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プロフィール |
コメント数 |
218 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/ |
自己紹介 |
正直、生まれは平成じゃないです。かなり、昭和なムード。昔みた映画を思い出しながらレビューしますので、記憶がずいぶんあやふやかも。なにか変なところがあったら、http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/のほうにツッコんでおいてください。
好きな女優 「或る夜の殿様」の山田五十鈴、「近松物語」の香川京子 好きな男優 「お茶漬けの味」の佐分利信 好きなキャラクター グレムリンちゃんとマシュマロマン
☆評価基準 10点:超絶。ほとんど奇跡。 9点:傑作。かつ大好きなんだもーんッ! 8点:傑作だし、好きデス。 7点:素晴らしいです。好みの映画です。 6点:まあ、悪くないと思います。 5点:なにか気になるものはあります(~~; |
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1. 日本橋(1956)
《ネタバレ》 GYAOの無料動画で視聴。
青や紫を多用した画面は泉鏡花の薄気味悪い世界観をよく醸し出しています。これはきっと撮影所の技術の賜物だろうし、もともとの戯曲の舞台美術にも多くを負っているのかもしれません。その映像の美しさだけをいえば、のちの鈴木清順の大正3部作にも比肩しうるものだと感じます。
しかし、戯曲をそのまま敷衍したような散漫でメリハリのない脚本はまったく要領を得ず、無駄なシークエンスが多いわりに物語の肝がさっぱり見えてこない。のっぺりした脚本が鏡花らしいと言えばそうも言えるかもしれませんが、もうすこしポイントを絞った明瞭で簡潔な脚本に出来るだろうと思わずにはいられない。
冒頭のシーンは幕が上がって路地が出現するところから始まりますが、そこが演劇的空間であることを示唆するよりも、なにより「路地」や「橋」の意味づけを明確にすべきです。登場人物の関係性や心の確執についても、たんに戯曲のセリフで説明するのでなく、もっと映画的な手法に置き代えて表現すべきだろうと思う。蛆虫が湧くという赤熊の毛皮も、舞台演劇ならばともかく映画の服装としては漫画じみた感がありました。
画面の美しさには9点以上つけたかったところですが、市川夫妻の脚本と演出には才気も創意も感じられず、7点以上はつけられません。[インターネット(邦画)] 7点(2023-03-19 22:34:54)《改行有》
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