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1. 野いちご
冒頭のイサクのみる夢のシーンのなんと素晴らしい事か、いろいろ解釈できそうな展開が見る者の興味を引き続ける。そして誰もが感じるであろう、主人公イサクの孤独感、感情移入しやすい環境をすんなり夢の形で表現するあたり、さすがベルイマンといったところ。孤独感を今を生きる青年たちと対比させる手法も実にスムーズに進行する。孤独を愛すイサクが青年たちとの交流を通し、自分の生き方、考え方が次第に変化していく過程を見事に表現した傑作。8点(2003-09-03 16:34:47)(良:1票)
2. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
タランティーノの真似事といわれようが、これだけ面白ければ文句の言いようがない。失敗続きの警察、間抜けなギャング二人組など目新しさこそないが、どのエピソードも完成度が高い。難点を言えばドイツ語で歌われる楽曲。タランティーノ系の映画はリズムカルな音楽で小気味よいテンポを演出しているのだが、ドイツ語だとテンポの良さが失われてしまう。ドイツ人から白い目で見られようと、英語のスタイリッシュな楽曲を選曲して欲しかった。その他は、完璧な仕上がり。8点(2003-03-23 19:05:47)
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