|
プロフィール |
コメント数 |
811 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
今年は映画見れてないです。 |
|
1. ドランク・モンキー/酔拳
《ネタバレ》 まず、ジャッキーチェン若い!それで
すごく面白かった。
真正のスポコンカンフウ映画だった。
真面目さあり、あっちの映画独特のユーモアあり、
テンポも良く、繰り出される武技の数々も切れがあって美しい。
久々のカンフー映画をみて格闘場面の効果音が効果的に使われていたことを知った。
カンフーも本物だが迫力はこの効果音によるところが大きいと思われる。
技の真髄が深い気もすれば、酒で酔うと強くなるという適当さもあるみたいで
そのバランスがまたいいのかなと思った。
どんな映画にしろ、日々の生活や仕事の成功のヒントが僅かに隠されていて
観る者によってはそれが得られるのだと思う。
もしこの映画の奥義「酔八仙」に生活のヒントを無理に探るとすると、
8あればそのうちの7が鍛錬とスキルで、1が独創性とユーモアであると、
こんな風な解釈を勝手にした。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-26 23:41:04)《改行有》
2. ドラキュラ血のしたたり
《ネタバレ》 吸血鬼カーミラをモチーフとした作品。
吸血鬼カーミラという小説はヴァンパイア小説の基本中の基本でありながら
自分は恥ずかしながら読んだことはない。
のでこの作品が原作とどの程度リンクしてるのかはなんともいえないけど。
この作品の最も印象的なのは美しい双子の姉妹だ。
彼女らが非常にエロスな存在で吸血鬼幻想を彩る。
当時の衣装はみんなそうなのかもしれないが、開いた胸元がグラマラスさを隠しきれずにセクシー過ぎだ。
もう男性はそこに目が行くしかないように衣装がそうできている。
ブラザーフッドのリーダーであるグスタフ役に、怪奇映画ファンに非常に人気のあるピーターカッシング。
厳格なキリスト教観念にとらわれた冷徹な男の役として素晴らしい演技を見せる。
グスタフをはじめとするブラザーフッド一味は魔女狩りで罪のない美女を火祭りにしていた。
最初は一番嫌いなタイプな奴だとも思ったけど、最後の展開で好感度はアップした。
結局この映画では魔女狩りも吸血鬼も同等のものである。
両方とも美女の命を食い物にしているバケモノだからだ。
魔女狩りのような残酷な儀式も怪奇映画に華を添える。
美しい姉妹フリーダとマリア。フリーダはエロさを表に出すが憎たらしい。
清純派マリアのほうが慎ましいけど内からセクシーさがにじみ出る。
それにしても女学校とか美女ばかり出てくる。
当時の男性の観客を意識したものだろうか。
ところでこの映画のようにヴァンパイアを倒すとしたら投げ槍の選手でもないと到底無理だ、、、
けどそんなツッコミはどうでもいい。
・・・
厳格なキリスト教の雰囲気、魔女狩り、ブラザーフッド、美しい双子姉妹、
これらはきっと怪奇ファンを楽しませるだろう。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-14 00:04:59)《改行有》
3. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 暴力が描かれますが凄い恍惚感があります。
不思議な音楽です。
音楽と映像が作り出すこの孤高で深遠な雰囲気はまさに芸術的です。
スタンリーキューブリックの映像の美しさはシンメトリーな構図にあるような気がします。
この作品はキューブリックの作品の中で最もアートな印象を受けます。
暴力がテーマだと思いますが、その不快さを美しく見せるコンセプトは分かりづらかったですが、
ただ凄いものを見ている感じです。
また暴力が絡んだ因果応報みたいなのが面白かったです。
あれだけ好き勝手していたアレックスちゃんが気に毒になっちゃうところが大好きです。
逆流性胃炎になってしまいそうなゲップの演技でした。
あと作家おじさんの変顔が最高です。霊気みたいのが出てるかもしれません。
派閥争いを始めとする全ての事柄は世の中の仕組みが描かれている気がします。
正直分からないことも多いのですが。
描写や技巧が洗練され過ぎていてそれを言葉で表現しようとすると無理があるくらいです。[DVD(字幕)] 9点(2007-09-18 23:59:32)《改行有》
|