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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. なつかしの顔
《ネタバレ》 フィルムセンターで鑑賞。
オープニングは出征していく兵士や万歳をする子供たちの絵を背景にして始まる。
空を飛びまわる飛行機の模型、子供たちはそれを追う。「腰弁頑張れ」を思い出す。
ラッパの音で集まり駆け出す子供たち、行進に追いついて一緒に歩いていく。羨望のまなざし。
泣く子供を見て動く叔父さん。一方、木の上を見つめる子供たち、上って取ろうとする子供、列車の疾走、汽車の風、子供たちの疾走が事故の発生を物語る。
“名誉の負傷”、バス、徒歩、馬車に乗せてもらう移動、今度は本物の飛行機が上空を飛んでいく。家族の前で痩せ我慢、店先に並ぶ飛行機の模型。
見舞いに来る子供たち、置いてあるイモをめぐる会話が面白い。「食べなさい」とすすめても遠慮する姿が可愛い。良い子たちだ。
上演前もイモをパクパクつまむイモ好きの女性。
映画館のニュース、アメリカにいる同胞の話、戦争の様子を見て表情を曇らせる「あの人は無事だろうか・・・」思わず泣いてしまう。
お目当てのものが見れるか見れないか、期待と不安。遠く離れた人が映るのは手紙をもらうのと似たようなものだろうか。文面で姿を思い浮かべる手紙、一瞬の映像で他に映らないものや言葉を想像させる映画。
バスに揺られて眠る外では兵士たちが戦闘訓練に励む、送られた写真は見たのか見てないのか。観客の目に映されないのがその疑惑を生じさせる。
飛行機の土産、嘘を知っている人々、「広い畑みたいなところ」、「何とか」、真実を知ってしまったショックが怪我をした子供を突き動かす。
飛行機よりも真実を言って欲しい、一瞬映る川の様子、今度はもう見る事を避けない、逃げない。[映画館(邦画)] 8点(2015-07-30 15:48:06)《改行有》
2. 南部の人
《ネタバレ》 キング・ヴィダーの「麦秋」を思い出す開墾映画の傑作。
ルノワール特有の幻想的な自然の風景には、フランスの香りが漂う。時たま我々を楽しませてくれるコメディ演出。
そこにアメリカ特有の音楽、自然に潜む幻想的な美しさ・悪夢のような厳しさ。
酷暑で倒れる老人、幼児を蝕む病、嵐で氾濫する河、泥のように人の歩みを拒む土、積み重なった災難は人の心もきしませる。
疑心暗鬼、殴り合い、殺し合いとエスカレートする狂気。狂気を抑えるのは利害一致の“宝”の存在。
飢えが人の心も大地も渇かす。
逆にある程度の飢えは人間を強くする。雨で河が溢れ、何もかも押し流してしまう恐怖。「スワンプ・ウォーター」ではより凶暴に河を描いていた。本当にルノワールは“水”の使い方が凄い。
畑が河に押し流されようと、一匹でも牛がいればまた立て直せる。たとえいなくても、人の手がある限り、何度でも耕してやる。そんな人間たちの力強いドラマが面白い。[DVD(字幕)] 9点(2014-03-27 00:50:53)《改行有》
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