトゥーの女へと戻りタバコをスパッとやる…。この繰り返しがしばらく続くのですが、ここで初めて彼女の快活さを垣間見て格好良いと思い心を動かされたのです。しかも全て片付けば、威圧感たっぷりの風貌とは裏腹に純真な恋する乙女の姿まで見せる。雑誌社の表通りでクレイグのクリスマスの予定を尋ねるリスベット、ビルに配された大きな窓からクレイグの愛人がその様子を堂々と目撃するのに対し、クリスマスにリズベットは影から彼らの仲睦まじい様子を目撃し、用意したプレゼントを投げ捨て走り去る…。いじらしい彼女に胸がキュンとしてしまったのです。フィンチャー監督、恋愛映画もいけそうです。[映画館(字幕)] 7点(2012-02-24 18:48:16)(良:3票) 《改行有》
2. トゥルー・グリット
《ネタバレ》 オリジナルの「勇気ある追跡」は数年前に一度見たきりなので良く覚えていないのですが、少なくともライフルをクルリと回すジョン・ウェインにジェフ・ブリッジスではお話にならないだろうと思いますし(だがコーエン兄弟にとってはこれはどうでもよい事らしい)、移動であるとか天候であるとか、あるいはマット・デイモンの怪我であるとかが不調に終わっていますが・・・オリジナルに少々手を加えた素晴らしい箇所もあります。例えば、14歳の娘が一人で川を渡り切ったのを見届け、ジェフ・ブリッジスは彼女を認め、それに対して娘の方はジェフ・ブリッジスが瀕死の彼女を抱きかかえ必死に走る姿を目の当たりにし彼が真に尊敬すべき対象へと変わる(ただ後者のシーンの見せ方は好みでない)。ラストは「ノーカントリー」と同じく、言わんとしていることが強過ぎると思いますが(コーエン兄弟にとってはここが重要でリメイクしたと思われる)、事件のことを当事者たちしか知らないという感じも良いです。[映画館(字幕)] 7点(2011-04-19 18:18:19)(良:2票)
3. 特攻野郎Aチーム THE MOVIE
《ネタバレ》 〝特攻野郎Aチーム〟についてほとんど知らないのですが、それでもあのテーマソングを聞いただけでワクワクと胸が踊ってしまう作品であることは確かなはずで、その期待を裏切らずハンニバル(リーアム・ニーソン)はこの上なく格好良く登場します。さらにチームが結成され、マードックが敵の追尾ミサイルをかわすためにヘリのエンジンを切るというあまりにクレイジーな荒技で困難を乗り切り、タイトルが出るまでは最高に楽しいです。が・・・オープニングまでで見所は全て見てしまった感じです。例えば、空中戦で戦車を使い砲撃により飛行進路を変更するという聞いただけでワクワクするようなブッ飛んだアイデアはあるものの、まさに聞いて楽しいものであって見て楽しいものにはなっておらず完全な消化不良です。それからラストの作戦をハンニバルではなくがフェイスが立てるのですが、プロフェッショナルなチームなのですから役割は明確に分担されていないと。それぞれの長所を最大限に活かし、短所はかばい合うのがチームプレイなのであって、ここで見たいのはノープランなフェイスが計画的になる成長物語などではなく、最高のチームの物語なのですから。[映画館(字幕)] 6点(2010-09-03 18:17:23)
|