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プロフィール
コメント数 115
性別 男性
自己紹介  2014年12月に投稿を始めてから8年が過ぎました。

 「映画評論家になれるのでは?!」と思える素晴らしい言葉を綴られる先輩レビュアーさん達に憧れつつも、私には、あのような文章を書けそうもありません。私の場合、少年時代に気に入り、DVDなどで観直しても好きであり続けている映画を中心に、まだピュアだった(?)少年時代の気持ちや、当時の状況を思い出しながら書きたいと思います。大人になってから観た映画も少しずつ追加しています。

 レビューの文面は長くなりがちですが…最後まで私の拙文を読んで下さる皆様に感謝申し上げます。

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  時をかける少女(1983) 《ネタバレ》  当作品の公開時、私は高校生でした。原田知世さんの大ファンだったクラスメートが観に行き「大半の観客は、同時上映の【探偵物語:薬師丸ひろ子さん主演】が目当てで、当作品の上映中は苦笑・失笑ばかりだったけど、俺は応援するような気持ちで観たぞ。内容や雰囲気など作品自体も良かったぞ」と熱く語っていたのを覚えています。  しばらくしてTV放映されたので観たのですが、私も好感を持ちました。全編にわたるノスタルジックな雰囲気をはじめ、それまでの大林監督作品の【ハウス:1977年】や【ねらわれた学園:1981年】などに典型的なギャグ要素(そのセンスに私はついていけなくて…)が皆無の作風に安心しました。若手俳優さん達の演技は、確かにお世辞にも上手いとは言えませんでした。しかし既にそれまでの評判でわかっていましたし、特に【実写映画版・火の鳥:1978年】から知っていた尾美としのりさんの喋り方からは「主演に合わせたのか、それとも作風に合わせたのか、演出で意図的に棒読み調に統一したのかな…」という印象を受けたので、私は気にしませんでした。また、数々の台詞についても【1970年代の青春ドラマ・スポ根ものの台詞や演出を“くさい”とお笑いのネタにする】という当時のTVバラエティーの風潮に懐疑的だった私は、逆に真っすぐな気持ちで受けとめました。  その後も、深夜放送等でたびたび観ていたのですが、今回、某ローカルTV局でノーカット放送していたので録画し、20数年ぶりに再見しました。さて結果は…。  まず、障子に映るシルエットで表現されたオープニングタイトルからして「単なる学園SFものではない」とあらためて思いました。この場面に限らず、光と影を基調とした映像の数々には【当作品公開の数年後、ホームビデオカメラに押され生産中止の危機にあった8ミリフィルムについて、映像表現の媒体としての価値を力説していた大林監督の姿】を思い起こしました。タイムリープの場面には【実写のコマ撮り】や【スチール写真の切り抜き風に演出した人物のアニメーション】を複合させた、言わば【8ミリフィルムカメラの限定的な機能でも可能だった映像表現の再現】のような一面を感じました。そして、主人公をはじめとする若者像や風景描写は、リアルな学生や現実の街並みというより、大人が懐かしさをもって思い出すプライベートなイメージのように思いました。これらのことから【商業(アイドル)映画という体裁で製作した個人映画・自主映画】という印象も受け、大林監督のキャリアがあればこそ実現した贅沢な作品とも言えるかな…と思いました。  なお、ストーリーについては、現在、子供を持つ親となった私には、切なさを通り越してつらいものを感じました。主人公は「普通の女の子に戻りたい」と言っていたのに、未来人との出会いで本来の【幼なじみと結婚し、母となり…】という【普通の営み・人生の喜び・命のつながり】が断ち切られたように思います。このことと、交通事故で息子夫婦や孫の命を奪われた隣の老夫婦の姿とが重なったのです。そして「ひとが、現実よりも、理想の愛を知ったとき、それは、ひとにとって、幸福なのだろうか?不幸なのだろうか?」というオープニングの字幕が、重苦しくのしかかってきました。それだけにエンディングは「これは、フィクションですよ。気楽な気分で現実に戻って下さいね」と感じられ、救われた気持ちになりました。【それまでの雰囲気のぶち壊し】が、私にはプラスになったわけです。  さて、採点ですが…個人的には10点にしたいところですが、当作品を好意的に観られるかどうかは「演技や台詞をとりあえずスルーできるか」「ストーリーを追うよりも雰囲気を味わえるか」「ゆったりした展開を、詩的なものとして受け入れられるか」「タイムリープの場面を、アマチュア的な手作り映像へのオマージュとして好意的に捉えられるか」「エンディングで気持ち良く気分転換できるか」にかかっているかな…と思います。このように、万人受けする作品ではない点を差し引きつつ、それでも大林監督が生んだ名作として9点を献上いたします。[地上波(邦画)] 9点(2017-03-15 04:19:40)(良:3票) 《改行有》

2.  ドラゴンスレイヤー 《ネタバレ》 この作品は、ウォルト・ディズニー亡き後、どん底にあった当時のディズニープロダクションが、新機軸を見出そうと試行錯誤していた実験作の一つと言えるかもしれません。そうした映画の一つ・ブラックホール(1979年)が「大人向けの科学映画という体裁で宣伝しながら、実は子供向けのアドベンチャーもの」だったのに対し、当作品は「題材は家族向けのファンタジーでありながら、大人向けを志向した作品」と言えるかと思います。  「大人向け」としての脚本上の工夫は「定石(お約束)破り」だったようです。ザッと挙げると「定石では救われるはずのお姫様は、無残な死を遂げる」「定石ではドラゴンを倒すはずの特製の槍は、あえなく折れてしまう」「定石では英雄になるはずの少年は、ドラゴンを倒さない」「我が身を犠牲にしてドラゴンを倒した魔法使いは、定石では人々から感謝されるはずなのに、主人公とヒロイン以外からは誰からも存在を認められない」…とこんな感じです。  おそらく知的な面白さを好む人達からは評価されたでしょうが、少数派だったようです。同じ年に公開された、まさに定石通りに展開する「タイタンの戦い」に対して興行的に惨敗を喫し、結局、日本では未公開になりました。 ご存知の方もおいででしょうが、TVシリーズの水戸黄門は、かつて石坂浩二さんを主役にしたとき、定石の打破を試みました。一部の視聴者からは歓迎されたものの、結局は大半の声に応えて本来のお約束番組に戻りました。「展開や結末は薄々わかっているのに、否、わかっているからこそ安心して感情移入し、めでたし、めでたし…と精神の安定を得る」という面が人間にはあると思います。現在のディズニー映画の隆盛は、まさにこのツボを心得ているからこそだと思われます。 ドラゴン自体は、当時、ハリーハウゼンのストップ・モーションでは難しかった素早い動きを実現し、一見の価値があると思います。その技術は「ゴー・モーションシステム」と呼称されました。そしてアカデミー視覚効果賞にノミネートされ(受賞したのは、レイダース・失われたアーク)、ジュラシックパーク(1993年)のCGの恐竜が登場するまで使われました。 以上、娯楽映画の在り方を考える上での意義と、ゴー・モーションによるドラゴンの技術的な意義を鑑み、5点を献上します。音楽評価は、ベテランの作曲者アレックス・ノースに敬意を表し10点を献上します。[地上波(字幕)] 5点(2015-02-08 10:07:15)《改行有》

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