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プロフィール |
コメント数 |
346 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
なんでも観る派やけど恋愛モノはあんまり観てないかも。 天邪鬼なところもあるけど7点以上のは大抵ハズレなしやと思います。 BSプレミアムシネマを録画して休日観るというパターンが多し。 たまに映画館に行きます。もっと新作を観なくては。 趣味はバスケ、ボクシング、キックボクシング、ムエタイ、ジャズともちろん映画 9月20日 名前を変えてみた |
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1. 日本暗殺秘録
《ネタバレ》 監督、脚本、役者がやくざ映画の常連だからかテーマがあまりにも過激だからか低く見られている気がする一本。
これは日本映画史上に輝く大傑作やで。
こんなにも情念に満ちた日本映画が他にあっただろうか。
人が信仰や思想に目覚めた瞬間をこんなにも生々しく映画いた映画が他にあっただろうか。
人が人を殺す原動力、正義の源泉とその結果をまざまざと見せつけられる。
さりげない会話の中に革命家の論理の飛躍がみてとれて興味深い。
壮士ぶった人たちの欺瞞もきっちり触れられていてホンモノとニセモノの違いが良く分かる。
ただ過激なだけではなく細部にもきっちりこだわりを感じる。[DVD(字幕)] 9点(2018-11-11 18:18:56)《改行有》
2. 忍者武芸帳
《ネタバレ》 長年観たかった映画の一つ。
白土三平好きとしてはどうしても押さえたかった。
まず問題として真っ先にあがるであろう漫画のコマを撮ってそのまま映画にしてしまった件について。
これは技法そのものが悪いわけではないんですよ。
ゴルゴ13もこれと同じような技法で観る劇画としてやってたんですが、こっちはゴルゴ13の世界を忠実に再現してくれた名作でした。
そもそも白土三平は映画のカットを漫画のコマ割に反映させてきた人で白土漫画とこの技法、相性はいいはずなんです。
なにがダメって漫画からの修正跡が見えたりで仕事がずさんな点。
ふきだしが見えないように全部接写ってのも問題アリ。
ちょっと工夫するだけでいいのに・・・。
大学生くらいだったら夏休み期間を使えば作れそう。
話自体は原作好きってのもあるんで満点に近い。
暴力的な革命を肯定する気はまったくないんですが、社会の進歩を真剣に信じ戦い、そして結局一揆運動(あえてこう書く)は瓦解していくこの滅びの感覚が琴線に触れてしまいました。
みんな滅びるんですよ影丸も無風道人も(社会の進歩とかあまり考えてなかった主善や蛍火もなんやけど)。しかし滅びても後に続いていく人達が生まれて社会は進歩していく。
我々は遠くから来て、そして遠くまで行く。
いや~いいじゃないですか。
8点だけどあまり人に勧められない映画です。
自分だけ悦に浸ってりゃそれでいい映画が人生のうち一つくらいあってもいいじゃないですかってことで。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-12 17:31:51)《改行有》
3. 忍者秘帖 梟の城
《ネタバレ》 原作のファンです。
伊賀や京都付近の陰鬱さがよく出てるし、役者の演技もいい。
ただ時間の制約か人間像の掘り下げが浅い。
1時間30分って尺に収めるにはちょっと無理がある。
まぁ中井貴一の方より全然いいんですが。[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-09-29 05:36:53)《改行有》
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