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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 前作に比べればずいぶんデキは落ちる。ラズベリー賞獲得もうなずける内容。トランスフォーマーたちは前作に比べると激増して変形シーンもたっぷり楽しめるのだが、ラストの戦いの場面がエジプトの砂漠の中というのがまずいただけない。やっぱり戦闘は街中で行われるからこそ派手で面白いのだ。ビルが爆発したり車が吹っ飛ばされたりするところがもっと観たかった。あとは、下ネタが多すぎる。下ネタは嫌いではないが、ここまであけすけかつストレートに来られるとちょっと戸惑ってしまう。サムの母親が大麻を摂取してラリってるシーンなどひどいもんだった。前作にも増して、多くのネタを詰め込みすぎて全く統制が取れていない脚本も罪が重い。ご都合主義的な展開もここまで来るとあきれてしまう。 でも、4点以下はつけられないのだ。美しいトランスフォーマー達を観るのは快感だもの。オプティマーース![DVD(字幕)] 4点(2011-07-10 10:53:23)(良:1票) 《改行有》 2. トランスフォーマー 《ネタバレ》 マイケル・ベイ監督の映画は久しぶりに観たが、相変わらずの大味ぶりに爆笑。10体ほどのオートボットが出てくるのだが、まったく覚えきれないのには閉口した。でも、オプティマスとバンブルビーとメガトロンくらいしか覚えられなくても大丈夫なのだ。このなんとなくストーリーについていけば良いという感覚に慣れなくて苦労した。あとは、夕方だったのが急に夜になったり(サムが歩いて帰ろうとするミカエラを送る場面)と違和感を覚える箇所も多かった。 まあ、でもこの映画を観るときにこういうことをつらつら詰るのは野暮で、変形シーンがかっこよければそれでよいのだし、実際これがめちゃくちゃかっこいい。個人的にはF-22に変形するスタースクリームがお気に入りだ。大画面で観られたから最高![DVD(字幕)] 6点(2011-07-10 10:44:56)《改行有》 3. Dolls ドールズ(2002) とりあえず。最後まで。観た。何も言えねえ。[DVD(邦画)] 1点(2011-05-05 22:50:56) 4. トゥヤーの結婚 「再会の食卓」が面白かったので、同じ監督の作である本作品も鑑賞した。 金熊賞はやりすぎだと思うが、ヒロインの想いを想像しながら見ると感じるところもある。ただし、ストーリーがあってないような展開は苦痛だった。やっぱり起承転結のある物語が観たい。[DVD(字幕)] 5点(2011-03-23 17:30:03)《改行有》 5. トウキョウソナタ 《ネタバレ》 一人ひとりが秘密を抱える家族がゆっくりとバラバラになっていく過程を丁寧に描いた作品。という次元に止まっていれば、もっと面白い映画になったと思うのだが、強盗事件以降の終盤がかなり全体を台無しにした感もある。 それまでは、キャストの好演もあってなかなか面白かった。ユーモラスなシーンを挟みながらも少しずつ狂っていく家族の様子はリアルで怖かった。家族全員で夕飯を囲むなんて、本当は微笑ましい光景であるはずなのに、それが全然楽しくないように見えるところなどは、思わず意地悪な笑いをしてしまった。黒須の携帯電話のくだりと黒須家を訪問するシーンも印象深い。また、小泉今日子さんの演技は今まであまり観たことがなかったのだが、優しく、時に威厳のある母親の雰囲気をとてもよく出せていたと思う。正直、「お父さん」がしょぼすぎて、長男の台詞じゃないけど離婚すればいいのにとも感じた。香川照之さんのそのしょぼさを出す演技も良かった。威厳を示そうと思って理不尽なことを言うから更に威厳は失墜するのだ。 それが、強盗が入るシーン以降、一気に面白くなくなる。一人ひとりが一旦「家出」をして戻ってきて「家族」を再構成するというのは面白いストーリーだが、お母さんの場合、強盗に頼る必要は無かった。もっと他の「家出」の方法もあったはずだ。自発的な家出でも良かった。映画の進行上、強盗が入る必要性が無い。更に言うと、お父さんが交通事故に遭う必要性も次男が天才児である必要も無い(いくらなんでもあんなに短期間で「月の光」マスターは不自然)。途中まではリアリティ溢れる展開だっただけに理解に苦しむ。8点ペースだったが、ラストで2点引いて6点としたい。 それにしても、日本の映画に出てくる「お父さん」ってこういうキャラが多いけど、未だにこんなに父権主義的な家庭があるのかね?僕も父親には結構叩かれたけど、ピアノをこっそり習ったから殴るとか意見を枉げないくせに議論を尽くせと言うとか、こういう理不尽なことで叩かれたことは無かったなあ。本当におっさんという生き物はしょうも無い連中だと思っているおっさん予備軍です。 最後に疑問点が1点。なぜタニタが協力を了承したのか?解せません(笑)[DVD(邦画)] 6点(2010-07-25 18:26:49)《改行有》 6. トーク・トゥ・ハー おぞましい現代版眠り姫。これはちょっと生理的に受け付けない。マルコがベニグノとの友情を育んでいく過程は理解できたが、そっちに持って行っちゃうか~という印象。ベニグノの気持ちも分からんではないんだが、これはもう気持ち悪いとしか言えない。でも、何か気になるのがこの監督の作品。やっぱり才能があるんでしょう。次行ってみよう次![DVD(字幕)] 5点(2008-07-19 09:16:08) 7. トラフィック(2000) 《ネタバレ》 練りこまれた脚本。トップクラスの演技。人々の交錯を淡々と映し出す独特のカメラワーク。アンビエントな音楽も効果的だ。ほぼ完璧に近い映画だ。しかし、なぜ?この平均点はなぜ? 答えはそのパッケージにある。アクション映画感丸出し。何度もビデオ屋でアクション映画のコーナーに置いてあるのを見た。非常に惜しい。アクション映画を期待して、この映画を観た人ならば、ほぼ100%失望するだろうから。東宝さんがどういう意図でこのパッケージを作成したのか、理解に苦しむ。 はっきり言って爽快なアクションシーンは全く無い。適度な緊張感とユーモアを孕んでストーリーは進行する。メキシコとアメリカで、麻薬をめぐって、作る者、流通させる者、取り締まる者、見逃す者の思惑が複雑に絡み合う。国家レベルから家庭レベルまで多様な視点で麻薬問題を的確に抉り出し、淡々とそれを提示する。しかし、その視点には一つ重要な共通点がある。それは「暖かさ」だ。刑事たちは巨大シンジケートを相手に絶望的で終わりの無い戦いを展開し、麻薬中毒者の家族は地獄を見る。しかし、一抹の希望を残し、映画は終わる。ドン・チードルは最後、軽快に走り始めるのだ。 デル・トロが少年野球を見つめるラストシーンは私の中で確実に五指に入る。この映画がもっと多くの映画好きの目に触れることを心から願う。[DVD(字幕)] 10点(2008-06-06 23:42:43)(良:1票) 《改行有》 8. トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 この映画は長回しがすごいということを観た後に知ったが、時既に遅し。DVDは返してしまい、確かめる術も無い。それが自然に見えるほど、終始緊迫感に溢れた映像だったということか。話の設定は強烈で、かなり期待を持たされたが、ストーリー展開自体には面白みが少ないと感じた。映画の中の様々な「謎」は最後まで明かされない(ことが多い)。イギリスだけがきちんと「統治」されているという設定自体が必要なのかが疑問だった。正直、イギリス人であることの認証の厳しさやあの不法移民の虐待ぶりを見ると、他の地域から密入国を図る意味がよく分からなかった。不法移民問題がこの作品のかなり中心に近い位置にクローズアップされているだけに、そこにリアリティが感じられないのは残念だった。メシアを見るように子供に道を空けるシーンは感動的といえば感動的だが、そこのバックグラウンド情報が足りなすぎる。撮り方は好きなので、この点数だが、けっこう甘め。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-09 20:32:28)(良:1票) 9. 時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 ここでの評価の高さから、鑑賞後の清涼感に期待して観ました。確かに、よくできた青春映画で、とっても良かったと思います。けなげで一生懸命な真琴のキャラは、誰も否定できないでしょう。あと、何よりも日常描写がうまくて感心しました。高校生の頃、確かにこうだったなあとノスタルジックな気分に浸れました。が、最後の千昭の台詞「未来で待ってる」の一言の意味がよく分からない。野球ができないほど荒廃した未来(おそらく相当先かと。逆に近未来ならそれも怖いが。。。)から来た彼とは真琴は結局会えないんですよね?真琴が「未来で待ってて」と言って千昭を送り出す展開なら、切なくて意味も分かるんですが、千昭が「待ってる」って言ってもなあとか思っちゃいました。「あんた、会われへんのに約束していいの?」みたいな。そこの解釈で悶々としてて清涼感3割減です。何か見落としてるんかなあ?[DVD(邦画)] 7点(2007-06-09 18:26:22)
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