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プロフィール |
コメント数 |
3278 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 41 小津安二郎 37 石井輝男 24 豊田四郎 19 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 15 今泉力哉 22 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 14 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 17 ジャン=リュック・ゴダール 36 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 15 ジャック・ベッケル 13 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 27 アルフレッド・ヒッチコック 53 ジム・ジャームッシュ 15 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
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1. 逃げ去る恋
《ネタバレ》 フランソワ・トリュフォーの自伝的シリーズである“アントワーヌ・ドワネルもの”の第5作目にして最終作。
『大人は判ってくれない』『二十歳の恋/アントワーヌとコレット』『夜霧の恋人たち』『家庭』と順々に観てきた私にとって、本シリーズの最終作ということでとても寂しい気持ちになった。
と同時に、映画が始まった瞬間、自然と笑みがこぼれた。
“また会えた”という喜びからである。
トリュフォー作品は相当数観たが、特別自分に合うという感じはしなかった。
しかし、この監督自伝シリーズ“ドワネルもの”は全く別。
特にドワネルを演じる“ヌーヴェル・ヴァーグの代名詞”的俳優、ジャン=ピエール・レオの魅力が遺憾なく発揮されていて素晴らしい。
ジャン・ユスターシュ監督の代表作『ママと娼婦』でも同じ様なキャラだったが、この“ドワネルもの”でも終始だらしのない愛すべき男を演じている。
しかし女性を口説くのはめっぽう上手で、だらしのない男ドワネルも、私にとっては憧れの存在だったりもするのだ。
本作『逃げ去る恋』では、3年連れ添った女性と協議離婚した後を描いているのだが、早くもサビーヌというキュートな女性と付き合っている。
このサビーヌを演じたのが、ドロテーという女優さん。
とってもキュートで、いかにもフランス人女性といった感じ。
そのキュートな声と笑顔に見事に打ちのめされてしまった私。
早速、ファンになった次第だが、残念ながら本作以外の映画には出演していない模様。
フランスではアナウンサーをしていたり、活動家であったりするらしいのだが、本作以外に映画出演がないというのは、あまりに残念だ。
本作のストーリーについて軽くふれてみる。
30半ばに差し掛かった主人公は、相変わらずのだらしなさ。
特に女性に関してだらしがない。
奥さんと別れ、若い女性と半同棲をしているというのに、この女性とも衝突ばかり。
おまけに初恋の女性とも偶然再会し、そちらにも気を奪われるという有様。
それらの女性全てに気を取られた結果、主人公はついには一人になってしまう。
まあ、当然だろう。
しかししかし、話は思いがけない結末に・・・
トリュフォーの傑作シリーズ“ドワネルもの”をまだ観たことがない人は、一日も早く鑑賞されることを強くお勧めします。[ビデオ(字幕)] 7点(2021-06-03 21:32:39)《改行有》
2. 日本沈没(1973)
《ネタバレ》 頑張って苦労して作ったという印象。
特撮はえらい苦労しただろうけどショボさは否めないところ。
最後、小林桂樹を置いていくなよ!
力づくでも連れていきなさい![インターネット(邦画)] 5点(2021-03-02 23:31:57)《改行有》
3. 虹にむかって
《ネタバレ》 橋の無い川を隔てて、二つの村があり、それぞれにお互いを想い焦がれる男女がいる。
二人は川の向こうにいる愛しい人に合う為、川岸をずっと歩いて船着場まで行って、やっと会うことができた。
そこで二人の男女は約束を誓う。
「二人で力を合わせて橋を作り、結婚をしよう」
と。
かくして、二人は土木作業にあけくれた。
やがて橋はめだたく完成し、二人はめだたく結婚・・・
と、まあ、20分足らずで、これだけの内容を盛り込んでいるので、ただストーリーを追っただけの内容になってしまっていた。
明るくて前向きな話だし、愛する男女同士が力を合わせて一つのことに取り組む、といった美談なので、好きな部類の話なのだが、単調すぎる感は否めなかった。
[DVD(邦画)] 6点(2009-03-23 21:45:45)《改行有》
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