|
1. ドライブ・マイ・カー
世俗臭の全くしない登場人物たちによる、浮世離れしたエピソードの数々。美しい映像に、淡々としたセリフ。それが心地良い人には最高の映画だし、合わない人には退屈なだけの映画。世俗にまみれた私は、どっちかというと後者寄り。本気でこの映画を語ろうと思えば、村上春樹とチェーホフへの造詣が必要だと思いますが、日々、世知辛い娑婆で暮らしております。そこまではとても手が回りません。[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-01 21:53:30)
2. ドント・ルック・アップ
《ネタバレ》 過去に散々扱われてきた、彗星衝突がモチーフなのに、ちょっと見たことがないような映画に仕上がっている。冒頭はSFかと思いきや、どうも違っていて、じゃあパニック映画かと思えば、どうもそれも違う。先の展開が読めないうちに、あれよあれよと彗星が近づいてきて、結局そうなったか、と苦笑いするしかないラストを迎える。何となく、現実もそんなもんかも知れないな、と思わせてくるところが、この映画の勝利だと思う。もの凄い豪華キャストに、尖った内容、ネットフリックスオリジナル、恐るべし。ラストの爆発直前にストップモーションになる演出、どこがで見たことがあるなと思って、よく思い出してみたら、バタリアンでした。[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-07 21:24:07)(良:2票)
|