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1. 日本以外全部沈没
個人的には全くダメでした、これ。『いかレスラー』や『コアラ課長』は笑って許せるけれどもこいつだけは論外。制作者がこれを来たるべき近未来(高齢化と少子化が進んだことで減少した労働力を外国人に頼らざるを得なくなる時代)の日本に対するブラックコメディとして作ったのかは定かではない…というか絶対そんなこと考えていないだろうが、これは風刺ではなくたんなる悪ふざけ。しかも相当悪質で不愉快。「冗談です」と言えば何をやっても許されるとでも思っているのか? 表現の自由をはき違えていないか? こういう映画にいちいち目くじらを立てるのも大人げないですが、久々にアタマにくる程不愉快になったので『ケイゾク/映画』以来の0点![DVD(邦画)] 0点(2007-02-28 22:11:45)
2. 日本沈没(2006)
《ネタバレ》 なんか前半は『ディープ・インパクト』、後半は『アルマゲドン』って感じでした。特撮シーンのテンポの悪さ(プツプツと切れ過ぎ)とか緊迫感の欠如(あんなに簡単に難民受け入れが進むわけない)とか色々アラはありますが、それら全ての引き金はN2爆薬だと思います。あそこで急に話の方向性が変わり、全くリアリティのない絵空事と化してしまった(だいたいあんなことしたら大陸プレートが跳ね返り、未曾有の大地震と大津波が襲いかかって沈没寸前の日本にトドメを刺すはず)。この映画に必要な嘘は「日本が沈没する」というただ一点だけでいいはずなのに、N2爆薬という余計な嘘が加わったせいで、日本人が国土を失ってしまうという悲劇、経済大国として勝ち得てきた豊かな暮らしが今後数十年数百年にわたって失われてしまうという悲劇が全く感じられなくなってしまいました。そういう映画にしたくなかったといわれたらそれまでですが、いっそのこと観客を絶望のどん底まで突き落とし、劇場を出たら即座に防災グッズを買いに走らずにはいられないような映画にしても良かったんじゃないでしょうか。[映画館(邦画)] 3点(2006-07-17 14:50:45)(良:2票)
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