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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. 日本のいちばん長い日(1967)
《ネタバレ》 終戦の玉音放送が流れるまでの一日を史実に基づいて描いているので見ごたえがある。
クーデターの未遂がリアルに描かれ引き込まれる。
そこにいる誰もが国のことを思っての行動だが、判断を間違えるとこうした行き違いが生まれるのか。
軍部の暴走で戦争をまだ続けていれば、第三、第四の被爆地も出ただろうから、考えれば恐ろしくなる。
逆にいえば、広島、長崎が被爆する前に終戦できなかった指導部の責任も感じる。
国を守るとか国民の命を守るという概念がそもそも違ったのだろう。
刀で斬られた首の転がり方や血の噴き出し方がいかにも古臭いが、それもご愛嬌か。
モノクロの長い映画だが、まったく退屈せずに最後まで観ることができた。[DVD(邦画)] 8点(2013-05-15 01:14:40)《改行有》
2. 2001年宇宙の旅
映像の迫力には圧倒されるが、ストーリーが難解すぎる。
まるで、ピカソの絵。
初見では、「進化」「神秘の力」「人間を超えた存在」「壮大で荘厳な世界」というようなイメージは感じた。
でもそれは、点として認識するだけで、線として理論的に整理することができなかった。
解説やキューブリック自身の言葉を知り、そのあと観直して、ようやくそのイメージは一つの線になって有機的につながった。
映画というより、音楽や絵画に近いようなアート。
ストーリーが理解できないと気持ち悪い向きには、こういう芸術的、感覚的作品はきつい。
ただ、場面場面の映像は、インパクトがあるので心に残る。
1968年にこの映画を作ったというのは驚異的。
でも、自分が求めている映画ではなかった。
何度か観直すことが前提で作られたような作品は、性に合わない。[DVD(字幕)] 4点(2012-12-19 20:05:42)《改行有》
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