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1. エレファント
あの日の出来事を忠実に再現しているわけではないという点を差し引いても、この映画の衝撃はなかなかのものでした。同じ人物を様々な角度から追い、さらに複数の人物のエピソードを幾重にも重ねることで、本当にごく普通の高校の日常風景にしかみえなくなる。そしてそんな中に突如、しかもごく自然に侵入してくる実行犯。ハッキリ言って何のメッセージも主張もない映画ですが、この映画自体が「ある日常の断片」であることを考えると、それはそれで正解だったのかもしれないです。[映画館(字幕)] 7点(2007-06-09 16:34:30)
2. A.I.
「意志を持った機械」という意味では、デイビットは『2001年宇宙の旅』に出てきたHALに近いと思う。そもそも、高度に進化したAIが支配する世界という設定自体が『2001年宇宙の旅』を思わせる。スターゲイトに飛び込んでモノリスに進化させてもらったのがボーマンではなくHALだったとしたら…。きっとキューブリックはそれを描きたかったんではないだろうか。スピルバーグの手によって感動巨編として世に出た本作だが、キューブリックがやっていたらもっと冷たくて暗い作品になっていただろうな。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-20 16:50:12)
3. えびボクサー
《ネタバレ》 一体いつになったらボクシングの試合になるんだろうと思いながら観てたのに、結局試合らしい試合なんてないやん! 最後のアレもとてもボクシングやってるとは言えないでしょう。トレーナーのおっさんをはじめ、登場人物にも全然魅力がない。最初から最後までダラダラしっぱなしでちっとも面白くなかった。[DVD(字幕)] 1点(2005-10-27 21:50:38)
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