みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. エレファント・マン この映画も並みの監督が描けば人の善意に涙する感動物語か、不幸を背負った男に涙する悲劇として落ち着いてしまう所。それをここまでコンプリケイトでグロテスクでヴィジョナリーに仕上げられるんだからデヴィッド・リンチは本当に凄い(最近のリンチはもう私ごときでは理解できません。また、本作からは彼がティム・バートンに与えた影響が非常に良く読み取れました)。口では待遇に謝意を示しながらも、彼は最後の最後まで疎外感から開放されることはなかった。彼は最後の最後までエレファント・マンだった。ここに描かれたのは努力や善意ではどうにもならない、社会生活を営む人間の残酷な業であり、誰もそこから逃げ出すことは出来ない。この映画で流す涙は感動や同情のそれではなく、無念の涙です、7点献上。7点(2004-08-19 19:46:39) 2. エクスプロラーズ これまた日本未公開、男子限定の隠れた名作。裏庭のゴミ箱から子供達が宇宙船を作る、そして冒険が始まる…。がらくたを集めては秘密基地を作ったり、河原で爆竹遊びをしていたような子供時代を過ごした方には、みぞおちの中心に突き刺さってくるような映画だと思う。つまり今時のガキには解らない映画。宇宙人の造形には難ありだけど、この内容には流石にグッとくる。ジョー・ダンテには、もっと大人向けとして作って欲しかった。このレヴューを書いていて思ったけど、「ジュブナイル」はこの雰囲気を狙ったのかな、外したけど…、6点献上。6点(2002-08-10 19:35:37) 3. SFソードキル 観ました観ました、もちろんビデオでです。これって公開されたんでしょうか? ところで藤岡弘の台詞って、「ここはどこじゃーっ!」しか無いんじゃなかったでしたっけ(笑)。ただひたすら「ここはどこじゃーっ!」を繰り返しながら、その辺にいる通行人を斬りまくってたような気が…。アイスマンと言うよりは、狂った侍マニアのように見えました。ま、80年代ビデオ・バブルと呼ばれるC~Z級映画を大量にリリースするというムーヴメントが無ければ、この映画を観る機会もなかったということで…。きっとTSUTAYAには置いてないと思いますが、3点献上。3点(2002-08-10 19:34:34) 4. エイリアン2 SFホラーから一転、戦争アクションに持ってきたジェームズ・キャメロンには頭が下がります。エイリアン・シリーズって続編でありながらそれぞれが独立した作品って感じがいいです。全編キャメロン節が唸りっぱなしの展開には手に汗握りました。思わず8点献上。8点(2001-07-30 10:17:56)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS