みんなのシネマレビュー |
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1. 28週後... 《ネタバレ》 出だしはよかった。気持ちよさそうなふさふさした大草原で、パパとゾンビが追いかけっこ。ゾンビと大自然という神秘的なアンバランスさに衝撃を受けました。ところがパパが感染してパパゾンビになってからがひどい。パパゾンビが暗闇のなかで人を襲うシーンがありましたが光をピカピカさせながらカメラをグルグル振り回しやがる。死ぬかと思った。気絶しなかったのが不思議なくらいだ。ああいう映像は正気の沙汰とは思えない。自律神経が乱れてうつ病になったらどうする気だ?手ぶれ映像は増える傾向にあるが、そのうち映画館で事故が起きると前もって予言しておく。アネロンを飲むヒマすら与えてくれなかったことに憤りを覚える。特にアクション映画の手ぶれは、ドグマ映画における自然な手ぶれとはあきらかに違う。カクテルをシェイクするときのようにカメラをシャカシャカ振り回している。冗談じゃない。観客は地震を疑似体験したいわけではない、映画が観たいのだ。手ぶれなどクソ食らえである。それと子役の姉は美人だが顔の表情が冷たすぎて、弟に対する母性愛が感じられなかった。主役の姉弟が可愛くないから助かって欲しいという気持ちがわかない。むしろ姉弟は感染を拡大させた責任をとって切腹してほしいと思ったくらいです。このぶんじゃ続編はあるとおもう。続編は28ヵ月後か28年後に違いない。調子にのって280年後まで作ってしまいそうで怖い。280年後というと未来のSF型ゾンビ映画だ。宇宙ステーションにゾンビが大量発生し、宇宙遊泳しながら近づいてくるゾンビは怖いかもしれない。そうなればゾンビは歩くべきか、それとも走るべきか、というツマラナイ議論など吹き飛ぶと思う。ネタは尽きることはない。私は何だかんだ言ってもゾンビは好きだ。ゾンビバンザイ! [DVD(字幕)] 7点(2008-06-21 19:45:16)(笑:5票) (良:1票) 《改行有》 2. 28日後... 《ネタバレ》 主人公は感染していませんがとても凶暴でした。兵士のめんたまのなかに指をいれてぐりぐりして絶命させています。もしゾンビが喋れるならば「やりすぎ!」と言うと思います。もしこれで主人公が感染したら恐ろしいゾンビになりそうです。ちなみに人間たちはゾンビに殺されてしまう恐怖よりも、集団から孤立している事実に怯えている。この映画の本質はゾンビとの戦いではなく、孤独との戦いだと思います。そして孤立している人間が他の人間と出会ったときの安堵感がひしひしと伝わってくるのが素晴らしい。主人公がハローと叫びながら、無人の荒野と化した街をさ迷い歩いているシーンがあり、そこから2人の男女の仲間と出会ったときなどは、観ているこちらのほうが思わず安堵してしまう。またマンションの最上階でがんばっている父娘がようやく仲間と出会えたときも、なにかとても嬉しい気持ちになれる。死ぬか生きるか?という問題よりも、いつ孤独から解放されるのか?ということに興味をもって最後まで観る事ができました。そういう意味でDVD版のラストシーンはとても満足できる。ヘルプではなくハローには大きな意味がある。主人公は常にハローと言ってきた。彼は強烈にコミニケーションを求めていたことが分かります。孤独からの脱出。これこそこのゾンビ映画の本質です。ラストシーンにカタルシスを得ることができました。孤独な世界観が素晴らしいゆえに、人と人とのふれあいの重要性を再認識させてくれます。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-23 21:23:41)(良:2票) 《改行有》 3. 日本沈没(2006) 《ネタバレ》 観ているのが苦痛だったというよりむしろハイレベルな拷問を受けているようでした。どうして原作をここまでくだらなくできるのか不思議を通り越して神秘的でした。もしかしたらこれは小松左京さんを陥れようとする陰謀じゃないでしょうか。スポンサーや芸能人にいいように操られて監督は置物状態になっている。映画監督というのはですね、もっと戦わなくちゃいけないんですよ!これじゃ宮崎監督のバカ息子と一緒だ。どうせ主役のスマップも芸能事務所から使ってくれと言われて「はいはい」といって使ったのだろう。それにしてもあのスマップはもっと自然に喋れないのだろうか。「笑っていいとも」に出てた時のほうがよっぽど普通に喋っているのになぜ映画に出るとキザな話し方になるのか?本当にイライラした。途中で観るのをやめようと思いましたが、スマップがアルマゲドンの真似をして死ぬと途中でわかったので頑張って最後まで観ました。むかつく主人公が死んで少しだけ気分が晴れました。けど終わってみれば一番目立っていたのは大物芸能人のあのおばさんだった気がする。これだけ大勢のタレント連中をコネや芸能事務所の都合で大量に主演させれば良い映画ができるはずもないです。親友だからという理由でアニメ監督まで主演させている。どうせなら監督の親兄弟全員登場させてしまえ。映画が面白くないだけならまだ我慢できますが映画に対する姿勢が許せない。日本映画の悪い点の1つはしがらみの多さだと私は言いたい。GW最後の日に観たのですが罰ゲームを受けた気分です。もしこれを映画館で観ていたら私は間違いなく憤死していたことでしょう。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2007-05-09 18:50:19)(笑:2票) (良:4票) 《改行有》 4. 2046 《ネタバレ》 2046はSF小説でもあり官能小説でもあります。新聞記者くずれの男が描く夢物語です。だから管理人の娘が、小説の中ではアンドロイドになってしまうわけです。意味なんてありません。 「意味」というのは、自分で考えて作り出すものではないでしょうか? この大衆小説「2046の世界」と、「現実の世界」をかき回せながら混沌とした世界観を作り出していく試みは、私は気にいりました。 最後に娘からの伝言だということで、管理人から、「2046という小説の終わり方が悲しすぎるから直して欲しい」と、トニーは頼まれる。トニーは「わかった」と言って、終わり方を書きかえようとするが、まったくペンが動かない。この「ペンを持った動かない手」が、とても印象に残りました。 この時点で、小説家トニーレオンと2046の中の架空の木村が同一人物として重なり合うわけです。 SF小説2046の結末を変更できない理由については「花様年華」を観なければわかりにくいかもしれません。 単純に想いを寄せていた管理人さんの娘(小説ではアンドロイド)が結婚しっちゃったから、という理由ではないと思います。恋をする人たちの悲哀が静かに伝わってくる大人の映画でした。 失った愛を見つけるために、小説を書き続ける男─。2046にたどり着けば、それは見つかる。いや見つかるはずだという願望が込められています。 2046のラストは、作家のトニーが失った愛を取り戻すまでは、書きかえられることはないでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-03 15:29:33)(良:1票) 5. 21グラム 《ネタバレ》 3組の夫婦が出てきて、その3つの夫婦の形をごちゃごちゃにミックスさせ、時間までバラバラにして作ったような映画だった。 そんな奇抜なことをせずとも充分に面白い映画を作れたと思う。 私のこの映画の見方は「夫に苦しめられる妻たち」というもの。 どれもこれも妻の孤独と寂しさと苦しみが伝わってくる。 夫婦の形というのはいろいろあるだろうが、少なくともこの3組の妻たちは夫を運命共同体のパートナーと見ている。夫の不運を自分の不運として受け入れて苦しんでいる姿は、悲しみや苦しみを避けようとするのではなく愛する人と無意識のうちで共有しようとしているように思う。 最後にショーンペンが自分の胸を撃った理由は2人を助けるためだったはずだ。彼はどちらにしても、もう助からない体であった。重い病気にかかっていたので生きるだけでも精一杯だった彼だからこそ、命の尊さを痛切に理解している。 ベニトロをけっきょく殺さなかった理由もそこにありそうだ。 もしショーンペーンが自分の胸を撃ち抜いていなければ2人のうちの誰かが死んでいたはずだ。 多分ベニトロが逆襲して女性の方がやられていたかもしれない。どちらにしても、もう意味のない殺し合いをすでに失おうとしている自分の命と引き換えに止めようとしたのではないか。7点(2004-12-12 21:54:50)(良:1票) 6. ニュー・シネマ・パラダイス ユーヒーさんが言っているように、主人公のトトが一瞬にして老ける瞬間は、頭をハンマーで叩き割られたような衝撃を受ける、 短い人生は時間の浪費によってさらに短くなる、 気づいたらもう自分の死ぬ番! 死ぬ前に何かを残したい、あのテープのように。8点(2003-10-15 14:53:07) 7. 2001年宇宙の旅 この映画を面白いという者は本当にこの芸術作品を理解しているのだろうか?ピカソの絵と、素人の絵が区別できないものが、ピカソの名前だけで素晴らしいと感じてしまうように、この映画を面白いと理解したように勘違いしているのでは?この映画、そうとう難しいよ、奥が深すぎて私のレベルではついていけない3点(2003-10-15 14:47:43)(良:2票) 8. ニキータ 観て失敗。 ニキータよりも泣きたい気分[映画館(字幕)] 4点(2003-10-15 14:44:01)
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