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1. 峠 最後のサムライ
《ネタバレ》 昔、原作を読んだが詳細はお覚えておらず。
短時間での映画化なので、継之助の人物像をどこまで描けていたのか?
最新の洋式軍備や調練を行い来るべき時に備えていたのはわかるが、官軍との交渉があまりにもお粗末だと言わざるを得ない。
いきなり官軍の一指揮官を訪ねて嘆願書を渡す前に、もう少ししかるべき人物とのすり合わせなどできなかったのだろうか?
あわよくば、独立勢力として存在感を示すという志は高いが少し短慮に思える。
役所広司は好演していたが、内容的には今一つかな・・。[インターネット(邦画)] 6点(2023-10-07 12:42:14)《改行有》
2. ドライブ・マイ・カー
《ネタバレ》 村上春樹ファンの嫁と色々ツッコミながら観ました。
村上春樹の世界観をよく表現出来ていると思います。原作は読んでませんが、短編小説を演劇のリハーサルシーンなどで膨らまして3時間の長編にしています。
逆に村上春樹に思い入れが無い人からしたら、あまり展開がなく随分長くて退屈に思われるかもしれませんね。その中にあって岡田将生のトラブルメーカー的存在はドラマを大きく動かす。
家福は妻の浮気を知りながら何も無かった様にやり過ごしていましたが、終盤、実はそうでは無かった事をドライバーに告白します。お互い同じように心に傷を持つもの同士が包容するシーンは心が揺さぶられる。今まで後ろのシートに座っていた家福がある出来事をキッカケに助手席に座るのが良いですね。
何度も出てくるタバコのシーンや車が走っているのを後ろ向きに撮っているシーンが印象的。最後、車が前向きに変わるのは二人の心の動きを象徴しているようだ。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-26 01:12:16)《改行有》
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