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プロフィール |
コメント数 |
210 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=8512182 |
年齢 |
49歳 |
自己紹介 |
映画は娯楽である。笑ったり泣いたり学んだり、空想という鑑賞時間を過ごす「芸術作品」である。実際に映画づくりを体験していない人間に、映画批評が出来るとは思えない。プロの批評家でもなく映画を作った経験も無いのだから、作品のシナリオや背景など、基本設定に理屈っぽくケチをつけるようなナンセンスな行為はなるべく止めにしたい。映画好きのハシクレとして、作家が作った作品を、素直に楽しみ、感動できる姿勢を何よりも大事にしたいと思う。 |
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1. ニキータ
《ネタバレ》 余計な台詞を挟まず、独特の間を置いて、全てが淡々と進んで行く。「スタイリッシュなアクション」という映画評は、まさに的を得ている気がする。「アクション映画」と銘打つだけに半年間もの軍事訓練を積み上げたアンヌの体当たり演技がリアルだが、そればかりが際立つ作品ではないのがいい。過剰で不自然な特撮的演出が無いために、その辺のスプラッターやガンアクションまみれの映画よりも全てがドロ臭く、冷たく、生々しく見える。一人は育ての親として、一人は愛する恋人として、愛した一人の女を逃すことに同意する。ラストシーンの男二人がニヤリと何とも言えない笑いを交わす瞬間、吸い込まれるように突然訪れるエンディング。一見尻切れトンボにも思えるこんな終わり方の映画は他にない。この作品や「レオン」のような、ベッソンの「風流なバイオンスを拝める日はまた来るのだろうか。[映画館(字幕)] 8点(2005-05-02 00:41:36)
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